専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になってしまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

ふるさと祭り

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毎年8月の最終土曜日に、駒ヶ根市の『天竜ふるさと祭り』が開催されています。このお祭りは、伊那谷を流れる天竜川を中心にしたエリアで、様々な催しが繰り広げられますが、そのメインイベントは何と言っても花火大会です。駒ヶ根の夏の終わりを告げるように、185発の花火が打ち上げられました。

こういう時には、駒ヶ根ブロガーのブログを読めば、だいたいお祭り関係の記事が書かれているはずですけどね(笑)。皆さんそれぞれに、それぞれの楽しみ方をしていたんじゃないでしょうかね。私は今年はちょいといつもと違った楽しみ方をしていました。このブログでも何回か記事にした、加島祥造先生の家で花火を見ながら酒飲んでたんです。

詩集『求めない』がベストセラーになって、一躍注目度が高まった加島先生ですが、年に1回くらい先生を囲む会を、駒ヶ根市の中沢にある自宅で開くんです。今年はこの花火大会にあわせて囲む会を行って、お客さん達にも花火を見せようっていう算段でした。私はお客さんじゃなくって、毎回運営側のスタッフなんですけどね(笑)。

別に、加島先生に可愛がってもらっているとか、知り合いだとかって言うわけでもないんです(汗)。先生の息子さんが信濃鶴のことを愛してくれている(?)関係で、息子さんの友人として手伝わせてもらっているっていうくらいです。ですから、先生と直接お話をしたことなんてほんの数回です。伊那谷の老子と、一回ゆっくりと話をしてみたいもんですけどね。

当日は生憎の小雨模様で、庭のテントでちょっと窮屈な会食から始まりました。70人からの人が集まりますから、食べ物や飲物の手配が大変です。私はそのドリンク係なわけです。日本酒、ワイン、ビール、ジュース、お茶等をお客さんに提供しなくっちゃなりません。ワインのコルクを抜いたり、お茶っ葉を入れ替えたり慣れない事やってました(笑)。

かなり涼しかったですから日本酒も出るかと思ったんですが、最初のうちはワインばっかりだったですね(汗)。もちろん、日本酒は信濃鶴ばかり使ってくれていますから、日本中から集まってきているお客さんに鶴も飲んでもらいたかったんですが、鶴は花火が終わったころから出始めて、結局はほとんど飲み尽くしてしまいましたね。かなり、自分自身で飲んだような気もしますが・・・(笑)。

会食が終わって花火が始まるまでの時間が、先生を囲んでの説法会でした。人のエナジーはどこから出てくるのかとか、老いと精神力との関係だとか、知り合いの文化人の裏話とか、相手の数が少ないですから、本当にフランクな感じで語ってくれます。「千人の前で話すよりよっぽどいい話ができるよ」なんておっしゃってました。

「あきらめるっていうのはね、明らかにすることなんだよ。全てを明白にして、それを受け入れるっていう事なんだ。だから、ギブアップじゃなくてアクセプトなんだ。自分の世界の方が大きければ、どんなにいやな相手の事も明らかにすることができるだろ。そうすると、その人との関係をあきらめることができるんだ。それは、毛嫌う事じゃなくって、その人を受け入れることができるっていうことさ。分かるかい・・・」

こんな話がいくらでも続くんですが、最初の花火が一発上がると、みんなが窓の外に目を奪われて歓声が上がりました。「僕がこんないい話してるのに、花火一発に敵わないんだから・・・現実はこんなものさ」なんて言って、みんなの笑を誘いながら先生の話は終わりましたが、やっぱり一回サシで話がしてみたいですね。

お客さんが帰った後は、スタッフで飲みます。先生は先にご就寝なさいましたが、残ったお酒をゆっくり楽しんで飲む事ができました。先生のところにはいろんなお客さんが来るらしくて、私は元総理大臣の細川さんがお見えになった時のお土産だった、ご自身がお作りになったっていうお椀で信濃鶴をたっぷりいただきました。現在の市場価値を聞いて、怖くてとても片手じゃぁ飲めなかったですけどね(笑)。

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》》》》》》》》》》 【お店で花火を上げている黄身ちゃんスゲー】
》》》》》》》》》》 【どこかで飲んだくれて見ていたらしいaSaちゃん】


□□□ 時間があるとダラダラ書いちゃいます(汗) □□□
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カルピス

