専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

JETROセミナー(つづき)

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昨日は中途半端な記事なっちゃってスイマセンでした(汗)。とりあえず、続きの分だけは書いちゃいますね・・・JETROさんの行ったセミナーは、今回は入門編っていうことでそれほど詳しい話じゃなくって、概論と大まかな流れっていうくらいの内容だったんですが、いろいろと勉強することができましたよ。

以前から日本酒の輸出については、様々な場所で様々な方からお話しいただく機会がありましたから、全く目新しい内容はなかったわけですけど、これまで漠然と分かったつもりではいたのに、改めて思い知らされることもあって、こりゃ信濃鶴も輸出を視野に入れなくっちゃいけないのかとあれこれ考えさせられましたね。

海外での日本食の好感度は非常に高いものがあって、寿司・刺身・天ぷら・焼き鳥あたりが定番で好まれてはいるものの、最近ではラーメンやカレーも人気が出てきていて、そこへ持ってきて政府が輸出促進に力を入れようっていうんだから、これはもうやるしかないっていう流れの説明でしたかね(笑)。

私が今回のセミナーで一番驚いたと言うか、認識を新たにしたのは、「日本食って海外でドエリャー人気があるんだ」ってことでした。これまでだってそういう説明は受けていましたし、それなりに和食ブームみたいなのがやってきているってことは聞いていましたけど、本当に本当に日本食は人気があるみたいじゃないですか、ホントウに。

いろんな国で「お好きな外国料理はどれですか?」っていう質問をすると、もうほとんどの国・・・まぁ、調査対象になったのは先進国って感じなんですけど・・・で、相当なレベルで日本食が好まれてるそうなんですよね。中華、フランス、イタリア、スペインいろいろある中で、日本食って答える人がとても多いんだそうです。

そんなに好きで食べられてるんなら、当然日本酒だって受け入れてもらえる土壌はあるんじゃないかと思うんですよね。海外では、私が思っている以上に日本食はポピュラーなものになっていて、あんまり物おじしないでドンドンと売り込みをかけるくらいの気持ちになってもいいのかもしれません。で、これはもうやるしかないと(笑)。

セミナーの後半では、実際の体験談っていうことで、諏訪の真澄の社長さんのMさんのお話もうかがいましたが、これもまた面白い話で思わず聴き入っちゃいましたね。真澄さんは売り上げの8%くらいが輸出になっているそうで、そんなの信濃鶴の全販売量を遥かに凌ぐ量なんですけど(汗)、ここまでにするのに長い時間と、相当な経費もおかけになったんだとか。

やっぱり苦しんだ量に比例して成果はついてくるもんなんでしょう。今では、香港やアメリカに年に何度も行って販促営業活動をなさっておられるそうです。当然、売り上げも着実に伸びていて、ようやく「やってて良かった」と社員からも言われるようになったとか。そういうカッコいい話なんか聞くと、10年後くらいにウチの社員にもそう言わせたい気もするんですけどねぇ・・・。


□□□ 真澄さんは長野県の代表銘柄です □□□
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コメント

考えてもいいかもしれませんが

輸出が伸びていると言っても総額で10億円くらいだったかな? ワインなどの輸入に比べたらたいへん少ない状況のようですから 当然政府も力が入るでしょうね。
会津の酒販組合の会報にも輸出の数字が載っていましたが、酒造が単独で販売先を開拓するのは大変ですからグループでやればいいのでは。岳志さんが音頭を取って仙台の旦那にやらせる とか。
其の前に「鶴」が各地の県庁所在地で飲めるような計画を立て、実現するのが先でしょうが。

  • 2014/07/18(金) 11:10:50 |
  • URL |
  • 泉山 #-
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海外販売する

ブローカーみたいな人はいないんですかね?
日本で言う問屋さんみたいな…
以前に「普通に国内に出荷するみたいに出せれば」みたいな話をしていましたが、そういう仕組みを作る会社さんがあっても良さそうですよね。

  • 2014/07/18(金) 11:35:28 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
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高評価

もう、かなり、その気になってますかね。(笑)
先駆けは苦労も多いでしょうが、先んじた分、ネームバリューも高いでしょうね。
日本には多くの国の料理やお酒が入ってきていて、
その中で磨き上げられた和食であり、日本酒なんだと思いますから、
外国での評価が高くなるのも当然の気がします。
繊細な日本人が育てた味ですからね。
さて鶴の行先は...どんな展開になることか。

  • 2014/07/18(金) 12:29:02 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 考えてもいいかもしれませんが

輸出の総量は全体からすればまだまだ微々たるものです。
逆を言えばそれだけ伸び代が残っているっていうことですけどね。
ワインはフランス政府の国策によって輸出量を伸ばしたと言われているようです。
日本としてもその辺を意識している部分があるんじゃないですかね。
鶴にはまだ国内に多少市場が残ってますから、やるべきことはまだまだあるってところでしょうかねぇ。

  • 2014/07/19(土) 07:30:35 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: 海外販売する

海外販売する仲介業者さんはそれなりにはいるみたいですね。
日本側にも相手国側にも存在しているようです。
でも、あまり仲介の人が入ると、売ってくれる人の顔が見えなくなるみたい(汗)。
真澄さんも直に取引しているケースの方が売り上げは伸びるっておっしゃってましたよ。
でも、いい業者さんと手を組めたら強いみたいですね。

  • 2014/07/19(土) 07:34:30 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 高評価

やる気は満々なんですけどねぇ・・・。
なかなか実際に動けないのが正直なところで・・・(汗)。
でも、この日本食ブームの中で売りに出ないのはもったいないかもしれませんよね。
日本食の良さが分かってもらえるなら、日本酒の良さも分かってもらえるはずです。
でも、売り込みの営業に行くったって、海外渡航費なんかとんでもない額になりますしねぇ(汗)。

  • 2014/07/19(土) 07:39:32 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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