専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

吟醸上槽(つづきのつづき)

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1本目の純米大吟醸から中1日置いて、2本目のもろみも上槽を迎えました。長生社では、大吟醸の仕込サイズは600キロって決まっていて、その大きさだと販売量から計算して、1本仕込めばいい年と2本仕込まないと足りなくなる年とが交互にやってくるくらいの製造量になるんですけど、今年は2本仕込まなくっちゃならない年ってことになって、大変な反面、チャンスは2倍あるっていう感じでもあります。

同じ様に仕込んでも、同じ様な発酵経過をたどっても、同じ様な搾り方をしたとしても、同じお酒にならないところがお酒造りの面白さでもありますが、私達の計算とはかけ離れた部分で神様がどういたずらするのかは分かっていませんから、同じやり方であろうが何であろうが、最終的に搾ってみるまではどんなお酒になるのかは分かんないんですよね。

今年、特徴的で面白かったのは、2本のもろみは全くと言っていい程同じ様な経過だったのに、仕上がったお酒には別々のキャラクターがあって、異なった出来になっていたことでした。そんな違いは一般の人には区別できないレベルだなんてことはなくって、それなりに差があって、どう違うのか表現できなくても、何となく違うってことは大抵の人には分かると思いますよ。

ですから、2本分チャンスがあるって言っても、いろいろ条件を変えて違った仕込み方をするのも一案ですが、同じ様にやってみてその結果の違いから何かを類推するっていう方法論もありなんじゃないですかね。2本ともほぼ同じ結果になっちゃった場合には、製造過程の安定性が証明されたっていう解釈でいくしかありませんが(笑)。

今年、私はこの考え方で2本を同じ様に仕込んでみたんですけど、それなりの違いが出ましたから、ちょっとこれからいろいろ考察してみようと思っているところです。信濃鶴の商品としての純米大吟醸は、この2本をブレンドしちゃいますから、皆さんにその違いを利き分けて頂くことはできませんが、ストーンヘッドの私としては私らしいやり方でいいんじゃないかと思っとります(笑)。


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コメント

違い

比較が変かも知れませんが、小さいときは見分けがつかないほどにそっくりな双子が、
同じ家庭で同じように育てられても、大きくなるに従って違ってきますよね。
同じ条件で同じように仕込んでも違いが出るのは生き物ゆえの個性なんでしょうね。

昨夜は、この夏に結婚する息子たちが選んだ式場のレストランで、
式場を下見がてら、相手のご両親と初顔合わせの食事会。
最近の結婚式準備や式場は自分たちの時とは大きく様変わりしてますね。
一夜明けて今朝は早起きして家を出発。
8時5分発の飛行機で京都旅行と慌ただしく動いてます。(笑)
通常よりも1万円ほどは安いと思われる格安ツアーを見つけて、
このチャンスを逃しては!と予約した旅行です。
今日は雨予報ですけど楽しんできます!

  • 2015/03/01(日) 07:25:24 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 違い

同じ様に仕込んでも同じにならないとはどの杜氏さんもおっしゃることです。
ただ、本当に同じ様に仕込んでるのかってなると疑問符も付きますけどね(笑)。
初顔合わせの翌日に京都旅行とは、まっちーさんもアクティブですねぇ・・・。
格安ツアーだから行っちゃうってあたりが、素晴らしい行動力です(笑)。
しっかり楽しんで来てくださいね!!!

  • 2015/03/01(日) 17:38:17 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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