専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

新酒を飲む会

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昨日のブログに引き続き、日曜日のお話です。娘のピアノの発表会があった後、私はいそいそと蕎麦屋『丸富』さんへ出掛けました。年に一度、この時期の恒例になっている『信濃鶴の新酒を飲む会』があったんです。呼び名は毎年変わっているような気がしますが、とにかく鶴を飲もうっていう会です(笑)。

会が始まると、お酒の説明なんかを私が多少させてもらうんですけど、もうそんなことはどうでもよくって、丸富さんの料理と、静岡から送られてくる魚の刺身と、みんなで持ち寄った諸々で会は勝手に進行していくのが常です(汗)。総勢20名弱の参加者の半分以上は常連さんだから、私の話なんて聞いちゃくれません(笑)。

丸富さんとのお付き合いはもう長いことになりますが、蕎麦業界では知る人ぞ知る丸富さん、そういう場に集まる面々も実に多彩な顔ぶれになります。蕎麦屋っていう職業柄もあるでしょうけど、職人系、芸術家系、物書き系みたいな方が多いですね。ですから、いろんなお話が聞けて、私も毎回とても楽しみにしているんですよね。

昨日初めてお目にかかったのは『鍛金(たんきん)』という職業の方で、どんなお仕事をなさっているのかとても興味深く仕事内容をうかがいました。漆職人、イベント系内装屋、物書き、写真家、蕎麦打ち、エンジニア、学校の先生等々、誰とお話ししても新しい発見があって、とても鶴なんて飲んでられないくらいです(笑)。

もちろん、地元駒ケ根の人達もおられますが、県内県外の遠隔地からの参加者が多いのもこの会の特徴ですかね。いつもお見えになる静岡の漁港で働く漁船用のお弁当の仕出し屋さんは遠洋漁船の船の出航が忙しくて、新潟の農家さんは田植えが忙しくてお越しになれなかったようで、私にも「なんでこんな時期にやるのか!」と抗議のメールが届きました(笑)。

丸富さんのお料理は、蕎麦以外は全て野の物系です。この時期だと、春の山菜が多かったですね。蕎麦はご主人が打ちますが、その他の料理は奥さんの仕事で、彼女のセンスが生かされた野の物料理は実に美味しいですね。私の女房も、ここでいただく料理からたくさんヒントをもらっているようです。

ラストに出てくる蕎麦は言わずもがなの美味しさなんですけど、貴重な上村産の蕎麦粉と、山形の在来種を駒ケ根で育てた蕎麦粉を使った2種類の十割蕎麦が振舞われて、皆で舌鼓を打ちました。そういう食べ比べができるのも、この会の大いなる魅力ですね。味や食感の違いが分かって、とてもいい勉強になります。

こうして、鶴を飲みに来てるんだか、野の物料理を食べに来てるんだか、おしゃべりに来てるんだか、蕎麦を食べに来てるんだか分からない会は無事終了しました。なにせ、丸富さんは山の中にありますから、その後2次会に突入するっていうことが少なくて、健康のためにもいい飲み会になるっていうのも、この集りの素晴らしさではあります(笑)。


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コメント

恒例ですね

毎年恒例のこの会には、奥様と一緒に参加してるんですかね。
毎年の造りが始まる前にも、食べ納めと称して丸富さんに行くくらいだから、
岳志さんとしても、楽しみにしている会なんでしょうね。
他に参加される皆さんも、変化に富んだ顔ぶれに会うのと、
信濃鶴の新酒、丸富さんのお蕎麦を楽しみに集まってるのが伝わってきますよ。
「鍛金」ってどんな仕事をされるのか、ボクも興味があります!(笑)

  • 2014/05/22(木) 12:25:38 |
  • URL |
  • まっちー #-
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あんなに

美味しい蕎麦屋が近くにあるなんて羨ましい限りです。
こちらは、岳志さんがビックリするぐらいお店の数は多いのに、美味しい蕎麦屋って少ないんですよねぇ…
無いことは無いんですが、車でちょっと走らなきゃ行けないんで面倒くさいというかなんというか(笑)

それにしても、鍛金って面白いお仕事ですね!
調べてたら、ついついぐい呑が欲しくなっちゃいました(笑)

  • 2014/05/22(木) 12:44:49 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

Re: 恒例ですね

女房は行く年もあれば行かない年もあって、今年は一緒にはいきませんでした。
信濃鶴を飲む会なんていうと私自身は忙しいっていう場合もあるんですよね。
でも、この会はそんなこと関係なく飲めるのでうれしいです(笑)。
メンバーも多彩ですし、料理もおいしいんですよ。
新酒と蕎麦なんていい組み合わせですもんねぇ。

  • 2014/05/23(金) 08:28:55 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: あんなに

都会にもお蕎麦屋さんは本当にたくさんありますよね。
それだけ日本人がお蕎麦好きってことなんでしょう(笑)。
ある程度こだわりが出てくると、満足できるお蕎麦屋さんも限られるかもしれませんね。
美味しい蕎麦のためなら少しくらい車を走らせてもいいでしょう(笑)。
信州にいると蕎麦屋めぐりも楽しみの内のひとつです。

  • 2014/05/23(金) 08:45:39 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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