専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

鶴粕始動

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今年も酒粕を詰め始める時期がやってきました。これから2ヶ月ほどの間は、日々酒粕を袋詰めする作業が続きます。酒造りのないこの期間の重要な仕事になるわけですけど、年々酒粕需要も減少してきてますから、どうやって在庫量を売っていくのかはどこのお蔵さんでも頭の痛い課題になってきていると思います。

言い方は悪いですけど『カス』なわけですから、これを目当てに酒造りをしているってことじゃなくて、あくまでもお酒を造った副産物として出るものであって、酒粕の量を調整して造るなんていう状況じゃないんですよね(笑)。そんなにいらないから酒粕の生成は少しにしておこうなんていうなんていう手心は加えられないってことです。

昔は良かったんですよね。特に長野県では奈良漬けはどこのご家庭でも自家製を漬けてましたから、夏の瓜の出来が不作でなければ毎年全量を売り切ることができたんです。消費の大部分を占めていた奈良漬け用っていう目的が減少してく中で、今年抱えている酒粕をどうやって売りさばいていくのかは、毎年あれこれ方策を打ってはいるんですけどね。

何とか需要喚起をしたい鶴粕としては、小口容量に対応したり、ビニール袋のデザインを少し変更してみたりしてはみるものの、本質的な底上げにはなるはずもなくて、やっぱり苦戦してますね(汗)。それでも、色白で芳香で美味でっていう3拍子揃った粕ってことで、結構熱烈なファンはいてくれるんですよ。『鶴チュー』ならぬ『鶴粕チュー』的なオバさん達に大いに救って頂いているのも事実です(笑)。

田舎では固い粕が好まれますから、わざわざ冷蔵庫に入れて冷やして保管してたりして、コストをかけていい酒粕にしようと努力もしてるんですけど、写真でご覧いただけるように、1トン容量のプラスチックコンテナに入れて積んで保管できるから可能になった方法なんですよね。昔は大きなタンクの中にまとめて保存してましたから、それを冷蔵庫に入れるってことはできませんでした。タンクから掘り出すのもエラク大変な仕事でしたね(汗)。

とにかく、瓜でも野菜でも魚でもいいですから酒粕に漬けてみて下さい。どういう結果になるのかは保証致しかねますが、きっと新たな味になって美味しいはずです(笑)。もう少しすると他のお蔵さんの酒粕も一斉に店頭に並び始めるでしょうから、食べ比べてみても面白いかもしれません。瓜の出来さえ良ければ、今年は売り切れるはず・・・なんですけどねぇ。


□□□ 売り切れの方策は? □□□
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コメント

卓球ができる?warai

この青いプラスチックコンテナが積まれてる部屋全体が
冷蔵庫になってるんですかね。
こりゃあ卓球ができるほどに広いや!(笑)

手前にちらっと写ってるコンテナの中身を見ると確かに色白の酒粕です!
醸造アルコール無添加の純米酒粕なことを武器に、
どんどこバンバン売れてくれると良いですね♪ (^^)

  • 2016/06/18(土) 09:25:28 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 卓球ができる?warai

確かに卓球くらいなら余裕でできますね(笑)。
この部屋全体が冷蔵庫ですから、真夏の練習もOKです!
鶴粕は色が白いのが一つの特徴になってるかもしれません。
セールスポイントをしっかりアピールしてどんどんと売り込みたいもんです!

  • 2016/06/18(土) 17:03:14 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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