
とてもうれしい事があったので記事にしときましょう。写真を見てください。これは、もろみを搾って酒と酒粕に分離するための圧搾機の制御盤です。それなりに見えるかもしれませんが、もう30年以上も昔の代物です。実はコイツの調子が、今期の造りを始めた当初から悪かったんです。
ひとことで言っちまえば「うまく動かねー」っていうことなんですが、手動で動かす方法もあって、これまではずっと我慢して手動でやってきていたんです。そろそろ新しいのに替えなくっちゃかなぁって思いながらね。メーカーに問い合わせてみると、この制御盤だけ替えればいいということでしたが、お値段ナント100万円也!・・・ということで、躊躇していたんです(汗)。
メーカーに修理してもらえばいいと思うでしょ?でも、そうはいかないんです。あまりに古くなりすぎちゃって、代替のパーツも全く無くって、修理対象外になっちゃってるんですよ。新調するしか方法は無い状況だっちゅうことです(涙)。
この制御盤がやってること自体は単純です。もろみを袋状になった濾布(濾過するための布)の中に入れて、それを空気圧を利用して搾っていくんですが、いきなり高い圧力で搾り始めると酒にオリが出てしまったりするので、徐々に圧力を上げていきながら搾るのが通常のやり方なんです。
ですから、この制御盤は一定の時間、例えば30分毎に空気の圧力を少しずつ上げていく仕事をしてるんです。1気圧から6気圧まで0.5気圧ずつ上げていくとすると、10回設定を変更しなくっちゃなりませんよね。すると、トータルで300分をかけて圧力を上げていくことになります。
それを手動でやるとなると、やっていること自体はつまみをちょっといじるだけの仕事ですが、一晩に何回もこの機械の所へ行って様子を見なくっちゃならないことになるじゃないですか。結構大変なんだな、これが(涙)。
そこで、気合を入れて、イチかバチかの勝負に出ることにしました。自分で修理に挑戦してみて、直ればOK、直らなきゃ新調するってぇことにして、悲壮な覚悟を持ってこの制御盤の裏を開けて大手術に取り掛かりました。いろいろといじくってみて、ある程度故障箇所のめぼしはつけてあったので、そこを中心に攻めます。
大体の確証を得たところで、本気で分解する前に、まずこの圧搾機のメーカーの営業部に電話。新品の制御盤は荷造り料も含めていくらかかるのか、在庫はあるのか、すぐ発送可能かを聞きました。明日にも発送可能ということだったので、ひとまず安心。
次にこのメーカーの製造部に電話。この機械のことが分かる人に相談します。考えられる原因は何か、その部分を分解したら中はどうなっているのか、素人でも分かる構造かどうか。いくつかヒントをもらって、いよいよその心臓部を分解してみました。
なんだこんな単純な構造かよぉっていうくらいの物でしたが、配線がゴッチャゴチャで悪戦苦闘。私の予想していた部分は、どうやら正常に動いているみたいでした。回路の流れを順番に追っていって、ついにこれしかないだろうという部品にまでたどり着いたんです。結局古い部品の中の接触が悪かったようでした。
エイヤッ!と手で強引に調整してみて、電気を入れてみると、動きました!!!具体的にいうと写真の中で、大きなメーターの一部が光ってるじゃぁないですか。あれが光らなかったので、正常に動かなかったんですが、ちゃんと光るようになりました。
やったー!!!これでもう少しは使えるようになって、100万円の出費は先延ばしになりました。それよりなにより、これで心置きなく外へ飲みに出られまっせぇ・・・それが目的かいって言われそうですが、そうですそれが一番の目的です(笑笑笑)・・・と、いうことで飲みに行ってきますね。
□□□ 本当に行ってきます □□□
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