
吟醸の仕込みにとって大切なものを1日1個ずつ書くのなんてきっと楽だろうと思って、この吟醸週間中はそれで手抜きをしようと思いましたが、案外書くの難しいし、ネタ選びも思ったほど楽じゃないですね。こりゃ失敗しましたよ(涙)。
お酒造りの中の、更に吟醸造りなんてバリバリの職人の世界ですから、『技術』っていうキーワードは避けて通れないでしょう。吟醸造りの『技術』なんて、きっと昔は秘中の秘だったんでしょうねぇ。
歴史的にどんな流れで吟醸酒っていうものが現れてきたのかは知りませんが、何の変哲もない普通のお米からあの吟醸香が出てくるんですから、みんなその秘密の造り方を知りたがったに違いありませんよね。
そういう秘密は、各杜氏の集団がその中でだけ伝えていったのかもしれません。越後杜氏とか南部杜氏とか丹波杜氏とか・・・。しかし、それは意地悪じゃなくて、その技術を自分達だけで持ち続けることが、継続してその集団の雇用を約束してくれたっていう経緯なんでしょう。
でも、今じゃぁそんなことはないんですよ。吟醸仕込の『技術』は、その科学的な理由も含めてかなりオープンになってます。書籍にもなっているし、吟醸造りの技術講習会だってあります。逆に、みんな同じ様な吟醸造りをやっていて、画一的な吟醸酒しか出て来ないっていう批判の対象になることもありますけどね(汗)。
そういった問題は考えないことにして、我々造り手にとってもっと大きな問題は、そこまで詳細に吟醸造りのノウハウが公開されてんのに、何で美味いやつとそうでないやつがあるんだ?ってぇことでんがな(笑)。
上手な杜氏さんってぇのは確かに存在しますし、同じ杜氏さんだっていい年とそうでない年があります。原料米が入手できないとか設備がないとかいった物理的な理由なのか、たまたまその年の気候が原因なのか、杜氏や蔵人たちの理解や認識のレベルが低いのか。ひとつ確実に言えることは、誰も適当になんて造ってないってぇことですね。
結局理由はよく分からんのですが、一生懸命にやっていると神様が微笑んでくれることがあるんでしょう。ですから、神様が微笑んでくれるように仕事すればいいんです。寝ないで麹を造れば微笑んでくれるかなぁと思ってるんですが、そんなこたぁないみたいですね(笑)。神様を微笑ませる『技術』はあるんでしょうか。
□□□ 本当に吟醸仕込んで疲れてんのかお前? □□□
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