専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

仙台日本酒フェスト(つづき)

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今日のお話の内容は、仙台日本酒フェストでお会いしたあるお客さんと、「そんじゃ、お客さんのことブログに書きますからね!」なんてお約束して帰ってきたことで、ま、信濃鶴の自慢話だと思ってお聞きください(笑)。ファンになってくれているお客様のために、しっかりとしたお酒を造らないといけないと感じさせられた話なんですけどね。

『鶴チュー』だなんてこのブログでは書くこともありますが、どのお蔵さんのお酒にもファンになってくれるお客様がいるはずです。そのきっかけはいろいろあると思いますが、嗜好品ゆえに全てのお客さんが一様に同じお酒が好きになるなんていうことはありませんから、いろんなお酒のいろんなファンっていう多様な感じが面白いんじゃないですかね。

これまでも記事にしたことが何度かあるはずですが、私達蔵元が何度言われてもうれしい言葉のひとつに、「私はお宅のお酒で日本酒に目覚めました」っていうヤツがあります。それまで日本酒のことはどうも好きじゃなかったんだけど、ある時あるお酒を飲んだらそれが美味しくて、それから日本酒を飲むようになったっていうのはよくある話です。

でも、そのきっかけになったのが自分の蔵のお酒だったっていうのは、蔵元冥利に尽きるというか、多少は業界の役にも立っていると思えるというか、何よりも自己満足感が高いというか(笑)、とにかく素直に嬉しいお話なんですよね。自分で一生懸命に造ったものが、とても高い評価をいただけたような気分になれるわけです。

で、このイベントの会場でそんなお客様に会えたっていう自慢話(笑)。若い娘さんって程じゃないけど私よりはかなり年下にお見受けした女性が信濃鶴のブースにやってきて、「私、信濃鶴さんを飲んで日本酒が好きになったんです。本当なんですよ!」と力説してくれました。今でもいつも飲んでいただいているそうです。

お話ししていくうちに、「息子にも紹介したら、それまで日本酒を飲まなかった息子も飲むようになっちゃって、家に置いてある信濃鶴を取り合ってるんです」なんて聞いて、とても20歳以上の息子さんがおられるようには見えなかったもんだからビックリ仰天したんですけど、母と息子の親子鶴チューが世の中に存在するとはねぇ(笑)。

まぁ、こういう方は鶴に出会わなくても、いつの日かどこかのお酒で日本酒に開眼するはずです。日本酒の良さを分かっていただける感覚は元々お持ちだったんだけど、それまで自分の好みに合うお酒と出合えてなかったっていうだけで、本来は日本酒好きになる素養はお持ちなんだと思うんですよね。それが、たまたまいいタイミングで鶴を口にしてくれたってわけです。

私もうれしくなって、記念の手タレ写真を撮らせていただいたような次第(笑)。会も終盤でしたから、もうひとりの鶴チューさんと一緒にゆっくりとお話ができて楽しかったです。もしかしたら日本中にポチポチといてくれるかもしれない鶴チューの皆さんのために、これからもより良いお酒を造り続けなくっちゃならないと改めて思いましたね。


□□□ ポイントが下がり気味です(汗) □□□
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コメント

ご縁

日本には1000を超える酒蔵がありますから、
その中から「これ」って言うお酒と巡り合って、それが信濃鶴だったっていうのも、ご縁なんでしょうね。
日本酒を好きになるきっかけになったお酒が自分が造ったお酒だなんて、
そんな話を聞いたら、嬉しい気分になるのも良く分かります。
しかも、親子でそうだっていうんだから♪
これから始まる今期の造りの励みになりますよね!(^^)

  • 2014/09/11(木) 12:28:58 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: ご縁

県外で鶴が買えるお店が40軒くらいあるでしょうか。
そのうちの2軒に突撃したわけですから、かなり低い確率じゃないかと(笑)。
これはもう、出会うべくして出会ったと思うしかありません!
きっとあのお客さんも、ちょっとは特別な思い入れを持ってくださるでしょう。
親子鶴チューさんに臨むのは、孫も鶴チューにしてほしいってことかな(笑)。

  • 2014/09/11(木) 18:11:32 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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