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「カルピスだって、飲んだら美味いぜー」ってな事を、平気で言うタイプの男でした。子供の食べるような物が好きでした。でも、一番好きだったのはお酒だったんでしょう。体を壊しても、飲み続けてたんだもんねぇ。ビールを美味しそうに飲み干す顔が、忘れられません。

ずっと前から体を壊していて、数年前からはほとんど闘病生活みたいな状態だったようです。私たちの周りでもそんな噂はよく流れていましたから、その男の訃報に接してもびっくりする事はありませんでした。私より、ちょうど10歳年上の、ちょっとばっかり早過ぎる葬式でした。

昔ながらの、山の中の何でも屋みたいな酒屋さんでした。コンビニが田舎にも進出を始めた頃に、某大手のコンビニチェーン店になって、立地のいい場所に店舗を構えることもできました。その頃は、お酒の免許を持ったコンビニは有利だということで、まちの酒屋さんたちが何軒も業態転換していましたね。

コンビニになってからは、生活リズムもタイトなものになって、会うこともほとんどなくなっていましたが、たまに会うと「忙し過ぎて飲めない」なんて笑っていた事を覚えています。コンビニになる前には、一緒に活動することもあったし、もちろん飲むこともよくありました。陽気で気さくな性格で、私も可愛がってもらいましたね。

最期の時が近づいて、医師は何でもいいから食べたい物を食べさせてやれと言ったそうです。するとその男は、「カルピスが飲みたい」と・・・彼の最後の茶目っ気か、子供の頃の思い出か、それともただ何となくだったか・・・「らしいよなぁ」って、笑ってやりたいんだけど、なんだか泣けてくるし・・・。

奥さんは、知り合いの酒屋を探して回ります。今カルピスなんて、どこにも置いてないですからね。それでも、あるお店で探し当てて、飲ませることができたそうです。きっと、美味しそうに飲み干したことでしょう。そして、間もなく彼は息を引き取りました。お盆過ぎの、カラッと晴れた日に旅立っていくのも、人なつっこい彼らしい。

平ちゃ、さよならだよ。向うへ行ったからって、浴びるほど飲んじゃダメだぜ・・・今度は、みんなに病院行けって言われたら、素直に行くんだよ・・・そっちにも、カルピスあるといいね・・・。


□□□ 書いてるうちに泣けてきた □□□
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夏の終わり

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貴重な貴重なお盆休みの最後に、こんな事やりたかぁなかったんですけどね(涙)。これまでずっと懸案だった、我が家のパソコンのメモリの増設をやりました。もう買ってから何年も経っているマシンなんですが、どえりゃぁ遅いんだな、これが・・・。何やら、いろいろとインストールする度に、どんどんパフォーマンスが悪くなっていっちゃって。

私もそんなに詳しかぁないんですが、ウィンドウズXPっていうヤツはメモリが256メガだと、カツカツみたいですね。買った直後はいざ知らず、だんだんとシステムに付加される部分が多くなってくると、とてもじゃないけど正常に作動してないんじゃないかと思われるくらいに反応が鈍くなります。

記憶に残っているのは、デジカメに付随していた画像処理のソフトをインストールした時と、ネットのセキュリティソフトをインストールした時に「あれっ?」っていうくらいに、それまでと比べて動きが遅くなりましたが、皆さんはそんな経験ありませんかね。それとも、やっぱり少しずつ遅くなっていくものなんでしょうか。

まあ、詳しい内容はどうでもいいんです。女房が遅い遅いって言いながら使っている分には私としちゃぁ構わないんですが(笑)、酒の造りが終わると私も家でブログを書くことが多くなります。その時にイライラしちゃうんですよ。この温厚な私がそんな風に感じるくらいトロッ臭いんです(汗)。

そんでもって、メモリを増設したらどーなったかってぇと・・・スゲー快適になりましたよ、ウレシー!!!こんなことならなぜ今までもっと早くやらなかったんだろうって思っちゃいましたね。512メガで4000円っていうかなり安い製品でしたが、全く問題なく動いてます。この投資額での費用対効果は、精神衛生面も含めてかなり大きいものがあります。

「これで今後の家でのブログ書きも準備万端だ!」なんて喜んでいましたが、ふと気が付くと風が涼しいじゃないですか・・・。夕方、日が暮れるのも以前に比べれば早くなってますよね。夜なんて、これまでのように窓を全開にしていたんじゃ寒いくらいです。お盆休みの最後の日にそんなことを感じちゃうと、もう頭の中は一気に冬モードになっていくようで、多少気分がブルー・・・(汗)。

予定帳がほとんど空白だった夢のようなこの1週間はあっという間に過ぎて、来週からは仕事やイベントが目白押しです。これで、今年の私の夏は終わりました。季節も、もう今日既に秋っぽく感じるくらいです。家のパソコンも調子良くなったことだし、冬に向けての準備を始めましょうかね。

このブログも、ここのところとても信濃鶴の宣伝ブログだとは思えないような内容ばかりになっていましたが(汗)、また気持ちを引き締めて内容を精査していきたいと思っちょります・・・とは言え、大して変わり映えしないと思いますけどね(笑)。お盆明けから、またよろしくお願いします。


□□□ お盆中の『夏だー!』シリーズはこれで終わり・・・かな? □□□
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帰省ラッシュ

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うっそうとした山の中に立ち並ぶテント。岳志はどこかのキャンプ場に遊びに行ったに違いない。そこに、お酒をたくさん持ち込んで、一晩中飲んでヘベレケになったはずだ。『夏だー!ブログ』はもう最終回だなんて言っておいて、まだまだ遊んでるじゃぁないか。しかし、ちょっと待てよ、キャンプ場にしちゃぁ植木鉢なんかが置いてあるし・・・。

飲みまくった事は合ってます。『夏だー!ブログ』であることも確かです。でも、ここは我が家の庭なんだな、これが(汗)。埼玉日帰り強行軍から駒ヶ根に戻ってみると、大きなテントが庭に張ってありました。妹一家が帰省してきて、キャンプ場で使うような本格的なやつを庭一杯に建ててあったんです。

私の娘を入れて、姪っ子が総勢5人集合です。甥っ子はまだいないんです。女ばっかし出てきちゃって、女系家族になりそうですよ(涙)。こいつらが、飛び回って遊んで、一緒に寝るとなると、そりゃぁ、迎え入れる側のばーちゃんは大変なことになるわけです。これは、どこのご家庭でも似たような状況があると思いますけどねぇ。

そこで、子供たちと妹夫婦1組が家の庭に張ったテントに寝泊りするという、ちょっと滑稽にも見えるけど、割に現実的なプランになったみたいです。まあ、これも2人いる私の妹のうちの一方の家族が、キャンプ用品をフルセットで持っていたからできた芸当なんですけど、アウトドア派の私としてもちょっと欲しくなっちゃいました。

娘たちも、たとえ家の庭先であっても、テントで寝泊りするなんてとても面白かったはずです。結局、私たちが埼玉に往復している夜も含めて3泊も、みんなで枕投げをして夜更かしをしていたみたいです。いつもうるさい事を言うお母ちゃんもいなかったから(笑)、娘にとってはこの夏一番の思い出になったんじゃないかな。

大人も、お盆の思い出を作らなくっちゃなりません。それは、すなわち、飲むことに尽きるわけです(笑)。飲んだ、飲んだ、飲んだ、飲んだ、飲みまくったねぇ。日本酒2本、ワイン4本半、ウィスキー少々、ジン少々、ビール少々。男子成人は4人しかいませんから、頭割りしてもある程度の量ですが、飲む人は決まってますから、私は相当飲んだことになります(笑)。

少しだけ日本酒の悪口になっちゃいますけど、日本酒とワインとを比べた時に、アルコール度数はほぼ一緒だと考えると、圧倒的にワインの方が二日酔いの度合いが低いような気がするのは私だけでしょうか。次の日が楽な気がするんですよね、ワインの方が・・・。アルコール以外のエキス分が日本酒の方が多いのかなぁなんて思いますが、明確な理由は今のところ私は分かりません。

日本酒の中で比べると、アルコールを添加してある日本酒と純米酒では、圧倒的に純米酒を飲み続けた時の方が次の日はスッキリしています。これは、いろんな人も言ってますから、賛同者が多い意見かもしれません。だから、「皆さんは信濃鶴だけ飲んでりゃいいんです」なんていうエコ贔屓な宣伝をしちゃぁいけませんが(笑)、たくさん飲む時には純米系の方がいいかもしれませんよ。

我が家の庭をキャンプサイトにしてしまうっていう、今回のもくろみは結構なヒットになりました。子供たちはテントに押し込んでおけばいいし、大人も庭でいつまでも飲み続けられます。今回のように、昼から飲み始めて夜中までだって飲んでられるもんねぇ。久しぶりに、一升分くらい飲んだかなぁ(汗)。3枚目の写真は、ブロガーにして私の義理の弟と、その可愛い娘の手タレ写真です。

》》》》》》》》》》 【駒ヶ根に遊びに来ている弟のブログ】


□□□ お盆中はアクセスが少ないねぇ □□□
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善光寺

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私の「夏だー!」シリーズのブログも、もうネタ切れです(笑)。今週中くらいはお盆ボケになっていたかったんですが、どうやらそんなわけにもいきません。今日は最後の力を振り絞って、強引に信州のお盆の観光案内でもしましょうかね。タイトルにもあるように『善光寺』のお話ですが、皆さんはいくつ『善光寺』をご存知ですか?

