専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になってしまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

いきさつ(1)

なぜ、ブログを書く羽目になったのか。もう造りは本格化しているんですけど、どうしても書いておきたい最後の話です。いきさつはこうでした・・・。

駒ヶ根市に「テクノネット駒ヶ根」という団体があります。異業種交流、人材育成、経営改善など、いろんな研究会を立ち上げて活動しています。ホームページには

『 中小企業が急変する構造改革に対応するため、地域の企業が連携し、知恵や技術を補いながら、それぞれの企業の体質を強化すること目的としている。人材育成のための異業種集団であることから、別名「産業界の市民大学」とも呼ばれている。 』

なんて書いてある。長年にわたる活動が、地域イノベーションに寄与していることを認められて、信州大学イノベーション研究・支援センターから「地域おこし賞」を受賞したりもしていて、結構活発に活動しているのです。実際、参加企業には元気な会社が多く、この活動の成果が現れているものと感じています。

長生社はこれまでもいくつかの研究会に参加してきましたが、本年度は「マネジメント研究会」というやつに参加しているのです。これもホームページには

『 若手経営者が自分の会社の抱える経営の悩みを会員と共有し、解決していくための研究会です。 』

と書いてある。へぇー、そうだったんだ・・・(ヤバイよ、分かってないじゃん)。本当のところは、頭の上がらない先輩が大勢参加している研究会で、何の抵抗も出来ずに引きずり込まれてしまったというところです。業績のいい会社の人ばかりで、私なんか肩身が狭いんですが、こいつも何とかしてやろうと可愛がられているんでしょう。

研究会では、「おめぇの会社はなぁ・・・」とやり込められてしまうことが多く、防戦一方です。これまでも、マーケットインかプロダクトアウトかなんていう議論の際には、信濃鶴は多分にプロダクトアウト的要素を持っているもんだから、今様の流れにマッチしていないと、かなり叩かれました。「それでもやるんだ!」と泣きながら抵抗したもんです(嘘)。

その研究会で、また窮地に立たされちゃったのです。
「お前は純米蔵だなんて言ってるけど、誰もそんなこと知らないじゃん。駒ヶ根市民のどれくらいの人が知っていると思ってんの?そんな独り善がりじゃあ、酒なんて売れないよ。知ってもらう努力が足りねぇよ。やる気あんのか?」
「これまで純米酒造ることに専念してたし、誰も知らないてことはないんじゃ・・・」
「じゃぁぁ聞いてみるか?」
懇親会場の飲み屋のおねぇちゃんに聞く。
「信濃鶴が純米酒だって知ってた?純米酒って分かる?」
「・・・」
「ほら知らないじゃん!」
「いや、それは突然聞かれたから面食らっただけ・・・」
「あーあ、だからダメなんだよ長生社は!」
酔った勢いでみんなで同調してヤンヤヤンヤ、大盛り上がり。そして、
「そうだ、お前ブログやれ!」

ブログ?なんだそりゃ?あのライブドアの堀江社長が毎日書いてるやつか?

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  • 2007/03/08(木) 11:09:10 |
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