本当だったら、今回見学させて頂いたお蔵さんについての詳しいレポートを書きたいところなんですけど、ネットには具体的な事は書かないで欲しいっていうご要望が、やっぱりいくつかのお蔵さんから出されましたから、まぁ程々の内容でご報告させてもらって、読者の皆さんにはご勘弁願いましょう(汗)。イケてるお蔵さんは、いろいろと心配しなくっちゃならない事が多いんですよね。
秋田県の酒造メーカーって聞くと、どこも大きくて、一般的な普通酒をたくさん造っているっていう印象を個人的には長い間持ってたんですけど、日本酒需要の長期低迷を背景に、大衆酒で生き残れるのは超大手さんのみになって、東北のビッグメーカーだと思っていたお蔵さん達も、とても個性的な美味しいお酒を手間をかけてお造りになっているんですよね。
東京の酒販店さんの棚にも、売れ筋のお酒として並べられているのをよく目にしますし、実際に口にする機会も多くて、その実力はよく分かってましたから、今回の研修旅行はその辺の秘密を見られるんじゃないかととても期待してたんです。ま、実際には、私達との格の違いを見せつけられて、コテンパンに打ちのめされたって気分ですけどね(涙)。
元気のあるお蔵さんを見学するんですから、当然勢いがあるハズではあるんですけど、その熱意といい技術力といい設備といい、並々ならぬものを感じさせてもらいましたね。やっぱり、元々が大きなお蔵さんだけあって、お酒造りに関しては長野県より一枚上手って感じでした。技術的な面から見ても、やるべき事をしっかりと実践しておられましたね。
他にも、若手の蔵元杜氏のグループを結成して、独自の活動をしたり製品を売り出したりなんかして、メディアにも露出度が高い活動をなさっておられます。そういう活動も、単に話題作りってだけじゃなくって、しっかりとしたコンセプトと実行力があってのことだったんだってのもよく分かりましたし、実際に騒がれるだけの中身があるってことも理解できましたね。
中には、今の日本酒業界の風雲児的なお蔵さんもいて、そのお蔵さんではとても刺激的なお話が聞けたんですけど、誰もマネできないようなことを実行に移すような蔵元はブレない芯があってカッコ良かったですねぇ。ご挨拶させてもらった時に、「あぁ、信濃鶴さんですか!」と名前を知って頂いていたのは、私としては実に光栄なことでしたよ(笑)。
□□□ 写真はお昼に食べた稲庭うどん □□□
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