専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

長野県清酒品評会

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今年も取れましたよ!長野県清酒品評会の金賞!!!昨年から、これまで通りの吟醸酒部門に加えて、新たに純米吟醸酒部門を新設してくれたもんだから、信濃鶴も金賞をいただけるチャンスがぐっと増えたんですけど、2年連続で受賞するっていうのはなかなか優秀だと自画自賛しとります(笑)。

吟醸酒部門は54蔵143点の出品酒の中から14蔵が、純米吟醸酒部門は55蔵95点の中から6蔵が選ばれて、計20社に金賞が与えられました。この20って数は固定ですが、純米吟醸酒の部にいくつ金賞が下りるかはその年々で多少変化するようで、今年は6社がこの部門での金賞をゲットしたことになります。

単純に数だけで見れば純米吟醸酒の部の方が狭き門ってことになるかもしれませんが、いずれの部門においても、蔵人たちが心血を注いで造ったお酒であることに変わりはありませんし、もっと言ったら、金賞を取れなかったお酒も全く同様なわけですから、優劣に一喜一憂するよりもお互いの健闘を称えるべきでしょう。

各県において同様のコンテストは開かれていますが、純米吟醸酒の部が新設されているのはまだまだ少数派なんじゃないですかね。新しい動きをすることにはそれなりの抵抗があるはずですが、長野県の醸造指導機関の先生方の英断には、私としてもとても励まされます。個人的には、もっと大きな公的品評会でも純米吟醸酒の部ができると嬉しいんですけどね。

案外難しいのは、『純米酒の部』にするか『純米吟醸酒の部』にするかじゃないですかね。例えば関東信越局の品評会には『純米酒の部』があるんですが、純米酒っていうくくりになると実にバラエティに富んだ酒質のお酒が出品されますから、その判断基準がかなりあいまいになっちゃう可能性が否定できないかもしれません。

『吟醸』っていうくらいのくくりが付くと、もう少し方向性が狭まってきて、物差し的には誰にも分かり易いものができる可能性が高いと思いますが、そういうのは吟醸の部でやればいいんだって議論にもなるでしょうから、簡単に決められる問題じゃないんでしょうね。とにかく、今回の長野県の品評会では『純米吟醸の部』っていうことでした。

鶴に関して裏話をすると、出品対象に考えていたお酒は3種類あったんですけど、出品は2種類までっていう決まりだったので、どれかひとつを外さなくっちゃなりませんでした。A、B、CのうちのAを外したんですけど、出張が重なったりしてあわてて選別したもんだから、私としてもそれで良かったのかちょっと気にしてたんですよね。

後で社内で利き酒をしてみると、Cを外した方が良かったんじゃないかっていう結論になって、もし金賞を取れなかったらそのことを大々的に言い訳にしようと思ってたんですが、取れて良かったです(笑)。いろいろ言い訳を用意してましたけど、めったにできない金賞受賞報告を読者の皆さんにすることができて、神様に感謝感謝です。


□□□ 知事賞っていうのが金賞のことです □□□
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コメント

おめでとうございます

自分自身のやりきった!という達成感 充実感はよろこびですよね (^^)

そのストイックに続けた努力が評価されるのは又 格別でございましょう♪




80歳の米作りの名人が 「俺は50回しか米を作った事がないんだ」と言うのを聞いて はっと思ったことがあります。

  • 2014/09/19(金) 07:56:47 |
  • URL |
  • 大五郎SP #-
  • [ 編集 ]

良かったですね

こんなに狭き門なのに受賞出来たのは まさに完成品なのですね。
後は後継者の問題なんでしょうけど それは10年もたてば決まっているかもしれませんよ。

  • 2014/09/19(金) 12:02:35 |
  • URL |
  • 泉山 #-
  • [ 編集 ]

おめでとうございます!

金賞受賞、誠におめでとうございます!
とても嬉しいニュースです♪
ひとつの土俵の上で専門家の審査で高い評価を受けたのですから、
酒瓶の首に下げられた金色の札も豪華に輝いて見えます。
こうした審査の場があるから賞を目指して技術も品質も高まるんでしょう。
あとは審査基準が、市場の評価と合っていけば良いと思います。
手を掛けた高級酒の評価も重要でしょうけど、
普段、口にするレベルのお酒の評価がボクには重要です。(^^)

  • 2014/09/19(金) 12:35:47 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

おめでとうございます!

金賞受賞、誠におめでとうございます!
とても嬉しいニュースです♪
ひとつの土俵の上で専門家の審査で高い評価を受けたのですから、
酒瓶の首に下げられた金色の札も豪華に輝いて見えます。
こうした審査の場があるから賞を目指して技術も品質も高まるんでしょう。
あとは審査基準が、市場の評価と合っていけば良いと思います。
手を掛けた高級酒の評価も重要でしょうけど、
普段、口にするレベルのお酒の評価がボクには重要です。(^^)

  • 2014/09/19(金) 12:36:41 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

あらら!

コメントを投稿したら『不正な投稿と判断されました』と表示されたものだから、
もう一度、投稿したら二重投稿になってしまいました。(T_T)
片方削除をお願いします。m(__)m

  • 2014/09/19(金) 12:41:36 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: おめでとうございます

こういう賞をいただくと、達成感や充実感は感じられますね。
どんな形にしても認められたっていうことはうれしいことです。
これからも金賞が取れるように努力しなくっちゃなりませんね。
80歳の名人の言葉には重いものがあると思います。
人が一生の内で経験できることには限りがありますもんね。

  • 2014/09/19(金) 17:45:54 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 良かったですね

完成品だなんてとても言えません(汗)。
まだまだ自分で納得ができるものには到達できてませんね。
それでも、その方向に間違いはないかもしれないとは思えました。
私の酒造り歴が25年と考えると、後継者作りは焦眉の急です。
10年後にはほどほど任せられるくらいに育てないとでしょうね。

  • 2014/09/19(金) 17:48:40 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: おめでとうございます!

何度もコメントをいただいて、まっちーさんも喜んでくれてるんだと理解しました(笑)。
これも記念ですから残しときましょう(笑)。
この手の賞っていうのは規定演技ではありますが、それに沿って演技できるかってことも大切です。
それができた上で、その次の独自性にまでたどり着きたいと思ってるんですけどね。
そして、そこで得られた経験を、普段飲んでいただくお酒に応用することが一番の目的です。

  • 2014/09/19(金) 17:52:24 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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