
私の周りのいろんな方々から、時々報告を受けることがあります。「××で信濃鶴を見かけた」とか、「△△居酒屋で飲んだ」とか、「□□酒店に置いてあった」なんていう目撃情報です。大抵は私の知らないようなところだったりするので、その度ビックリしています(汗)。
昨年からほんの少しだけ信濃鶴を県外へ出荷するようになりましたが、やはりそうなると私の思いもかけないところに鶴が舞い降りていたりするんですよねぇ。販売力のある酒販店さんなんて日本全国にお得意先をお持ちですから、どこに信濃鶴があってもおかしくはないんですが・・・。
宅急便のような物流も発達してますから、長生社から出荷した翌日に酒販店さんに入荷して、翌々日にはもっと離れた県の居酒屋さんに届いているってぇ事だって考えられますよね。まあ、そんなに引っ張りだこのブランドじゃぁありませんから、入荷してすぐに出荷だなんてぇこともないでしょうけどね(笑)。
駒ヶ根のある知り合いが、先日栃木県の宇都宮市に行った時のことらしいんですが、宇都宮駅のいくつかとなりの駅で、信濃鶴の文字を見つけて、わざわざ写真を撮って来てくれました。駅ビルの中の食堂(居酒屋?)みたいなお店らしいんですが、『長野県・信濃鶴・特別純米・フルーティな日本酒・550円』と書いてありますね。
いったいどうやってここまで飛んできているんだか分かりませんが、栃木県には1軒だけ信濃鶴を扱ってくれている酒販店さんがありますから、そこで入れてくれているんでしょうか。それとも東京の酒販店さん経由でしょうか。
一緒に並んで掲げてある、他のお酒のブランドが凄いんですよ。『十四代』さんとか『醸し人九平次』さんとか銘酒ぞろい。あたしゃぁ、チト肩身が狭いですなぁ(汗)。そんなお酒と並べていただけて誠に光栄ですが、値段は半額だぁね(笑)。
東京に出張に行って仕事を済ませ、帰りの電車やバスの時間までのつもりでふと入った居酒屋さんに鶴が置いてあって、思わず頼んじゃったっていう人もいました(笑)。仕事が終わったせいもあったんでしょうが、「自分の田舎の酒を飲むとホッとするよ」って言ってくれました。立派に地酒の役目を果たせて、私もうれしかったですね。
別に都会で有名になって、たくさん売れる必要は無いんです。自分たちで造れる量が全て地元で消費されてしまうのなら、そんなにいいことはありません。でも、残念ながらそれほど悠長なことを言ってられる時代じゃないんですよね。
地元の私の仲間の酒販店さんたちと信濃鶴の売り方について考える時も、「信濃鶴を都会で売って認知度を上げてもらえれば自分たちも売りやすくなる」っていう考え方の人が多いんです。ちょっと後ろ向きだと思われるかもしれませんが、それ程日本酒にとっては冬の時代が長いってことです(涙)。
そういう仲間の後押しもあって、昨年あたりから販路拡大に歩き回るようになっている部分もありますが、都会の酒販店さんはその辺のことは百も承知なんですよね。「私が田舎で売りやすくしてあげますから」なんて言ってくれる心強い酒販店さんもおられます。
私が外へ売りに出て、いろんな所で鶴が舞っているところを見られるのは本当にうれしいことですし、造り酒屋冥利に尽きるってぇもんです。しかしその反面、田舎に残してきた家族のことが気になるっていうような気分でもあるんですよねぇ・・・。
□□□ 次は日本酒の時代が来ます! □□□
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