専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

酒売り場



一般のお客さんがどこでお酒を買っておられるのか、これはアルコールメーカーとしてはかなり気になるところですが、先日の業界紙にそんな話題が載ってました。『醸界タイムス』さんっていう、日本酒ばかりでない酒造業界の情報を伝えてくれる専門新聞に、国税庁からの公表ってことで記事になってたんですけどね。

酒類っていう括りですから、その中の日本酒の割合等の細かい数字までは分かりませんが、量的に見るとスーパーで販売される酒類が一番多いんですね。ビールにしてもワインにしても焼酎にしても日本酒にしても、ご家庭のお母さんが買い物ついでに手に取っていくような状況が多いってことなんでしょうか。

そう言われて振り返ってみると、スーパーさんのアルコール売り場ってとても充実してるような気がしますね。それは、専門的な地酒やワインが置いてあるっていう意味じゃなくって、品揃えっていう意味ですけど、特にワインなんか昔じゃ考えられないほどの銘柄が田舎のスーパーにすら並んでいて、日本酒の肩身の狭さがにじみ出てる気がするんですけどね(汗)。

売り場の面積だって、相当な広さを酒類のために割かれているスーパーさんが多いじゃないですか。それはもう、街の小さな酒販店さんじゃ絶対に置き切らない程の量であって、いろんなものを飲んでみたいとか、これしか飲まないっていうお客さんにもしっかり対応できているのかもしれません。

振り返って、街の小さな酒屋さんを見てみると、何かに特化して生き残りを賭けているお店以外はなかなかに苦しい展開なんだと思います。特化って一口に言っても、何に特化するのか、田舎の小さな商圏でどのくらいのお客さんが見込めるのか、仕入れを確保できるのか、難しい課題が多いと思いますね。その中で頑張っておられる皆さんは、何事にもブレない石頭の持ち主なのかも(笑)。

信濃鶴の地元を見回しても、後継ぎがおられるお店がほとんどないような現状を見るにつけ、お酒の売り場も徐々に変遷していかざるを得ないのかもしれません。売り場の数として一番多いのがコンビニだっていうのも、それを裏付けているかのようですけど、今後どういう売り場がうち程度の小さな蔵には合ってくるのか・・・悩み過ぎても余計に髪が薄くなるだけでしょうから、この辺で止めときますけどね(笑)。


□□□ そろそろ逆転でしょ □□□
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コメント

こだわり

「醸界タイムス」の誌名はいかにもですね。(笑)
確かにスーパーには、ビール、ウイスキー、ワイン、焼酎、日本酒と、
様々なジャンルのお酒がまんべんなく揃えられていますね。
それに太刀打ちしなきゃいけない酒販店のご苦労は大変なものでしょう。

先日、我が家からはかなり遠いんですけど、
酒屋八兵衛を扱っている札幌の酒屋さんを初訪問しました。
到着して営業しているのか?と疑うほど店内が見えず、ひっそりとした佇まい。(汗)
良く見ると営業中の札が下がり、ドアに何かが挟まれて少しだけ開いてます。
恐る恐るドアを開けても中は薄暗くて店内の様子がすぐには分からないほど。
その暗さも、日本酒の品質を守るためのこだわりで、
気になったリーチイン内のお酒は
お店の人にお願いして取り出してもらうのがルールと説明を受けました。
ここまで拘らなきゃいけないものかと驚かされましたとさ。(^^ゞ

  • 2016/08/27(土) 13:33:35 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: こだわり

スーパーさんのアルコールの品揃えにはビックリするばかりです。
あれだけのアイテムを揃えるだけだって大変なことだと思うんですけどね。
そこがスーパーさんの強みでもあるってことなんでしょう。
札幌のこだわりの酒屋さんは相当なものだとお見受けしますが、一般の方には敷居が高そうですね(笑)。

  • 2016/08/27(土) 17:45:05 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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