
蔵の仕事が始まってひと月近く経っているのに、何か蔵内の話題が少ないですねぇ・・・(汗)。こりゃ、私がブログを書いている時くらい酒造りから遠ざかりたいと思っている証なのか、酒造りが始まったばっかりで今年の造りに対して自分の感覚がシックリ来ていないから何となく書きづらいのか、このブログ本来の使命をもう忘れて自分の書きたいことだけブチかましちゃってるのか・・・きっと全部ですね(笑)。
そんじゃ、もう一度このブログの使命を思い出して、らしい話題も書かなくっちゃね。もう信濃鶴を扱ってくれている駒ヶ根の酒販店さんの店頭で見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、長生社にしては珍しくこの年末に新企画が立ち上がっていますから、頃合いもありますんで、そのご案内をしたいと思います。
さて、どんな企画かって言うと、『搾りたてを飲んじゃおう企画』とでも言えばいいでしょうかね。店頭で予約をしていただいたお客様に、今年の新酒を搾った直後にお届けしようという企画です。実はこの手の商品はいろんな蔵でやっていますから、これと言って目新しいもんじゃありません。
『朝搾り』などというネーミングでやっていらっしゃるお蔵さんが多いと思います(もしかすると登録商標になっているかもしれません)。朝搾ったお酒をその日のうちにお届けしますなんていうコンセプトでしょうかね。しかし、お酒の出荷管理は酒税法のからみもあって、そう勝手なことができるわけではないんです。
これまでは、1本のもろみを全て搾り終わって、そのもろみからどれくらいのお酒と酒粕が生成されたかをきっちりと測定する『検定』と呼ばれる作業をしてからでないと、製品にすることができませんでした。ところが数年前の規制緩和が盛んな時期にその辺も緩和されて、お酒の量をみなして『検定』することで、もろみを搾り終わる前でも製品にすることができるようになったんです。
今回のこの企画に関しては、そこまでの搾りたてではありませんが、搾ってからなるべく日が経たないうちにお届けできるようにする予定でいます。これまでも信濃鶴には『しぼりたて生原酒』という商品があります。中身は基本的に同じになりますが、わざわざご予約いただくんですから『しぼりたて生原酒』をホントのしぼりたて状態でお届けできるように計画中です。
お酒は搾った直後には、酵母の発酵によって生成された炭酸ガスがお酒の中に微量に残っていて、少しピリピリするんです。このピリピリ感は日が経つに従って消えていきますから、それを感じていただければ面白いかなと思っています。ビールを注いだ時にあんなに泡立つのは、その炭酸ガスがたくさん封じ込められているからなんですよ。
この企画の言い出しっぺは、駒ヶ根の地元のスーパーマルトシさんです。お酒を搾る日をこちらからマルトシさんへお知らせして、ご予約のお客様には全て電話で連絡を入れるという手のかけようで、年末の信濃鶴の拡販を狙っておられるみたいです。他の酒販店さんもこの企画に相乗りしてもらって構わないと、太っ腹な事をおっしゃっていただいたので、地元の酒販店さんには全てご案内しています。
12月20日頃の発売を予定していますが、搾りたてを速攻で飲むも良し、年末年始用のお酒にするも良しだと思います。予約分を先行して特別にビン詰めしますから、皆さんも予約して下さいね。でも、あんまりたくさん注文が来ると、ビン詰めが間に合うかな(汗)。
□□□ いろんな企画が舞い込むなぁ □□□
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