専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

やまちゃん

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大盛況のうちに終わった四谷での『大長野酒祭り』でしたが、まだ信濃鶴がお世話になったお店についてはお話ししていませんでしたね。これがねぇ、実に面白いお店と言うか、奇抜なアイディアと言うか、ヘンテコな店長さんと言うか(失礼!)、こんなビジネスモデルは初めて見たって感じの居酒屋(?)さんだったんです。

お店の名前は『やまちゃん』。店長さんのニックネームそのものなんだと思いますが、お店に入って見回しただけじゃ、ここが繁盛店だなんてまず分からないんじゃないですかね。ビルの2階の事務室に、お酒用のリーチイン3台、あとはスチール机にパイプ椅子のみっていうシンプルな店内で、どう見たって居酒屋って感じじゃありません。

まぁ、俗に言う立ち飲みとか角打ちっていう形態を謳ってはいるんですが、そのシステムは一般的なそれじゃありません。3000円で飲み放題、おつまみ類は一切なくって、欲しければ自分で何を持ち込んでもOKで、ガスコンロで簡単な料理くらいはすることができるっていうもの。

飲み放題っていうプランはいろんな居酒屋さんにありますが、ここは置いてあるお酒の内容がスゲーんです。全て日本酒で、それもよく雑誌に取り上げられているような人気の銘柄ばかりがズラリと並んでいます。極一部の商品は1杯限りっていう制限付きですが、その他大部分はどれをどのくらい飲んでもいいんだそうです。その数60種類(汗)。

店長のやまちゃんさんは、入口に座っていて入場料として3000円を徴収するのみで、後のことは一切手出ししないんだそうです。お酒は各自で注いでもらうし、料理をすることもないし、帰り際の会計もありません。そのやり方で、今ではなかなか入れないほどの繁盛店、かつ話題のお店になってるんだそうです。「ビルの家賃もちゃんと払えているし、お酒も仕入れられてるし、お客さんは来てくれるし」とのこと。

私がお話しを聞いていて驚いたのは、今の『やまちゃん』以前に、別の場所で別の『やまちゃん』をやっておられたそうなんですが、そのお店も予約なんて取れない大繁盛店だったんだとか。そちらの方はお料理もしっかりと出す普通のタイプの居酒屋さんだったってことですが、とにかく人気店だったんだそうです。

紆余曲折を経て、かつてとは全く違った『やまちゃん』をオープンさせたんだけど、やっぱりこっちも繁盛しているっていうことは、きっとやまちゃんさんには何かお客さんの心をつかむ必定のコツみたいなものがおありなんでしょうね。四谷という居酒屋激戦区で勝ち残っているお店っていうのは、ホントーにスゴイもんだと思わされました。

大長野酒祭りに参加した飲食店さんにとっても、これまで自店を知らなかったお客さんにたくさん来て知ってもらえるチャンスですから、大きな宣伝効果はあったんじゃないですかね。皆さんも、今イケてるお酒をたくさん飲み比べたかったら『やまちゃん』は絶対のお勧めです。やまちゃんさん、お世話になりまして本当にありがとうございました!!!


□□□ 行っても入れないかもしれませんが・・・ □□□
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コメント

驚きです

日本酒の他にはスチール机とパイプ椅子しかないってことは、
かなり殺風景に思えますが、それでも満席で入れなくなるほどに繁盛してるんですね。
都会だから成り立つのかも知れませんが、ちょっと驚きです。
考えてみると、日本酒ばかりを3千円分呑むってのは大変そうだから、
商売としては成り立つんでしょうね。
何より、そこを繁盛させる手腕が凄いし才能だと思います。
ググってみたら、ブログもあるしfacebookページもあるようですから、
若者や呑兵衛の心をつかむ、したたかな戦略があるのかもしれません。

  • 2014/08/07(木) 12:35:58 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 驚きです

このお店は、かなり驚きの光景の店内のはずです(笑)。
たぶん居酒屋さんには見えないでしょうね。
超特殊な職業の方達のためのエリアのような雰囲気でしょうか(笑)。
ひとり一升飲まれたら負けちゃうでしょうけど、そんな人はいないですよね。
なんかやまちゃん独特のコツがいくつかあるっていうようなお話振りでしたけどね。

  • 2014/08/07(木) 17:46:28 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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