専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

酒蔵ダイエット

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蔵が本格稼働し始めたとたんに、体重が激減しつつある岳志です(汗)。激減って言っても、私の場合、1キロ以上の単位でちょっと減っただけでも『激』が付くんですけどね(笑)。まぁ、夜中にお酒の濾過なんてやってるから、体が休まらないのかもしれませんが、自分の体がそういう反応をしているっていうことで、今の状況が把握できます。

一番の原因は、麹室(こうじむろ:麹をつくる部屋のこと)での作業かな。30℃以上の暑い部屋の中でいろんな作業を1日の間に何回も行いますから、体を使うのと同時に汗をたっぷりかくんですよね。私は、意識して水分を摂取していないと、すぐに脱水症状気味になっちゃいます(汗)。

最近気が付いたんですが、麹室の作業がたくさんあった日と、ほとんどなかった日では、家に帰って測る体重が1キロくらい違うんですよね。もちろん、たくさん麹室の中にいた方が汗をかくから、その分体重が軽くなるんです。でも、汗をかいたっていうだけで、私のような痩せっぽちの体重が1キロも違ってくるかなぁ・・・。

「1キロ分も汗をかくのか?」って聞かれれば、「かきますよ」って答えると思いますが、作業内容も毎日違いますし、簡単には言えないでしょうね。麹室の中は暑いのに加えて、蒸米を引き込んだりした時には湿度も高くなりますから、とても湿度の高い真夏の雰囲気の中で体を動かしているわけで、汗の出やすい環境であることは確かです。

そんな話を先日越百でしていたら、「酒蔵ダイエットって銘打って蔵に人を呼び込んで、無料でこき使えば人手不足も解消されるじゃないの」とかいう荒唐無稽な企画が持ち上がってましたが、そんなことできるわけねーじゃん(笑)。仕事の人足が増えるっていうアドバンテージよりも、それが初心者だっていうハンデの方が精神を錯乱させそうです(汗)。

皆さん○○ダイエットっていうのに挑戦しているみたいですから、そういう話になったんでしょうけど、○○ダイエットなんて、どんなやり方にしたって、相当な努力というか精神力が必要でしょうね。何が何でもやり通そうとすれば、やっぱり職業柄っていう背景があると、そこからは逃げられないし、強制のレベルが違うでしょうねぇ。

っていうことは、私も、この逃れられない状況のおかげでメタボにならなくて済んでいるかもしれないわけで、多少仕事がきつくてもそれを良しとして働かなくっちゃならないのかもしれませんね。もうちょっと楽でも十分に痩せられると思いますが、私の様な生まれついてのサボリ性には、神様が少しハードな仕事を与えてくれたんでしょう(笑)。

それでも、年々迫りくる年齢の壁には抗いようもなく、体の衰えは年々厳しいものがあります(涙)。女房の作ってくれる美味しい夜食で1日4食にしても、徐々に体重が減るようなこれまでの様な働き方は、今年が限度かもしれないと思っているくらいです。私の体が壊れるのが先か、信濃鶴の業績が回復するのが先かの賭けに、私は勝てるのでしょうか・・・。


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タンクの上より

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造りの時期だってぇのに、今日は携帯からの投稿です(汗)。ネタが尽きたから、飛び道具を使おうって訳じゃありませんよ(笑)。ついに私は、禁断の蔵内ライブレポートに手を出してしまいました(涙)。正に今、私は蔵の中にいるんです。なんで夜中まで濾過なんかしなくちゃならんかなぁ・・・。

いくらなんでも、こんなこたぁ一生の内にそう何度もあることじゃないでしょう(汗)。麹や酵母の世話をするんなら毎日のことですが、それ以外の仕事を夜中までやらざるを得ない状況なんて、こっちとしてもこれから先あってもらっちゃ困りまんがな(涙)。

いや、私がいつもいる杜氏部屋なんて、目と鼻の先にあるんですよ。そこまでチョコチョコ戻って少しずつ書けば良さそうに思うでしょうが、そーゆーのも落ち着かねーんですよ(汗)。そんなんであたふたするんなら、いっそのこと現場にいて、仕事の合間にピコピコやった方が気が楽です。

濾過作業って、ずっとは見てなくてもいいんだけど、常に注意を払ってなくっちゃいけないっていう、何とも中途半端に手がかかる仕事なんですよね(汗)。仕方がないからっていうより、時間の有効利用のために、その傍らでポチポチやってるっていう訳です。もしかしたら、作業に集中してないだけかぁ(笑)。

でも、夜の作業なんて、本当は一人でやっちゃいけないんですよ。何が起こるか分かりませんからね。私も、夜一人で、麹室の仕事以外は蔵に入らないようにしてるんですけどね。状況が逼迫してますから、今日は特別です。この記事がアップされていたら、無事に濾過できたと思ってください(笑)。

