
昨日の麹むろ(麹を造る部屋)で使う布についてのお話の続きです。
最近購入する新しい布はほとんどが化学繊維になってますね。大きなサイズのものも作りやすいでしょうし、蒸米なんかを包んでも米がくっつきにくいですし、洗濯をしても乾くのが早いのでいいこと尽くめのようですが、エコロジーの観点からはそうばかりでもないかもしれませんね。捨てる時なんかも問題ですしね。
昔から使い込んでいて、もうボロボロになっているような布もまだ現役だったりするんですけど、それはそれで大きさや形や厚さが、ある作業のためにちょうど良くできていて、手放せないものだったりします。その布にあわせて作業をしているような部分もあったりなんかしてね。
現代のものと違って、見た目は1枚の布のように見えても丁寧に縫い合わせてあったりして、昔の人の麹に対する気遣いみたいなものを感じます。昔って言っても、ちょっとだけ昔っていうくらいですけどね。それでも、私が蔵に入る以前から使っているものもありますから、20年以上使い込んでいるものもいくつかありますよ。
上の写真の布は、そんな古い布のうちのひとつです。敷いたり、かけたり、丸けて目止めにしたりとよく使いますが、痛みもひどくなってきてますね。あと何年も使えないと思うんですが、同じようなものが手に入るのか心配です。
2枚重ねで縫い付けてあって、適度な厚みを持たせてあるんですが、それゆえに干したりたたんだりが手間がかかるんですよね、実は。この布は畳1枚よりはひと回り小さいくらいのサイズなんですが、干す時には全面のしわを伸ばしてやらないとクシャクシャのまま乾いちゃうし、たたむ時にもゴワついてたたみづらいんです。
更に困ったことに、もうかなり使い込んでいるので、下手に引っ張りすぎたりなんかすると破けちゃったりして・・・(涙)。そこまでして使わなくてもって思われるかもしれませんが、この布でやると収まりのいい仕事があるんですよ。でも、そうそういつまでもってぇわけにもいきませんから、そろそろ考えねば・・・。
この写真は面白くて、全部で同じ布が16枚あるんですが、後ろにキチンとたたんで置いてある分が8枚、手前にモコモコと取り込んだままの状態になっているのが8枚なんです。ゴワゴワして体積があるように見えても、キッチリたたむとこんなにコンパクトになっちゃうんだなぁと、ひとりで感心して写真に収めました(笑)。
たたむのだって、枚数が多くなれば結構な仕事になります。まだ造りの最中ですぐに使うのであればそれなりのたたみ方をしますが、半年使わないとなるとやっぱりこんな私でも少しは丁寧にたたむんです(笑)。私はそんなに早くはたためませんが、いろんな人のやっているのを見ると、仕事が早い人ほどきれいにたためてたりするんですよね、不思議なことに・・・こりゃまたつづきです(汗)。
□□□ うちじゃ洗濯物たたんだこともないくせにね(笑) □□□
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