専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

初呑み切り



写真は昨日の二重虹のもので、完全なる使い回しで、今日の話題とは全く関連がありませんのであしからず(汗)。実は、もう1か月も前の話になるんですけど、造り酒屋での恒例行事である『初呑み切り』が行われたんですけど、その時の写真が撮ってなくて記事にしそびれてたもんだから、今日はその時の回顧録をこの写真と共にお届けしようっていう強引な企画です(笑)。

『初飲み切り』と書かれている場合もありますが、本来の意味は『初めて』『呑みを』『切る』ってことですから、『飲み』でなくて『呑み』を使うのが正しいんだと思います。『呑(のみ)』っていうのはお酒のタンクに付いているお酒の出し口のことで、そこを初めて開けて中のお酒の味を確認することを言うんですけどね。

それは、行事としては各酒造組合の支部単位で開催されることが多くて、長生社のある県の南部では伊那支部と飯田支部が共同で行っているんです。7月の末にみんなで集まって、国税局や県から先生をお招きして利き酒をしていただいたんですけど、写真を撮り忘れていてブログ記事にしそびれてたってわけです(笑)。

基本的には、蔵の中で10本のタンクにお酒が貯蔵してあれば、その全ての呑みを切ってビンに詰めて持ち寄りますから10本の出品になるんですけど、その他冷蔵庫でビン貯蔵してある物や、製品の形になっている物等を持ってくるお蔵さんもありますから、8蔵が集まれば100本近い数の利き酒になってそれはそれで大変です(汗)。

でも、地元のお蔵さんのお酒をそれだけ集めて利ける機会なんてありませんから、いろいろと杜氏さん方にもお話を聞きながらで勉強にもなりますし、その中で今年の鶴の出来はどうなのか確認もできる貴重な場です。昨年の造りの時に打った方策がどういう結果になっているのか、客観的に見ることもできますしね。

この持ち寄りでの研究会と同時に、会社でも社員が集まって利き酒をするんですけど、その時には他のお蔵さんのお酒はないとしても、これから自社の製品になるお酒の事前審査ってことですから、あれやこれやみんなで話し合いながらの利き酒になって、それはそれで楽しいですね。大きな問題点はないとしても、毎年改善点が出てくるのは前進している証拠だってことですが、今年の造りもどういう方向に持って行くのか頭を悩ませ始めてます。


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コメント

課題

9月がそこまで近づいて、次の造りに頭が行くようになって来ましたか。
毎年のサイクルとは言え、身体と気持ちの休まる暇がありませんね。
人材育成という大きな課題もあって社長杜氏として悩みも多いでしょうが、
できることは知れてますから「やれることから着実に」ですね!

  • 2016/08/26(金) 12:31:17 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 課題

できることは知れている・・・本当にその通りだと思います。
あれこれやらなくっちゃならないことばかりが頭の上に覆いかぶさってるような気分(汗)。
おっしゃるとおりに、やれることから着実に手を付けるしかないんでしょうね。
やれてることもあるんですから、前向きに行きましょう!!!(笑)

  • 2016/08/26(金) 18:19:24 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

聞き酒

ウイスキ-で例えるとシングル一杯が30ccなので100本聞き酒すると単純に30×100で3リットル。日本酒で言えば一升六合七尺ぐらいだと思いますが口が堅くて一度入れたら「ペッ」できない私は頑張っても四日くらいかかりますかね?

  • 2016/08/26(金) 20:47:53 |
  • URL |
  • 鳥居 慶司 #-
  • [ 編集 ]

Re: 聞き酒

鳥居さんに利き酒は無理なんでしょう(笑)。
私も最初はもったいないと思ったもんでした。
でも、自分の身体を考えれば、飲んでなんていられないわけです(笑)。
呑まないつもりでも少しずつ入ってますけどね(汗)。

  • 2016/08/27(土) 17:42:55 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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