専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

マムシ

IMG_20170315_213837.jpg

今日の写真は閲覧注意です・・・って、もう遅いか(汗)。なるべくグロくならないように、ちょっと遠目から撮ってみましたが、分かる人にはすぐに分かっちゃう構図でしょう。ハチュウルイ系が苦手な読者の皆様にはまことに申し訳なく、平に平にご容赦願いたく御願い申し上げます(笑)。

で、中に入っているのがマムシです。信州の私達の周りにいるヘビとしては唯一毒があると言われているヘビですね。背中に銭形が並んでいて、見たら一発で分かるデザインだと思います。噛まれたら1時間以内に血清を打たないと死んじゃうって聞きますが、マムシに噛まれて亡くなった人の話はあまり聞いたことはありませんけどね。

そんで、この液体は何なのかっていうと、マムシを焼酎に浸けたマムシの焼酎とでも言えばいい代物ですが、これを飲むっていうわけじゃなくって、言うなれば湿布薬として使うための田舎の民間薬みたいなもんです。古いご家庭になら当たり前に置いてあると言ってもいいくらいスタンダードな常備薬なんですけどね。

若いご家庭やら、都会のご家庭ではとても信じられないゲテモノかもしれませんけど(笑)、田舎でのマムシの焼酎の信者は多くて、打ち身や捻挫にはとても高い効果があると私も信じてます。マムシの身体の何にその薬効があるのかは分かりませんが、昔から部活で足をくじいたなんていうとおふくろが湿布してくれたもんです。

効果は高いんだけど、臭いんだな、これが(汗)。何と言ったらいいのか・・・何とも言えない臭いがあるんです(笑)。そして、一度付くとなかなかとれないもんだから、それが一番の問題点かもしれません。一晩湿布しておいたら、その後24時間は臭うでしょうね。でもでも、効果はてきめんで、痛さと臭さを天秤にかけたら臭さはどーでもいーってことになるわけです。

なんでこんなもの引っ張り出してきたかってところまで話が行きませんでしたが、コイツの世話にならなきゃいけない事態が起きたってことです(汗)。麹室に入っている時期だったら使えなかったかもしれませんが、その辺の仕事がなくなっていてよかったです。私の負傷記についてはまた明日(笑)。


□□□ 久し振りに使いました □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

パッキン

IMG_20170314_084626.jpg

蔵の中ではいろんな機械が動いています。大きな物も小さなものも、複雑な物も単純な物も、ハイテクな物もローテクな物もありますが、どんな物にも小さくて細かな部品がどこかにあって、そういう部分のメンテナンスが案外大きな影響を機械全体に及ぼしている場合があるんですよね。

私も蔵に入って、お酒造りも当然勉強しましたが、機械類の扱い方やメンテナンスについても大いに勉強させられましたね。ちょっと壊れた部分くらいは自分で修理できないと困りますから、高校や大学の機械科みたいなところでもう一度勉強してみたいもんだと思うくらいに、これまでもいろいろ苦労してやってきました。

それでもまだまだよく知らないことはあるわけで、先日、タンクを洗う時に使っている洗浄機のホースのつなぎ目部分から水が漏れるってことでいろいろとやってみたんですけど、どうにも上手く止まってくれません(汗)。四苦八苦していると、蔵に一番長くいる頭(かしら)が「前はそこにパッキンが入ってたんだがなぁ」とひと言。

私とすると、そんなところにパッキンが入るとは思ってもいなかった部分なもんだから全く別の処置を試みていたわけで、急いでホームセンターまで行って頃合いの物を買ってきました。バッチリ合う物なんてありませんから、それなりにサイズと形状の近い物をゲットしたんですけど、はめてみたら実に調子良く症状は改善しました。

本当に小さなパーツですが、これまでの苦労は何だったのかと思う程にあっけない解決でした(笑)。まだまだ勉強不足だと思いつつ、こういうちょっとしたメンテを常々心掛けていれば、蔵の中の機械類の寿命も長くなるし、気持ちよく使えるようになるんだろうと感じたような次第。

ちなみに、このゴムの小さな輪っかですが、たった4つ入って180円という意外にいいお値段でした(汗)。こんな風に小分けにすること自体が手間なんでしょうが、安売りを前面に押し出しているホームセンターも、実はこういう細かな所で儲けてらっしゃるんじゃないかと勘ぐったりしてね(笑)。


□□□ 2位の飲兵衛さんが追い上げてきてます □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

オンメニュー

IMG_20170314_085632.jpg

先日、携帯電話にメールが入りました。仕事中だったので、その時すぐには見られなかったものの、冬の間に世間とのつながりが希薄になる私にこの時期入るメールは少ないもんだから、いったい誰から来たのか気になってました。メールって言っても、楽しいメールとそれによって仕事しなくっちゃならなくなるメールがありますけどね(汗)。

メールの主は仙台のサンセールさん。彼から送られてくるメールで楽しくないヤツはないんですけど(笑)、どこかの居酒屋さんで飲んでいて、酔った勢いで送ってくれたものらしい。新規開店の居酒屋さんなのか、これからサンセールさんのお店とお付き合いが始まるのか・・・何となくそんな雰囲気なんですけど、酔ってることに間違いはなさそう・・・。

