専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になってしまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

布布布

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最近、ちょっとふざけた記事ばっかりで、蔵の中の話題がありませんでしたね(汗)。過酷な半年をようやく乗り切った反動はまだまだ続いちゃって、フラフラと飲み歩いた記事が多くなるかもしれませんが、蔵の仕事をやっているうちくらいは面白い話題を探しておきますね。今日は、麹を造る時に使う布のお話です。

仕込み作業は終ったものの、蔵の中にはまだ何本ももろみは残っています。それを搾ったり、酒粕を抜いたり、タンクを洗ったりなんていう通常の作業はこれからもしばらくは続くんです。しかし、すでに使い終わった仕込みでしか使わない道具や、部屋や、小物の類は、空いた時間を見つけてはせっせと洗って片付けていきます。

仕込み作業が終って以降に、半年間だけ雇用している蔵人2名はすでに働きには来なくなっているので、人足的にはやっぱりギリギリなんですが、とにかく片付けていっちまわないと次の造りまでそのまんまなんていう困ったことに・・・。そんな蔵でいい酒が造れるわけがないので、気を抜かないように精を出します(汗)。

これまで天気のいい日を見つけては、麹むろ(麹を造る部屋)で使っていた布類を洗ってきたんですが、ようやく全部洗って、たたんで、しまい終ったところです。とても気持ちがいいので、記念に1枚写真を撮りました。もっとあるんですけど、この棚に8割くらいは置いてあるでしょうかね。

写真で見る感じよりは、どの布も実際に皆さんが手にとったら大きいと思うんじゃないかな。一番大きい布は6畳分くらいあるでしょうか。そんなの、ひとりできれいにたたむだけでも結構大変です。小さいものは1畳分くらいなものもありますし、用途によっては縫い合わせて複雑な形をしたものもあります。

大体どの布も同じものが2枚以上用意されているんです。それは2箇所で使うっていう意味じゃぁなくって、汚れて洗濯に出した時に取り替えるための予備です。いつも交互に使っていきます。毎日洗うものは多めにありますし、1週間に1度くらいの頻度であれば2枚あれば十分です。

とにかく、麹むろの中では毎日いろんな種類の布を使うんです。麹の下に敷いたり、麹を包んだり、麹の上にかぶせたり・・・。麹むろの仕事を手伝い始めた頃は、「おい、あの布持って来い」って言われても、どれがどれだか分かんなかったもんねぇ(笑)。

毎日使うものも、吟醸麹の時にしか使わないものもありますが、全ての布の用途が見ただけで分かるようになったら、もうある程度仕事が飲み込めてきている証拠です。時にはいつもと違った使い方のアイディアがひらめくこともありますが、布っていうのは単純な分応用もきいて、麹むろの中の重要なアイテムであることは間違いありません。

1枚だけ赤い変な(?)タオルが見えてますが、これは『霧筑波』醸造元のU社長からいただいた『矢沢永吉タオル』です。私が仕事中にかいた汗をぬぐうのに大活躍してくれました。そのせいもあって、今年の麹はロックな感じの仕上がりでしたよ(笑)。

うーん、やっぱり蔵の中のことを書き出すと、いくらでも書けちゃいますねぇ。もうちょっとだけ明日続きを書きますね・・・(つづく)。


□□□ たまに一瞬だけ一位になるんですけどねぇ □□□
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