


今日は大変な1日だったなぁ。台風一過の素晴らしい天気でしたが、それを楽しめたのは朝の一瞬だけでした。麓は紅葉、頂は積雪なんていう景色はそうは見られないでしょうし、こんなにきれいに見えることも珍しいですよ。ちょっとだけ欠けた月も、漂っている朝霧も風情じゃぁないですか。
今日は『入蔵(にゅうぞう)』の日です。昔、新潟から杜氏さんたちが来ていた頃には、みんなが駒ヶ根にやって来て、蔵に泊まり込むようになる日のことを入蔵と言っていましたが、今では私が蔵に泊まり始める日をそう呼んでいます。どういうタイミングで泊まるようにするのかは決まっていませんが、基本的には米洗いが始まったらですね。
今日から米洗いが始まりましたから、私も今日から蔵に泊まろうと思います。明日には麹を造るムロに蒸米が運び込まれます。今期の造りが始まります。「ついにこの時が来ちゃったなぁ」とも思いますが、昨日あたりから私の中の酒造りモードのスイッチがようやくオンになったような感じで、新たな闘志が芽を出し始めてます(笑)。
本当はもう少し前に始めたかったんですが、それが出来ない訳があったんです。3枚目の写真は何でこんなものがと思われた方も多いと思うんですが、これは、『駒ヶ根協力隊週間国際広場』の開会式のひとコマです。市内の幼稚園児たちが開会のセレモニーをやってくれています。このイベントもどうしてもやらなくっちゃならなかったんです。
例年通りのスケジュールであれば、こんなことにはならなかったんです。JICA駒ヶ根の候補生の訓練日程が少し遅れたのと、信濃鶴の今期の造りが少し早まったために、大事な米洗いの日とイベントがくっついちゃって、ギリギリ調整して、イベントが大体カタのついた今日の午後に米洗いをするという、殺人スケジュールになっちまいました。
そんなの、仕事を優先すりゃいいじゃんと言われるかもしれませんが、とりあえず不出来とは言え、実行委員長が抜けるわけにもいかんじゃないですか。本末転倒かもしれませんが、この地域のまちづくりも私にとっては立派な仕事です。酒造りもまちづくりなんです。両方を同等に考えて、こんな苦しいことになりました。
開会式であいさつをして、毎年恒例のレストランで人気メニューの『ブリック』を200食作って、蔵に飛んで戻りました。楽しいイベントですし、実行委員の連中は夜の自分の時間を潰してこれまで頑張ってきました。私としても、どうしても成功させてやりたいんです。まあ、大勢の前で話をしていても、頭の中は米洗いでしたが・・・(笑)。
なんとか、蔵人のMさんと米は洗えました。明日の準備も何とかできました。今日は家に帰ってゆっくり寝ちゃおうかとも思ってましたが、やっぱりそうもいかないみたいです。なぜって、米洗い失敗しちゃったからですよ・・・(涙)。
□□□ こんなにあわただしい入蔵も初めてでした □□□
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