専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

偲ぶ会

昨日は本当に飲みに行ったんですよ。でもそれは、制御盤が直ったお祝いじゃぁなくて(汗)、毎年恒例の飲み会だったからです。かつての友人Kさんの命日が今年もやってきました。もう、あれから6年も経ちました。毎年彼のことを偲んで、いつもと雰囲気の少し違う、しっとりとした飲み会が開催されるんです。

私にとってはちょっと切ない思い出ですが、それでも6年も経つとそれほど悲しい気分じゃなくて、彼のこと思い出すんなら飲むしかないよねっていう感じで楽しく飲むんです。まあ、何か理由があると飲みに出やすいっていうのが本音でしょうかね(笑)。

参加者は毎年一緒、行く店も同じです。まずうなぎ屋の『うの字』、次に居酒屋『ぶんぶん』です。うの字の大将はKさんの同級生だし、ぶんぶんはKさんの行きつけでした。うの字には私たちが行く前にも他の同級生の方がみえていたようです。

毎年この頃になると、それなりにみんなに思い出されてるんだから、Kさんも幸せだよね。もう死んじゃったんだから誰も悪口なんか言わないし、トラは死んで皮を残すって言うけど、Kさんは亡くなって飲み会の口実を残してくれたっていうわけだぁね(笑)。

あまりに突然の、あまりにあっけない逝き方だったので、私も自分が今やれることを精一杯やって、しっかりと生きていかなくっちゃと思ったもんでした。もしかしたらそれは、信濃鶴の純米化にあたっての見えない力となって、影で後押ししてくれていたのかもしれません。

毎年考えるんですよ、「彼に今の信濃鶴飲ませたら何て言うかなぁ」って。きっと辛口なこと言うんだろうけど、東京のこんな店で信濃鶴を売ってくれてるんだなんて言ったら、驚くだろうなぁ。あの頃じゃぁそんなこと、とても考えられなかったもんなぁ(笑)。

自分と大して歳の違わない人の死というのは、自分もいつそうなるか分からないっていう感覚を呼び起こしますが、昨日みたいな飲み会をやっていると、自分の死に際よりも、死んじゃった後にみんなにどんなふうに酒の肴にされるのかの方が気になりますね(笑)。

私が今思っている自分があの世に逝くにあたっての望みは、女房よりは先に逝きたいっていうことですかね。だって、何食っていいかわかんないし、どこにパンツがしまってあるかも分からないもんねぇ・・・まあ、もうちょっと先の話にしといてもらいたいですけどね(笑)。

お前、この飲み会に間に合わせるために、昨日記事にした制御盤直したんだろうって?よく分かったじゃぁないですか。思いって通じるもんですねぇ(笑笑笑)。

》》》》》》》》》》 【ちょっと涙のKさんの記事】


□□□ 会社の名前からいって長生きできると思います □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気blogランキングへ■■■

コメント

制御板

昔の制御板は修理できるのが良いですね。最近のだと、性能は上がっているのでしょうが、素人に修理は難しいのではないでしょうか。酒造りすべてに手作り感を感じます。
この寒さでお酒の方は期待できそうですね。

  • 2008/02/17(日) 11:54:27 |
  • URL |
  • ヨコハマ #-
  • [ 編集 ]

>>制御板

そうですね、昔のものだから分かりやすかったし、修理もできたんでしょうね。
最新式のヤツじゃぁ、ICが並んでいるか、わけの分からないブラックボックスになっているかして、とても手に負えないんでしょうねぇ。
こんな所も手作り感いっぱいです(笑)。
自分の手でやることを機械がやってくれているっていう感じがして、妙に愛着がわいたりします。
私の頭もこの辺あたりまでの気がします(汗)。

  • 2008/02/17(日) 17:09:50 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

死と生

私も最近身近に死を目の当たりにしましたが
人間必ず死ぬ事は間違いないのですが寿命なのか
事故なのか大変な違いが有りますね
特に残された人にとっては
近親者や突然死は精神的に参ります色んな懺悔や
後悔が後々まで残り暫く時間が掛かります
ただ命日にその人の事を考えるのは残された人にしか
出来ませんから酒席の場で故人は嬉しいのでは
と思います。

  • 2008/02/17(日) 17:20:20 |
  • URL |
  • 蕎麦屋のオヤジ #-
  • [ 編集 ]

初めまして。

初めまして! 日常酒を探す中信濃鶴の存在を知り、昨日このブログに辿り着き、今日特別純米を手に入れました!! 嬉しくてニヤケてます(笑) まだ飲んではないの飲んで二度ニヤケようと思っております。

  • 2008/02/17(日) 22:55:30 |
  • URL |
  • K.長野 #-
  • [ 編集 ]

Kさんのこと。

私も思い出があります。お蕎麦が大好きだったKさんと何軒か
一緒にお蕎麦を食べに行ったことがあります。
いろんなお店教えてくれたなぁ〜
もう6年経つんですね・・・
時間が過ぎてもこうやって思い出してくれる仲間がいる。
きっとKさんも一緒に飲んでるかも〜i-270

  • 2008/02/18(月) 14:23:42 |
  • URL |
  • 黄身 #ZBcm6ONk
  • [ 編集 ]

>>死と生

オヤジさんはつい最近悲しい思いをされたばかりだから、余計に考えが深く巡っておられるんでしょうね。
天寿をまっとうできなかった人に対しては、可哀相にという思いが込み上げてきます。
近親者であれば、ああしてあげれば良かったと、後悔の念に苛まれるかもしれません。
そういう思いを断ち切れたら、今度は懐かしく思い出せるようになるんでしょうから、ようやく酒の肴になるんじゃないんですかね。
このブログ記事の場合には、もうそんなところまで行ってます。
故人が相当飲んだだけに、彼を思い出すには飲むしかないんです(笑)。

  • 2008/02/18(月) 18:03:47 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

>>初めまして。

はじめまして、K.長野さん。
信濃鶴をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。
おっしゃる通り、信濃鶴は日常の酒として造っているつもりです。
毎日飲む酒のレベルをどこまでアップできるのか挑戦しています。
鶴飲んで、何度でもニヤけてください(笑)。

  • 2008/02/18(月) 18:09:38 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

>>Kさんのこと。

そう言えば、黄身ちゃんもKさんとは仲良かったんでしたね。
蕎麦もウンチクたれたれだったなぁ(笑)。
6年経てば、忘れないでいてあげることが一番の供養なのかもしれませんね。
飲み会が1回分無くならないように、しっかり覚えてなくっちゃね(笑)。
彼もきっと1年に1度くらいは、一緒に飲みたいでしょう。
1度といわず、今度はしゅせんで、偲ぶ会パート2を・・・(笑)。

  • 2008/02/18(月) 18:18:32 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sinanoturu.blog77.fc2.com/tb.php/497-316f4e4c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)