専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

奈良漬け



これは、お盆の恒例仕事ってわけでもないんですけど、毎年この時期に酒粕を使って奈良漬けを漬けるのは田舎ではよくある光景です。岳志家でも、そんなにたくさんじゃないんですけど、手前味噌ならぬ手前酒粕で例年奈良漬けを作ってます。漬けるのがこの時期になるのは、原料である瓜がお盆前後に収穫されるからって理由なんですけどね。

瓜の中身の種の部分をくりぬいて塩漬けにして、それを少し天日で乾かして、砂糖を混ぜた酒粕に漬け込むってだけのことで、やってみれば何も難しいことはないんですけど、今ではどのご家庭でもやってるっていう仕事じゃなくなってきて、酒粕の売れ行きは昔と比べればかなり少なくなってきているのが現状ですね(汗)。

若い世代は漬物なんて食べないのか、食べ物に手間をかけることが敬遠されるのか、若い世代じゃなくてももうそんなことしなくなってるのか、瓜が大豊作でお隣の家からたくさんもらったからしょうがないから漬けとくかってくらいの年になると、しょうがないから酒粕も買ってもらえてラッキーなんですけどね(笑)。

塩や砂糖の加減とか、どのくらい干しておくのかとか、どの蔵の酒粕を使うかによって各家庭の味は変わってくるんでしょうけど、信濃鶴の酒粕にも固定客がいて毎年ご好評をいただいてます。いろいろな酒粕を使ってみて鶴がいいっていうよりも、毎年鶴の粕でやってるから何も考えずにずーっとそのままっていうご家庭も多いんでしょう(笑)。

それでも、スーパーで他の大手のお蔵さんの酒粕と並ぶとやっぱり地元の物から売れていくみたいで、特に今年は酒粕の売れ行きは良かった方だと思います。単に瓜の出来が良かっただけかもしれませんが、お盆前に売り切れ状態になっちゃって本当におかげ様でした。余り気味になると大変なので、今年は心労がひとつ少なくて済みそうです(笑)。

今回漬けた奈良漬けは、一週間ほどすればもう食べられるようになります。まだ漬かりが浅いうちのコリコリした感じも美味しいですけど、しばらく置いてしっかりと味の浸み込んだのもまたいいもんですよ。暖かい場所に置くと酸っぱくなってっちゃいますから、冷蔵庫に入れられるようにタッパーに漬け込むのが岳志家の流儀です。


□□□ 低得点ですが1位です(笑) □□□
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コメント

そりゃ

何を使っているかもわからない、どこの蔵だかもわからない酒粕を使うより、地元で顔も知れてる信濃鶴の酒粕使いますよね(笑)

以前、嫁さんの実家に信濃鶴の酒粕を送ったことがあるんですが、その時は「ずいぶんサッパリした酒粕だね」と言われました。
まぁ、地元があの神亀さんのトコロなので、そりゃあちらと比べては…と思いましたが(笑)

  • 2016/08/19(金) 11:14:25 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

純米酒粕

今年は瓜の出来が良かったようで、酒粕が早々と売り切れて良かったですね!
信濃鶴の酒粕が好評なのは地元の酒蔵ってこともあるでしょうが、
やはり美味しさに満足しているから選ばれるんだと思います。
なんたって正真正銘、純米の酒粕ですからね!(^^)

前にも書いたかもしれませんが、ボクは漬物嫌いなので、
奈良漬けには全く興味がありませんが。(汗)

  • 2016/08/19(金) 12:29:56 |
  • URL |
  • まっちー #-
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Re: そりゃ

地元産の物はいいものだって誰にも思ってもらいたいですね。
地元の米だけですから本当に地元の物しか入ってませんしね(笑)。
サッパリした酒粕って言われることも少ないですけど、きっとそんな印象だったんでしょうね。
色白で香りがあって美味しいっていうセールスポイントで売ってるんですけどね(笑)。

  • 2016/08/20(土) 07:32:37 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 純米酒粕

まっちーさんが漬物嫌いっていうのは悲しい現実です(笑)。
まぁ、酒粕が関係するのは奈良漬けだけですけどね。
今年は酒粕が残るってことを考えなくてすんで実にラッキーでした。
毎年こんな状態だったら、夏の悩み事がひとつ少なくて済むんですけどねぇ(笑)。

  • 2016/08/20(土) 07:34:27 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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