専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

長野県清酒鑑評会(つづきのつづき)

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で、肝心の信濃鶴の成績はどうだったかってことですが、それほど飛び抜けて良かったわけじゃありませんが、例年よりは上位に食い込んでましたね。今回の鑑評会では、優秀な成績のお酒に金賞を付けるとか、順位を発表するってことはされません。でも、公の発表じゃないんですけど、各お蔵にはどのくらいの評価だったかってことは知らされますから、大体の見当は付くんですよね。

2本出品したうちの片方は、一審でかなりいい点をもらってましたね。でも、よくあることなんですけど、上位のお酒だけで行われた二審では、良かった方が悪くて、悪かった方が良かったっていう結果でした(笑)。ちょっとした並び順の違いなんかで、評価も少しズレるってのは、審査員の不正確さってわけじゃなくって、嗜好品とはそういうものだってくらいにとらえた方が妥当でしょうね。

そうなるってぇと、「そんじゃ、全国の鑑評会にはどっち出せばいいの?」って迷いが生じるわけで、それをたくさんおられる先生方の中から、何人かの方を選んでご意見を頂戴するってことになるわけです。そのために、いろんな先生に残っていただくって配慮だったんですけど、あんまりたくさんの異なる意見をもらっちゃっても、逆にその全てが悩みの種になりかねませんから、私も全員の先生にはお願いしませんでした(笑)。

それでも、あらかたのご意見は同じ方向でしたから、あまり悩まずに全国用の出品酒を選べそうです。私も、蔵の中で味見をした時に良かったと思った方のお酒が、会場で利いてみたら案外ダレてて面白くなくて、最終的には先生方と同意見になりました(汗)。時間を置くと、お酒の味も変わっていきますから、その辺の見極めは難しいんですよね。

上の写真は、今回の鑑評会とは関係なくって、全国へ出品するお酒のデータを書き込んで提出するためのものです。原材料や製造工程やお酒の成分等、かなり詳しいことまで聞かれるんですよ。いずれにしても、そのお酒が金賞を取ってくれるのは切なる望みですが、今回の流れでいくと、一審はいいけど二審でつまずく・・・つまり、入賞まではいくけど金賞には手が届かない・・・ってところですかねぇ(笑)。


□□□ 入賞しないよりはいいけどね □□□
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コメント

利き酒能力

専門家の先生方が利き酒しても、一審と二審で優劣が逆転するなんてことがあるんですね。
それほどまでに微妙な差ってことなんでしょう。
利き酒能力のコンテストなんかも色々な採点方法があるんでしょうけど、
2回利き酒をして、好みのお酒の順番が合ってる数で順位を決める方法もあるようで、
何種類もあるお酒の順番が全部同じになるのって凄い能力ってことですよね。
ボク自身は利き酒能力が無くて、ただ呑んで美味しいと感じるしかできません。

  • 2015/03/27(金) 12:27:57 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 利き酒能力

順位の変動とか、評価の入れ替わりなんて当たり前にあることなんですよ。
一審でいい点つけたのに、二審ではエラク悪かったりすることもあります(汗)。
まっちーさんが書いてくれた方法は嗜好順位法っていう方法です。
が、これにもそれなりのテクニックがあったりはするんですけどね。
飲んで美味しいかそうでないか・・・が評価できればそれで十分ですよ(笑)。

  • 2015/03/27(金) 23:53:40 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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