専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

酒蔵甘酒



さて、これもゴールデンウィークに拾った話題。車を使った営業で快適に小売店さんを回っている時の、あるお店で発見したのが上の写真の商品です。よく見ればお分かりになりますが、『八海山』で有名な新潟の日本酒メーカーさんがお出しになっている甘酒なんです。ちょっと見ただけではヨーグルトか何かの飲料に似てるんですけど、酒屋さんにヨーグルトは滅多に置いてないですから(笑)、女房が気になって手に取ったみたいなんですけどね。

地元の伊那谷でも甘酒を以前から発売なさっていて、売り上げもかなり好調なお蔵さんもあるんですけど、日本酒メーカーの造る甘酒っていうのがそれなりの認知を受けて、市場も広がっているのは確かなようです。それほど爆発的なヒットっていうわけでもないでしょうけど、造れば売れるっていうくらいに、ちょっと引っ張りだこ状態みたいですね。

そこのお店のご店主に聞いたところによれば、この新潟のメーカーさんでは甘酒用に蔵を建てて、出荷数量も5万石あるっていうんですから、飛び上がるほどぶったまげましたよ(汗)。日本酒だってそんなに量は造っておられないと思いますから、量的には本業の日本酒より売っているわけで、もう日本酒メーカーなのか甘酒メーカーなのか分からないくらいです。

造る側として考えるのは、日本酒のことを思えばわずか数日で出来上がる甘酒は、すぐに商品の形にできる分、有利な点が多いんじゃないかって事です。麹さえ造ってあれば仕込みはすぐにできますし、米を甘酒まで溶解させるのに2日くらいでいいのかな?ただし、容器に詰める際に少しでもこぼれるとすぐにそこがカビちゃうって聞きましたから、ビン詰め等には気を使うんでしょうね。

飲んでみると酒屋の甘酒らしいお味でした(笑)。私も昔少しだけ造ってみたことがあったんですけど、スーパーで売っているような麹と、酒造用の麹は元の種麹菌の種類も、造り方も違いますから、若干味にも違いが出るかもしれませんね。こうやって、日本酒メーカーの大手さんに酒蔵の甘酒を全国に認知させてくれる先鞭を付けてもらえれば、もしかしたら長生社にとってもいい商売のネタになる・・・かも?


□□□ そんなに甘かぁないか □□□
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コメント

踏み出す?

さすが有名銘柄があると、甘酒用の蔵を立てちゃうほどに売れるんですね!
容器のデザインだって思わず手に取りたくなるほどオシャレです。

ボクが見学させてもらう蔵では冬の搾りの時期に、
純米吟醸や大吟醸の酒粕で作った熱々の甘酒を飲ませてくれることがあります。
だから、酒造メーカーの甘酒と言えば酒粕を使うと思ったら違うんですね。
商売のネタを仕入れて新たな販売戦略に踏み出すのかな?

  • 2016/05/12(木) 12:27:38 |
  • URL |
  • まっちー #-
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本当に

五万石あるんでしたらスゴイですね~
本業が三万石しか無いみたいですから、一般の人が普通に飲むと、それだけのマーケットがあるってことなんでしょうか?

気にしてみないからかもしれませんけど、お酒の八海山よりも見かけない気がするんですが、私がそういうコーナーに行かないからなんですかね?(笑)

  • 2016/05/12(木) 14:05:23 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

Re: 踏み出す?

そんなに売れてるなんて、本当にビックリこきましたね。
なんでも全国紙に1面広告を何度も出しているんだそうですよ。
そのくらいのコストをかけてもペイするくらいに売れてるってことなんでしょう。
この場合の甘酒はアルコール分ゼロの本当に麹だけから造ったものでしょうね。

  • 2016/05/12(木) 18:48:33 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 本当に

5万石の甘酒なんてどえりゃー量ですよね。
子供から大人まで飲めるんだからそのくらいは消費できるんですね。
この商品は酒屋さんじゃない所で売っているかもしれませんが・・・。
私もほとんど拝見したことはありませんでしたよ。

  • 2016/05/12(木) 18:50:21 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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