
さて、昨日は宇都宮市の餃子から駒ヶ根市のソースかつ丼まで話が飛びました。この両方の事例で『先に言ったもん勝ち理論』が成立しているような気がします。ということは・・・ようやくここからが本題です(笑)。
信濃鶴の商品の中に、ほんの少しだけですが変り種がいます。基本的に我が社ではプライベートブランド商品、俗に言うPB商品は作ってはいません。例えば、その居酒屋さん専用のラベルの貼られた商品とか、個人の酒販店さんが企画したオリジナル商品みたいなものです。
そういう商品はあまり長続きはしませんし、我が社の体制もそれ程の少ロットに対応できていないからです。そんな需要にお答えするために、税法上必要最小限の事項だけを記載したとても小さなレッテルの商品はありますけどね。自分のお気に入りのデザインのものを反対側に貼れば、簡単に自分専用のお酒に作り変えられるっていうわけです。
しかし、例外があるんです。公共性の強いものに関してのみPB商品を作るお手伝いをさせてもらっています。例えばお祭り専用のお酒とか、我がまちの地酒を作りたいからと隣りの飯島町から依頼のあったお酒とか、駒ヶ根市の市制50周年を記念したお酒なんかです。
その50周年記念のお酒が好評で、今でも『純駒』という名前で駒ヶ根市の酒販店さんのみの取り扱いブランドとして残っています。1升ビンで1000本分のみの限定発売です。毎年きちんと売り切れてくれる優良商品ですよ。
その純駒のレッテルにこう書いてあります・・・
山紫水明 駒ヶ根は
アルプスの雪解け水が育みし
純米酒のまち(ここ重要!)
・・・さて、ようやく言いたいことが見えてきましたね(笑)。
こういうコピーって、なかなか出てこないんですよね(汗)。地元のデザイン・企画会社の知り合いと、駒ヶ根市の酒販店の皆さんと一緒に頭をひねって考えました。この商品は駒ヶ根市内のみの発売ですから、私はどうしても入れて欲しかったんですよ『純米酒のまち』っていうひと言をね・・・。
酒販店の皆さんの中でも、この地域が日本酒に関してはとっても特殊な場所なんだっていうことが認知されてきています。だって、まちの居酒屋さんで何も注文をつけずに普通に「お酒ちょうだい」とか「お燗お願いします」とか「お銚子1本」と言った時に、純米酒が出てくるなんて通常ありえませんからね。
「地元の人たちにいい物を飲ませたい」、それは、私の信濃鶴にかける思いの大部分であると言っても過言ではありません。そういうまちを作りたいんです。実際にそれだけの量の純米酒がこの地域だけで消費されているのですから、たぶん、たぶん、たぶん、このまちは日本一純米酒を飲んでいるまちになっていると思うんです。
何でそういうことをもっと周知させないんだと、いろんな人から怒られています。当然その努力はしているつもりですが、これほど日本酒に関心がもたれない時代に、皆さんに興味を持ってもらうことの難しさを実感しています。
そこで、内側からの啓蒙が困難であれば、外からの口コミによって地元を目覚めさせるために、『先に言ったもん勝ち理論』を応用して、「駒ヶ根市が日本一純米酒を飲んでいるまちだ」と言ってしまおうという結論なわけですよ。こんな地域そうはないんだから、とりあえず口に出して言っちゃいましょう(笑)。
「餃子と言えば宇都宮」、「ソースかつ丼と言えば駒ヶ根」、そして「純米酒と言えば駒ヶ根」と言われるように、今から種をまいておこうじゃないですか。「餃子」から「ソースかつ丼」、「ソースかつ丼」から「信濃鶴」がようやくつながりましたが・・・ちょっと強引でしたかね(笑)。
□□□ 餃子とソースかつ丼を食べながら信濃鶴が飲みたい(笑) □□□
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