専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

創業年

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ある書類を書いていたら、会社の設立に関して書かなくっちゃならない項目があって、そのひとつに創業年月日ってのがあったんです。大正9年ってことは分かってるんですけど、年月日まで聞かれると、そんなこと全く知らなかったってことに気付かされて、金庫の奥から古い創業当時の書類を引っ張り出してみました。

新米社長さんは知らないことばかりでお恥ずかしいんですけど、定款だとか、株の配分だとか、設立総会議事録とか、何とも古めかしいことばかりがつづられている分厚い1冊の帳面があって、そこに全て書かれてましたね。こういうものがあることは知ってましたけど、ちょっとその気になって中をのぞいたのは今回で何度目かっていうくらいですね(汗)。

設立は大正9年2月27日なんだそうで、どうしてこんなに中途半端な日なのか、2月末日なら28日だし、うるう年の時には29日になるからそれを嫌ったのか、それとも私の知らない何か常道とか掟があるのか・・・ま、いずれにしても、その日だってことが分かりましたから、今後は心配しなくていいでしょう(笑)。

『酒造株式会社長生社』としては大正9年(1920年)ですが、私のひいひい爺さんが酒造りを始めたのはそれよりもずっと前の明治16年(1883年)ってことになってますから、どっちのことを書いた方がいいのか迷いましたけど、とりあえず長生社の情報として大正9年にしておきました。

創業は明治16年って公表してますが、本当にその年だったかどうかはあまり定かじゃないんです(汗)。ひいひい爺さんが書いて、いまだに現存している酒の仕込み帳の一番古いのが明治16年なんですよね。もしかしたら、それ以前にも造ってたのかもしれないんですけど、ウソにならないように16年にしてあります(笑)。

さすがにその頃は株式会社でもなかったでしょうし、当時『田沢酒店』と称していた会社については何も残ってはいませんが、お酒の仕込み帳だけはしっかりと残っていて、厚手の和紙に書かれた墨の筆致は若かれし頃の爺さんの面影を感じさせてくれます。どんな時代で、どんな志で、どんな酒を造っていたのか、我が家のこととはいえ、大いにロマンですなぁ(笑)。


□□□ ランキング1位もロマンです □□□
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コメント

仕込み帳

130年を超える酒蔵の歴史を確認できる仕込み帳が残ってるのは凄いですね。
今日の写真は株式会社設立の総会決議書でしたけど、
その仕込み帳の写真はブログに載せたことってあるんですか?
墨で和紙に掛かれた仕込み帳を見てみたい気もしますが、
社外秘のことが書かれていて公開NGだったりして。(汗)

ボクが見学させてもらっている酒造のホームページを確認したら、
明治11年創業で北海道内最古の蔵元と書かれていました。
明治の初めの頃って酒造の創業が多かったんでしょうかね。

  • 2016/11/23(水) 11:27:16 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 仕込み帳

仕込み帳の写真はいつか載せたような気がするんですけどねぇ・・・。
公開NGなんてことはありませんから、機会があったら今度写真撮っておきますね(笑)。
尺貫法で書かれてますから、見ても実感がわかないんですよね(汗)。
同業他社の歴史を聞いても、明治から大正の頃は酒蔵の創業は多かった時期だと思いますよ。

  • 2016/11/23(水) 22:38:47 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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