専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

信州清酒研究会

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ここ最近のブログ記事のタイトルを見返して思うことですが、長い間、それも毎日っていうペースでブログを書き続けてきた結果、話題とすると何度目かの登場って話が多くなってますよね(汗)。これについては前も書いたんじゃないかと思えば『○○○2014』だなんて年号を入れたりもしますが、マンネリ感の出ないようにするのも結構大変です(汗)。

まぁ、こんな前振りを書くってことは、今日の話題も毎年の恒例なんですけど(笑)、『信州清酒研究会』っていう市販酒レベルのお酒を評価している研究会が毎年開催されていて、その成果発表会が先日開かれました。長野県と長野県酒造組合の共済って形で、順位を争う品評会形式じゃない評価の仕方を模索してるんですけどね。

その柱となっている考え方が『コンセプト審査』と呼ばれる方法で、このお酒は何を目的にして造られたかとか、どのような香味を目指したかとか、どんな肴と合うかなんていう、そのお酒のコンセプトと一緒に味わった時に、それがどの程度合致していて、お客様に納得して飲んでいただけるかに重点を置いて審査するんです。

ここでの審査のもうひとつの特徴は、コストパフォーマンスの評価っていう点でしょうか。決して高級じゃなくても、この値段でこの味なら納得できるっていうお酒はいくらでもありますから、そういう部分にも重点を置いて評価することで、価格とは別の価値を見つけ出そうとしているってことだと思います。

例えば、高級な大吟醸クラスのお酒でも、ラベルに書いてある謳い文句とは香味の印象が違ったり、割高だと思われちゃうと低い評価になりますし、値段は安くても、コンセプト通りの仕上がりで、バランス良く美味しく飲んでもらえるなら高い評価につながるわけです。その結果で順位づけをするわけじゃないんですけど、一応評価は数値に換算されて出てくるようになってます。

面白いのは、県内からの出品酒以外に、首都圏で人気を博しているお酒とか、非常に個性的なお酒とか、超大手酒造メーカーさんの一般酒とかもサンプルとして中に紛れ込ませてあって、同じ様に評価した結果が出てるんですけど、人気酒がここではあまり評価が高くなかったり、日本中で売られている安価なお酒が意外とコストパフォーマンスが高かったりして、意外な結果だったりするんですよね。

この日は、私達も実際に行われた審査と同様に審査させてもらえて、その場で評価表の記入をしてみたんですけど、やってみて思うのは、コスパも大きな要因であるとは言え、結局美味しいヤツは美味しくて、最終的な評価が高くなってるような気がしますね。お米を磨いた分確実に味が良くできるかどうかって、意外に難しいポイントだと思います。

信濃鶴はこの手の審査には意外に強かったりします。なにせ、値段が安いですからね(笑)。今年もそれなりの評価をいただいて、まずまず合格ってところでした。こういう、他の県ではあまりやらない挑戦をどんどんとやって、長野県の地酒がもっともっと評価してもらえるように、これからも努力していきたいですね。


□□□ ブログももっともっと努力します □□□
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コメント

評価方法

金額の高いお酒は美味しくて当然ですが、
安く買ったお酒が美味しいと嬉しくなります。
その意味でも、この評価方法はお酒選びの参考になるから、
広く一般に公開して、
できることなら酒屋さんで確認できるようにして欲しいくらいです。
一般のお酒好きが求める評価って、こんな評価と思うんですけどね。

  • 2014/08/31(日) 08:40:24 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 評価方法

消費者の皆さんのためになる評価っていうのが大切だと思います。
自分勝手に業界だけで評価しても仕方ありませんもんね。
安くて美味しければこんなにいいことはありません(笑)。
お金を出したのに満足してもらえないお酒でも困りますしね。
成績上位酒は一般に名前を公開してもいいかもしれませんね。

  • 2014/09/01(月) 10:45:13 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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