専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

ブログの題名について(2)

(続き)
そんな造り酒屋にも時代の転機が訪れました。

もう杜氏の後継者なんていないんですね。農家といっても兼業農家ばかりになり、出稼ぎなんて死語に近い。各地の杜氏組合も縮小の一途だと聞いています。

そんな中でわが社の杜氏も年をとり、体調も万全ではなくなってきました。杜氏が自分の知人を当たってみたり、越後杜氏の組合等にお願いしたりしましたが、いい人は簡単には見つかりませんでした。

蔵で造る酒の全てを任すのですから、誰でもいいというわけにもいきません。それに、この杜氏は40年以上もうちの蔵で働いてくれていて、技術もピカイチでした。後継者がそう簡単に現れるはずもありませんでした。

ちなみに、杜氏という職業には別に免許があるわけではありません。1級・2級技能士という国家資格はありますが、これをもっていなければ杜氏ができないわけではないのです。私も持っていません。

私は平成2年に家業に入るやいなや蔵に回され、初めから造りの仕事をおぼえさせられました。それまで10年近く蔵人をやっていて、杜氏の後継ぎがいなければ自分がやるしかないのかなとうすうすは考えていました。やってみたい気持もどこかにありました。しかし、自信があるわけではなく、現実味はありませんでした。社長をはじめ、本気で考えている人はいなかったでしょう。

そうこうするうちに、杜氏は自分の家の近くから新しい杜氏候補を見つけてきました。こちらとしては不安もありましたが、経験もあるということで、その人にお願いすることになり、ひと安心しました。その年は前杜氏と杜氏候補2人体制で造りを始め、徐々に新体制に移行しようと計画したのです。

しかし、造りが始まったとたんに、事態は予想外の方向にいってしまいました。
(続く)

コメント

 この物語調 どっかで・・・
でも面白いですね。
次の話が楽しみになります。

 ところで どんなお酒を造っているのでしょうか?
秘密? まだ早い?

ようやく見つけた、今日の商工まつりで「うわさ」の信濃鶴さんのブログ

Re:acbさん

acbさん ありがとうございます。

ばれましたか!
この物語調はacbさんの読んでらっしゃるブログをちょっと真似てます。あれです。
どんなお酒を造っているのかは、今書いているシリーズの最後にでも書こうかと思ってます。お楽しみに。

  • 2006/10/07(土) 23:23:10 |
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Re:hoi33さん

hoiさん ありがとうございます。

きょうの商工祭はお疲れ様でした。
こんな感じでブログが始っちゃいました。やさしく見守ってくださいね。

  • 2006/10/07(土) 23:29:13 |
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体育の日はしっかり晴れるものですね。日本酒がおいしいときは体調がいいときであり、また、心が落ち着いているようです。オレンジジュースも今では100%果汁が中心です。純米酒がおいしいと思っています。だんだん面白くなってきました。

  • 2006/10/09(月) 10:53:14 |
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Re:ヨコハマさん

ありがとうございます。
私も純米酒にほれ込んでいます。山で採れたきのことぬる燗なんて最高の組み合わせです。今年は熊が出るって言うんで、山に入るのが怖いんですけど・・・。

  • 2006/10/10(火) 00:57:01 |
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