専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

蔵開放onBLOG(7)

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これがうちの米蔵です。メインの蔵の脇に立っています。壁や天井は全て金網が張り巡らせてあって、ねずみが簡単には入れないようになっています。それでも壁の所々に大小の穴が開いているじゃないですか、これは全部かつてねずみが開けた穴らしいですよ。

ねずみの執念には凄いものがあるんです。一度その場所に餌があることを知ってしまうと、どんなことをしてもそこに入ろうとします。この金網だって食い破るか、隙間を作って通り道を作ってしまうかもしれません。

数年前に米ではないんですが、酒粕がねずみに狙われたことがあったんです。やられてると分かったので、酒粕を置いてある冷蔵庫の、ねずみが入りそうな場所を全てふさいだのですが、今度はドアの隙間を食い破って入ってきました。その部分もふさぐとその上に穴を開け、そこをふさぐと更にその上と、おかげで新設の冷蔵庫だったのですが、ドアだけが悲惨な状態になってしまいました。相手はねずみなのにイタチごっこをするとは・・・(笑)。

あんなことだったら通り道をふさがないで、食いたいだけ食わせりゃあ良かった、と思うほどでした。かわいそうでしたが、赤いつぶつぶの殺鼠剤を腹立ちまぎれにそこら中に置いて、彼らとはお別れしました(ゴメンネ)。生きていくためだから、やつらも必死なんでしょうが、「なにがなんでも」というココロイキには見習うべきものがありましたねぇ・・・。

ああ、話がぜんぜん違うじゃん!すいません。えーっと、昔は精米も社内でやっていたようですが、現在では大町市にある「アルプス搗精(とうせい)工場」で、全てやってもらっています。この工場は日本最大規模の近代的なものです。大町の温泉郷のそばにあって、大きな体育館みたいな外観ですから、近くまで行けばすぐにわかると思います。あらかじめ連絡を入れておけば、工場見学も出来るらしいですよ。

お米は普通1俵単位で数えますよね。1俵は60kgですが、こちらに入荷する時には、精米済みの重さで、30kgを1袋にして運ばれてきます。取れたままの何も精米していないものを玄米、精米後のものを白米と呼びます。この写真に写っている紙袋に白米が30kgずつ入っているわけです。昔の人は60kgのものを軽々運べたらしいですが、現代人にはとても無理です。半分くらいが精一杯ってところでしょうかね。

それじゃあちょっと計算してみましょう。今この蔵では全ての白米を合わせて、1本のもろみで1200kgの仕込をしています。全て60%の精米歩合です。すると1本のもろみにこの紙袋が1200÷30=40袋必要になります。でも、精米後の1200kgですから、玄米に換算すれば1200÷0.6=2000kgの玄米が必要になるわけです。今期の造りでは合計で42000kgの白米、玄米にして71000kgを使用します。改めて数字にするとたくさんですねぇ。めまいがしそうです(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
麹米の洗米なし。かけ米はいつものようにどっかり洗ってしまう。
麹の引き込み量が少ないので楽。かく汗の量が違う。出麹は留(とめ)麹なので早めに出してしまう。ちょっと若いかな。
酒母は今は1本もなし。
さて、ようやくもろみを搾るヤブタの準備が整った。明日上槽(じょうそう、もろみを搾ること)だ!どんな酒が出てくることか、楽しみ、楽しみ。しかし、上槽が始まると粕を抜く仕事も出てくるから、これまた一仕事だ。


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コメント

 まさにねずみの執念に学べですね
やると決めたら絶対やるのですね。
仕事に取り組む姿勢もそうありたいものですね。
そうそう ブ○○もね。

  • 2006/12/21(木) 14:01:26 |
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  • acb #-
  • [ 編集 ]

Re:acbさん

いやぁ、今回はねずみに敬意を払ってあんなふうに書きましたけど
実際のところは、はらわた煮えくり返るって感じでした(笑)。
ブログのほうもやりとおして見せましょう。
これからもご指導よろしくお願いします、師匠!

  • 2006/12/21(木) 23:37:33 |
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  • keyboo #-
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