内容はとっても嬉しいもので、その居酒屋さんのメニューに信濃鶴を載せてもらえてるってことでした。鮮魚系の居酒屋さんっぽくて、お燗と冷と両方で押してくれてましたね。チャンスがあれば、次回仙台入りした時にサンセールさんとお邪魔したいもんだと思いますが、仙台市内のお店なのかどうか定かじゃありません(汗)。

先日もお品書きの話題を書きましたが、単発的にその日のおすすめメニューに載せていただくことはあっても、なかなか定番メニューに載せていただけることはありません。グランドメニューなんて言い方もしますけど、年間を通して変わらずに可愛がっていただけるなんて、とてもありがたいことなわけです。

特に、今は定番酒を置かない居酒屋さんが多くなって、次々と新しいお酒に移っていくのが主流になっているそうで、よけいにいつものメニューに名前が載るなんていうことは難しくなっているはずです。この居酒屋さんがそういうメニューに鶴を載せてくれているかどうか分かりませんが、末永く取り扱っていただけるようにいいお酒を造らなくっちゃなりませんね。

10年ほど前までは、仙台で鶴を飲んでいただけるようになるなんてこと自体考えられないことでしたが、どこかの居酒屋さんのメニューに『信濃鶴』なんて載せてもらえてるってことだけで感謝感謝ですね。ちなみに、上の写真はサンセールさんが酔っぱらって送ってくれたもの(笑)をPCの画面上で寄せ集めたもので、なんだか見づらくてスイマセン(汗)。


□□□ 1位が長いです □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

片付け

IMG_20170314_155820.jpg

蔵の中では、今現在はもろみの管理・上槽(搾り)と片付け作業が同時に進行しているような状態になってます。もろみを仕込むっていう大仕事は全部完了したものの、そのもろみにはひと月弱の発酵期間がありますし、それを搾って火入れ殺菌するっていうところでようやく全てが完了ってことになりますから、まだまだ先は長いんですよね。

それでも、仕込み作業がないってことは、作業がある時のことを思えば天と地ほども忙しさが違ってきますから、気分的にも身体的にもエラク楽になってるってことなわけで、ようやく人並みの生活(笑)ができている喜びと、多少は気の抜けたつまらなさも共存している蔵の中ではあります。

私も、夜は普通に眠れますし、昼間も重い仕事なんかは若手に任せてますから、まだ休日は取れないとしても多少の休養期間をいただいているような恰好になってますね。例年になく肩周りが痛くなっちゃってますから、早いうちに回復させておきたいと、なるべく動かさないようにしてるんですけどね(汗)。

話を聞くと、蔵人の雇用の関係もあって、片付けは案外後回しにしておくお蔵さんもあるみたいですね。仕込みが忙しい時だけ蔵人を多めに雇っておられるような場合はそうならざるを得ないでしょう。長生社では、早く片付けられるものは全員でなるべく早く片付けちゃうっていう方針できてますが、やり方はいろいろ考えられるでしょうね。

今のところ、特に急いでやりたいと思っているのが麹室の掃除ですかね。蔵の中でも完全に分離した部屋になってますから、全てが洗い終わればしっかり殺菌して密閉しておけます。その部分はもう済んだと思えば気分的にも楽ですしね。何よりも、もう麹関係のことに触らないようにできれば、納豆が、あの大好きな納豆が食べられるようになるからっていうのが一番の理由です(笑)。


□□□ その日も近い? □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

スズメ

IMG_20170311_140620.jpg

会社には食堂があります。今となってはちょっと大きめの食堂なんですけど、かつて泊まり込みの蔵人が大勢いたころの名残で、それなりの人数が収容できる広さなんです。その食堂のお勝手口は南向きで、その先は広々とした畑になっていますが、その出口のそばに葉が一年中茂っている、何の木だか分からない木(笑)が植わってるんです。

その木が何の木なのかはここでは問題じゃなくって、ある日、お勝手口に立って外を眺めていると何やら騒々しい鳥の声が聞こえてくるじゃないですか。その騒々しさは、かなりの数の鳥が一斉に鳴いているっていうことを表していて、最初はいったいどこから聞こえてくるのか分からなかったんですよね。

よくよく聞くと、件の木の中からってことが分かって、よくよく見ると、小さな鳥がたくさんとまっているいるのが確認できました。地面に下りているのもそれなりにいて、その鳥がスズメだってことは見ただけで分かったんですけどね。数にしたら50から100羽くらいいたんじゃないですかね。

別の日にも、今度は多くが地面で何かをついばんでいて、寒い日でもあったからでしょう、ふくら雀状態で可愛かったんですけど、それが結構な数で驚いたんですよね。私はドアのこちら側にいましたから、全く警戒する様子もなくチュンチュンやってましたけど、そんな光景久し振りのような気がしてしばらく観察してました。

以前からそんな話題を聞いたことがあったのは、スズメの数が激減していて、そのうち絶滅危惧種になっちゃうんじゃないかなんていう大袈裟な話でした。確かにスズメなんて見かけなくなっちゃったって私も思っていたもんだから、こんなに近くにこんなにたくさん屯しているなんて意外だったわけです。

様々な環境の変化のあおりを受けた結果なんでしょう。スズメの数が減っていることは自分自身でも実感しますし、統計的にも裏付けられているはずです。この、何の木だか分からない木(笑)がねぐらになって、仕込み中に出るお米の屑が冬の間の餌になっているなら、しっかりここで生き延びて、いつまでも私達の周りにいてほしいもんだと思ったんですけどね。


□□□ 写真は望遠でとらえた一羽 □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

FC2Ad