専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

ひと段落

DSC_0078.jpg

ようやく、年内の仕込がひと段落つきそうです。11月から本格的に稼働した今年の造りですが、毎年こんな時期に年内分の仕込みが完了して、年末年始の休造期間を経て、再び新年から仕込が徐々に始まるのが長生社の恒例パターンです。まぁ、休みなんて言っても、何も仕込がないのなんて1週間だけですけどね(笑)。

12月末には来年最初の仕込み用の麹を造り始めなくっちゃなりませんし、新年3日には新しい酒母を仕込む予定です。3日に仕込があるってことは、2日には米洗いがあるってなことになって、先々のことを考えるととても休んでいられる気分にはなれません(汗)。正月なんてあってないようなものっていうのは、この業界の定めですけどね。

そんじゃ、年内中にしっかり休めるかっていうと、この休業期間中にこれまで使ってきた蔵の中や機械・用具類等を掃除したり洗ったり消毒したりしなくっちゃならなくって、とてもゆっくりとなんてしてられないんですよね。年内の使用が終わったものから速攻で洗い物に回したりしてますが、実はこれまでよりも慌ただしかったりします(涙)。

写真は、これも来年の再開を待っている、酒母用のタンク達です。今は中味が空っぽですから、洗った後に寝かして置いてあります。ちょっとサイズがお分かりにならないかもしれませんが、直径が1メートルくらいだと思っていただければいいかな。タンクの底の形にもいろいろあるのがお分かりでしょうかね。この部屋の中も、これから大掃除してきれいにしておきます。

この写真を撮ったのは蔵の見回りをしていた真夜中なんですけど、これまではタンクの中に酵母菌っていう生き物がいたのにそれがいなくなると、部屋に入っても何となく温かみがないっていうか、何も聞こえてこないっていうか、誰もいないっていうガランとした空気が寂しい気がしますね。そう思うと、早く再開したいような気にもなりますが・・・(笑)。

今、何となくホッとしてこんなこと書いてますけど、実際のところは明日最終もろみの仕込みが終わるんであって、まだ完了ってわけじゃないんです。でも、私的には、明日使う麹が仕上がって、もう麹を造る仕事がなくなった今日が最も脱力する日なんですよね。「あーもー思いっ切り寝てやるぞー!」みたいな(笑)。

ちょっと前だったらこんな日には喜び勇んで越百にでも飲みに出てましたが、近年はそういうパワーが激減しちゃって、本当に素直に寝込んじゃうようになっちゃいましたねぇ(汗)。寄る年波には勝てないってぇのは毎年毎年感じるところですが、それでもこの年末のホンの短いお楽しみ期間を何とか楽しみたいと、あれやこれや画策しているところです(笑)。


□□□ そろそろ定位置に戻るかな □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

コメント

余裕でもないの?

タンクが横になって静かに休んでる雰囲気の写真を見て、
例年よりもスムーズに進んでる余裕を感じましたけど、
毎年、こんなに余裕のペースでしたっけ?
ま、本文を読むと、年内は掃除と洗い物続きで、
年明けは2日から造りの準備が始まるようですから、
自宅でぐっすりと眠れるくらいで、そうそうゆっくりもしてられないんですね。

  • 2013/12/21(土) 11:50:35 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 余裕でもないの?

例年よりスムーズっていう感じでもないんですけど・・・。
でも、私の書いている記事をずっと読んでると、そういう雰囲気が分かるんですかね(汗)。
まっちーさんならその辺を感じられるかも(笑)。
確かに若手が頑張ってくれて、私の仕事は少し減ってます。
これから、もっともっと減らしていく予定なんですけどね(笑)。

  • 2013/12/22(日) 17:30:04 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sinanoturu.blog77.fc2.com/tb.php/2739-d4f94519
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad