
これがうちの米蔵です。メインの蔵の脇に立っています。壁や天井は全て金網が張り巡らせてあって、ねずみが簡単には入れないようになっています。それでも壁の所々に大小の穴が開いているじゃないですか、これは全部かつてねずみが開けた穴らしいですよ。
ねずみの執念には凄いものがあるんです。一度その場所に餌があることを知ってしまうと、どんなことをしてもそこに入ろうとします。この金網だって食い破るか、隙間を作って通り道を作ってしまうかもしれません。
数年前に米ではないんですが、酒粕がねずみに狙われたことがあったんです。やられてると分かったので、酒粕を置いてある冷蔵庫の、ねずみが入りそうな場所を全てふさいだのですが、今度はドアの隙間を食い破って入ってきました。その部分もふさぐとその上に穴を開け、そこをふさぐと更にその上と、おかげで新設の冷蔵庫だったのですが、ドアだけが悲惨な状態になってしまいました。相手はねずみなのにイタチごっこをするとは・・・(笑)。
あんなことだったら通り道をふさがないで、食いたいだけ食わせりゃあ良かった、と思うほどでした。かわいそうでしたが、赤いつぶつぶの殺鼠剤を腹立ちまぎれにそこら中に置いて、彼らとはお別れしました(ゴメンネ)。生きていくためだから、やつらも必死なんでしょうが、「なにがなんでも」というココロイキには見習うべきものがありましたねぇ・・・。
ああ、話がぜんぜん違うじゃん!すいません。えーっと、昔は精米も社内でやっていたようですが、現在では大町市にある「アルプス搗精(とうせい)工場」で、全てやってもらっています。この工場は日本最大規模の近代的なものです。大町の温泉郷のそばにあって、大きな体育館みたいな外観ですから、近くまで行けばすぐにわかると思います。あらかじめ連絡を入れておけば、工場見学も出来るらしいですよ。
お米は普通1俵単位で数えますよね。1俵は60kgですが、こちらに入荷する時には、精米済みの重さで、30kgを1袋にして運ばれてきます。取れたままの何も精米していないものを玄米、精米後のものを白米と呼びます。この写真に写っている紙袋に白米が30kgずつ入っているわけです。昔の人は60kgのものを軽々運べたらしいですが、現代人にはとても無理です。半分くらいが精一杯ってところでしょうかね。
それじゃあちょっと計算してみましょう。今この蔵では全ての白米を合わせて、1本のもろみで1200kgの仕込をしています。全て60%の精米歩合です。すると1本のもろみにこの紙袋が1200÷30=40袋必要になります。でも、精米後の1200kgですから、玄米に換算すれば1200÷0.6=2000kgの玄米が必要になるわけです。今期の造りでは合計で42000kgの白米、玄米にして71000kgを使用します。改めて数字にするとたくさんですねぇ。めまいがしそうです(笑)。
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麹米の洗米なし。かけ米はいつものようにどっかり洗ってしまう。
麹の引き込み量が少ないので楽。かく汗の量が違う。出麹は留(とめ)麹なので早めに出してしまう。ちょっと若いかな。
酒母は今は1本もなし。
さて、ようやくもろみを搾るヤブタの準備が整った。明日上槽(じょうそう、もろみを搾ること)だ!どんな酒が出てくることか、楽しみ、楽しみ。しかし、上槽が始まると粕を抜く仕事も出てくるから、これまた一仕事だ。
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実は飲んでるんです。12時過ぎから飲みに出るんだもんなぁ。飲兵衛にクリック!