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「よーし、そんじゃ、今週は麹室の掃除をやっちゃうことにするぞ!」「分かりました、社長!今年は火入れを優先してやってたから麹室が遅れてますしね」「掃除を終えて、早いところ消毒もかけちゃいたいんだ」「でも、濾過も進めなくっちゃなりませんけど」「そんなのは後回しでいいから、とにかく麹室を仕上げるんだ」「ハイ!でも、どうしてそんなに急ぐんですか?」「決まってんじゃねーか、早く納豆が食いてーからよ!!!」
・・・ということで、『納豆を早く食べようキャンペーン』で、麹室の掃除と消毒が急ピッチで進んでいる長生社の蔵の中です(笑)。酒蔵では仕込の時期に納豆が御法度になっているっていうことをご存知の方は多いと思います。これは、納豆菌が麹菌を汚染していい麹ができなくなっちゃうからなんですけどね。
きっと、手や口をしっかりと洗浄して清潔にしておけばそんなことにはならないはずなんですけど、なにせ目に見えないほど小さな菌が相手ですから、どこからどう侵入してくるか分かりませんし、製造に責任を持つ蔵人の立場とすれば、危ないものは遠ざけておくに越したことはありませんからね。
蔵にはまだ6本ほどもろみが残っていて、日々の管理も行い、時期が来れば搾るための準備もしているわけですけど、とにかく仕込作業はなくなっていますから、蔵の中の気分とすれば製造段階と片付け段階が入り混じっているような状態で、片付けられる物はドンドンと整理していっちゃいたいのが本音です。
仕込の張りつめた空気から解放されて気を抜きたいのも山々ではありますけど、なるべくテンションを下げないように片付け作業にも取り組んでます。また後でいいなんて思い始めるとズルズルと引きずっちゃいますから、とにかく片付けられる物はパッと片付けて、清々した気分になって、その御褒美として納豆を食べるわけです(笑)。
写真は麹を造る時に使うステンレス製の麹箱ですが、この手の物は簡単にサッと洗うってことができなくて、洗浄機なんかも使って案外時間をかけて洗わなくっちゃなりません。こういうのを全部片付けて、もう麹室の物に触らなくてもよくなったら納豆を解禁にしてるんですけど、1枚洗うのに時間がかかるのを横目で見ながら、心の中でカウントダウンしてる毎日です(笑)。
□□□ あと数日かな □□□
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