ネットで検索すると、何だかいろいろ出てくるんですよねぇ。本来のというか、大元のというか、一番有名なというか、の善光寺は長野県の長野市にあるものですよね。国宝の本堂を始め、立派な建物の並んだ、正に長野県の誇りでしょう。私の地元の小学校は、4年生の時に必ず社会見学で県庁を見学し、善光寺に参拝します。

特に有名なのは、6年に1度の『御開帳(ごかいちょう)』ですね。本尊は決して人の目に触れることはないらしいんですが、その代わりの前立本尊(まえだちほんぞん)が開帳されます。それに伴う行事がいくつも執り行われて、参拝客も数多く訪れます。長野市の造り酒屋は、その年には売上げが伸びるんだとか聞いたこともありますよ。

長野県にはもうひとつあるんです、善光寺が。その名も『元善光寺(もとぜんこうじ)』。これは、長野市とは遠く離れた飯田市にあります。今の善光寺の本尊は、最初はこの元善光寺にあったっていう事らしいです。本多善光っていう人が、沼の中からご本尊を拾い出して、ここに安置したなんていう話を昔話に聞かされましたっけ。だから、善光寺なんだと。

飯田市は駒ヶ根市に近いので、私も何回か元善光寺へ行ったことがあります。規模的にはかなり小さいんですが、それでも「善光寺だけのお参りでは片参り」なんて言われるくらい、善光寺とはペアになって語られることが多いです。案外、長野市の方では知らない人も多いのかもしれませんが・・・(汗)。

そして、今年埼玉の女房の実家からの帰りに、途中で中央道を下りて甲府に寄った時のこと、ひょんな所に『甲斐善光寺(かいぜんこうじ)』っていう看板を見つけて思わず立ち寄ったら、それも善光寺だったんですよ(笑)。写真は、その時のものです。こちらは元善光寺よりは少し大きなお寺でした。

どうやら、川中島の戦いで善光寺の焼失を恐れた武田信玄が、甲斐の地に本尊を移したっていう歴史らしいです。それ以来、信長や秀吉や家康によってご本尊は各地を点々としたようですが、最終的には今の善光寺へお戻りになったっていう事でした。私は歴史にはまこと疎いんですが、戦国時代は面白いですよねぇ。

ネットで検索すると、どうやら善光寺由来のお寺が愛知県にもうひとつあるようですが、そこもいつかは攻略したいですね。とにかく3つお参りしたんですから、今年中に必ずご利益があるはずです(笑)。そんな事言ってるようじゃダメなのかもしれませんが、お参りしてみて分かった事がひとつありました。それは、どの善光寺にも『お戒壇巡り(おかいだんめぐり)』があるってぇことです。

お戒壇巡りっていうのは、本堂の地下に作られた真っ暗な回廊を壁伝いに恐る恐る歩いていって、途中にある幸福の扉のカギに触ることができると幸せになれるっていう、子供にとっては肝試しのようなお参りの方法があるんです。そのカギはご本尊につながっていると言われていますが、私も4年生の時に初めてお参りした時には、『お怪談巡り』だと思ってましたっけ(笑)。

ああいう真っ暗さっていうのは自然界にはありませんから、漆黒の闇にとっぷりと浸かると案外前には進めないものです。どのくらい先にあるのか分からない幸福のカギに触れるかどうかも定かではありません。その時にひとつ歩みを進めるためには何が必要なのか、あの暗闇は私たちに問うている気がします。

その答えは『灯り』ではないでしょう。恐怖を払いのけて前に進むのに、本当に必要なのは自分の中にある『信念』だと思います。それが心の一灯となって先を照らしてくれて、どのくらい先にあるのか分からない夢に向かって歩けるんじゃないですかね。私も純米蔵の夢に向かって歩いているようなつもりで、カギに触ってきましたよ。


□□□ 何か最後変な結論になっちゃった(笑) □□□
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