夜中の蔵の中は、ちょっとコワイよぉ。何か事故でも起きるんじゃないかっていう意味と、薄暗いタンクの裏から何か出て来るんじゃないかっていう意味でね(笑)。それにしても、見上げた根性じゃないですか。そこまでしてブログを続けるんだから・・・(笑)。


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徒然に

ブログネタをひねり出すのに苦心するのは、昼間の仕事に余裕がなさ過ぎるせいなんでしょう(汗)。ちょっとした写真を撮るヒマもありゃぁしないんだから、あれこれ慌ただしいなぁ。こんな調子だと酒造りに集中できなくなっちゃいそうで怖いわけで、ベテラン社員が一人いない穴埋めはやっぱり大変です(涙)。

そんなこと言いながら、昨日は飲みに出てるし・・・それも、ハシゴまでして(笑)。まぁ、そりゃ夜の話ですから大目に見てもらうとしても、ちょっとばっかしストレス発散しても、なかなか平常心でいられない日々が続いています。そういう時には、またこれが、泣きっ面に蜂的なことが重なるんですよねぇ(涙)。

ブログを『書く』ことだけに限って言えば、時間がないこともあって、かなり短時間で仕上げられちゃうんですが、問題はブロ友の皆さんのブログを『読む』ことです。時間がないとどうしても読めなかったり、いつもの全員分を読み切れなかったりするんですよね(汗)。慌てて記事を斜めに読んでも、頭に入ってこないし・・・。

そういう状況になると、更に困った事態に陥ります。特に毎日ブログを更新しているようなブロガーさんは、1日読まないと次の日には2日分読まなくっちゃならなくなって、いつもより読むのに時間が必要になってくるわけです(汗)。ブロガーさんの努力に報いるためにも、記事は全部読んであげたいし、駒ケ根ブロガーの記事は読んでおかないと、飲みに行った時に仲間外れになるし(笑)。

ブログランキングへの応援クリックも、もし毎日読めたとしても読む時間がマチマチなもんだから、せっかく毎回クリックしているつもりでも、同じ日に2回クリックしてしまって、結局ワンカウントだったりすることもあるかもしれません(汗)。日付が変わってから読んどいて、その日の夜のうちにもう1回読みにいくみたいなね。

仕事がスムーズにこなせていれば、いくら疲れると言ったって、もうちょっと心穏やかでいられるのかもしれません。潔癖症の側面も持ってるんだろうなぁ、カッチリと仕事が終わっていかないと落ち着かないんですよね。特に仕事が押しちゃってるような時に、どこかで作業がつかえちゃったりすると、その先の予定が狂っちゃって面白くないことこの上ない(汗)。

こんな時の平常心はどう保てばいいんですかね。「何とかしよう」と思うのか、「何とかなるさ」と思うのか・・・まぁ、絶対に何とかなるんですけどね、世の中は・・・。こんな時こそ信濃鶴を飲んで、グッと寝ちまうのがいいんでしょう。全ては美味い酒を造るためです。その酒に救われるのならなんと素晴らしいことか(笑)。

愚痴っぽいブログで、イカンですね。このブログの本懐は「明るい日本酒の未来」にあるんでした。うつむいてちゃいけません。目線は水平よりも上に向けているといいみたいですよ。多少苦しくても、笑顔のブログにしなくっちゃね。そうだなぁ、最近一番笑ったのは『東方神起』と『東北信金』が酷似しているっていう発見かな(笑笑笑)。


□□□ 今日のブログはダラダラ書いて時間がかかりました(汗) □□□
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出陣

昨日まで2日続けて、ブログ掲載が新聞の切り抜き写真っていうことは、ネタが尽きてきたっていう証拠です(笑)。さあ困ったぞ、ネタになる写真がもう1枚もないや。写真なんかなくても、頭の中に読者の皆さんに伝えたいことがあるんなら問題ないんですが、目先の仕事に追われると、そういう大切なこともどこかへ吹き飛んじゃうんですよねぇ・・・(汗)。

そろそろ造りの方も定常状態に入って、日々の余裕は少なくなってっちゃうっていうのに、ブログの方も逼迫した状況になるとすると、お先真っ暗でブルーな気分・・・んなこたぁなくって、たくさんのザルに入った明日蒸すためのお米を見て、ムラムラとやる気になっている岳志ではあるんですけどね(笑)。

「さて、何を書こうか」と思案していると・・・「ピロロロローン」と携帯が鳴ります・・・賢明な読者諸氏ならお分かりでしょう。「金曜日の夜なら、岳志が外へ飲みに出られる時間がとれる」っていうことを知った人間しか、夜の10時過ぎに電話なんてよこしません(笑)。そういやぁ今日は越百の酒仙童の会の日だった。当然お誘いは来るわなぁ・・・。

