専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になってしまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

もろみ第1号の留仕込

本日ようやくもろみ第1号の留(とめ)仕込が完了しました。やっっっと1本だけ仕込が終わったっちゅうことですバイ(どこの方言だ!)。

どういう事かというと、詳しい説明は今後に譲るとして、一番最初に麹を造り始めて、それを使って麹菌の原液である酒母(モトとも言いましたね)を造りました。その酒母の中で酵母菌が元気に増殖して、もろみの仕込みに使用できるようになるまでに約2週間(今回は12日間)かかります。

そしてその酒母を使ってもろみを仕込むことになるのですが、一気に仕込んでしまうわけではなくて、4日間かけて3回に分けて仕込みます。日本酒古来の製法で、「三段仕込」と言います。1回で仕込んでしまうと、原液である酒母の中の麹菌数が極端に薄まってしまうので、少しずつ量を増やしていくような仕込をするのです。

このブログを見返してみてください。11月4日に最初の麹の米を洗っていますね。その麹が完成するのに3日、酒母を仕込んでから12日、もろみの仕込みで4日、合計で19日かかるじゃないですか。4日+19日=23日となって計算通りですね。この記事をアップするのは日をまたいでしまうので24日ですが、内容的には23日の事だと思ってくださいね。

これで終わりじゃあないんですよ。仕込が終わっただけのことで、これから1ヶ月近くかけて発酵が進むわけです。だから、今日仕込んだ1号もろみがお酒になるのはまだまだ先のことになるわけです。

今期の造りは、もろみを36本立てる予定なので、こういう仕込作業が延々と来年の4月のあたまくらいまで続きます。わが社では1週間に2本の割合でもろみを仕込んでいきますから、常に蔵の中には半完成品のもろみが10本以上はあることになります。

この辺、誤解が多いんですよね。お酒っていうのは、冬に入った頃いっぺんにドカーンと仕込んで、冬の間にブツブツと発酵させて、春先にギューっと絞って、ハイおしまいって。そうじゃなくて、小さな仕込をいくつも重ねて、少しずつ年間に必要な量を造っているんです。

まだまだ先が長い感じがするでしょう。でも、終わっちゃえばあっという間なんですけどね。まだ疲れが溜まってこないからやる気満々ですけど、だんだんヘタってくるんだよなぁ。今年もがんばらなくっちゃ。

エッ、「仕込」って何って?まだ先は長いから説明する時間はいくらでもありますから。そのうち分かるようにしますよ。少しずつ小出しにしないと、ネタに困ったりなんかして(笑)。やっぱ、写真がほしいよね。よし決めた、明日何とかしてみる。


よくライブ・カメラって言いますよね。ここではライブ・ブログって感じなのでライブログという造語を作ってみました。評判が悪いのを覚悟でこれでいってみますね(笑)。
【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
麹が硬いので麹米の吸水を少し伸ばしてみる。明日の蒸し上がりはどうか。
麹の引き込みないので楽。棚の手入れの時に見てみると、これまでよりは麹菌のはぜ込みはよさそう。出麹楽しみ。
丸ざましした酒母はいい泡がたっている。香りも出てきた。
ようやく1号もろみ完了。少し走らせて早いこと酒にしないと、年末のしぼりたて原酒の出荷に間に合わなくなる。粕もほしいしなぁ。


さて、今日もクリックして、どこまで順位が伸びるかやってみましょう。どうせ義理クリックはそのうちなくなるだろうから(笑)、この1週間くらいは付き合ってくださいね。ハイ、押して、押して!
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現在3日目で20位だよ。どこまでいくかねぇ。

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  • 2006/11/24(金) 16:36:33 |
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