「やんなくっちゃならない仕事が山ほどある」とか、「さっき鍼を打ってきたから体がだるい」とか、「ブログをまだ書いてない」なんて、人間はできない理由は百通りも考えつくものです。できない百個の理由よりも、できる一個の理由を探せば、人間はどんな状況にも対処できるものです。ここは頑張って、友人たちの期待に答えなくっちゃなりません。

「いいわねぇ、男の人は。飲みに出て、ストレス発散できるから・・・」とは、飲んだ翌日の私の顔を見て、毎回のように女房に言われるイヤミですが(汗)、私のような立場の人間にとって、飲むっていう行為は、勉強であり、市場調査であり、品質管理であり、需要開拓であり、営業であり、戦いであり・・・えーっと、それから・・・(笑)。

それに、男ばかりが飲むわけじゃぁないでしょう。我が女房はあまり飲めないもんだからそんなこと言いますが、飲んでストレスを発散するのは女性とて同じこと。私の周りの一番卑近な例でいえば、三重県で何兵衛とかいうお酒を造っている蔵元の女将は、酔っ払って人の携帯に電話をかけ、そこにストレスとぶちまけるのが得意な、可愛い女ですけどね(笑)。

それでも、帰ってきたらバタンキューで寝ちゃうだろうから、とりあえずブログ記事だけは体裁を整えてから出かけなくっちゃと思ってここまで書きました。じゃぁ、これから戦いに出陣してきます。越百に八兵衛まだ残ってるかな・・・。


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底打ち(つづき)

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昨日、日本酒業界の動向について記事にしたら、私がこれまで会社の経営っていうものを勉強してきた中での師匠の一人でもあるヨコハマさんから、「信濃鶴は全体の動きとは関係ないのではありませんか?」と、ちょっとばっかり核心をついたコメントをいただきました。なかなか答えづらい部分ではありますが、同業者に内実がバレない程度にお答えしましょうか(笑)。

勿体ぶっちゃぁいますが、我が社の動向も大きく見れば全体の流れとさして違いはないんですよ(涙)。信濃鶴はイケイケに売れていると誤解なさっている向きも多々おられるようですが、そんなことはゴザーマセン。もし、そんな状況になってるんなら、もうちょっとブログの内容も強気になってるはずだと思いませんか(笑)。

でも、『全量が地元の単一品種の酒米を使った純米酒で、値段がお手頃』っていう客観的データから言えば、かなり特徴を持った蔵であることは間違いないわけで、内容的には一般的なお蔵さんとは異なった部分があるかもしれません。地元消費が落ちるっていうのは全国どこへ行っても同じ傾向だったりするわけで、そういう点では変わりはありませんけどね。

ただ、発展途上の信濃鶴とすれば、地元で同じ量が売れるにしても購買層が少しずつ入れ替わっているのかもしれませんし、地元消費と県外出荷の比率に変化が生じているのかもしれません。その辺の増減の差繰りが結果となって表れてくるので、なかなか細かい部分に分析を加えることができないんですけどね。

件の新聞記事でも、純米酒だけは堅調に推移しているなんて書いてありましたが、製造数量の98%が純米酒(純米と特別純米、残りの2%は純米大吟醸)の信濃鶴も同様に堅調だとは一概には言い切れません(汗)。なぜなら、鶴にとって『純米酒』っていう表現は、『普通酒』っていうそれと大して違いはないからです。そして、普通酒はやっぱし落ちてるんだな、これが(涙)。

その堅調さゆえに、純米酒は全体に占める構成比が10%に迫る勢いになっているそうです。この数字には多少のカラクリもあって、数年前に特定名称酒の規定が改正されて、それまでは純米酒とは呼べなかった範疇のお酒もそう呼べるようになった経緯もあるんですけどね。それでも、純米酒はたったの10%しかないんですよねぇ・・・。

景気の世界的な後退局面にあって、飲食店業界の内容が悪い、つまり外で飲む人が少なくなったっていうのが、今現在でのアルコール消費低迷の最大の要因なんでしょう。『世界的』なんて形容するもんだから、よけいに財布のひもも固くなるんじゃないかなぁ。どこかの業界団体の調査で、「家飲み派86%4年前より10ポイント以上も上昇」なんていう結果も公表されてましたね。

この世界にあって、グローバルな経済から見ればハナクソみたいな日本酒業界が、世情に翻弄されてしまうのは致し方のないことでしょう。その荒波の渦中で自分の信念を貫き通すことは容易ならざることだと思います。が、やらねばならないのも真実。やり切った後にどういう世界が広がっているか・・・それは、やり切った人間でないと見られぬ地平なんでしょうね。


□□□ 書けば書くほど後ろ向き(笑) □□□
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