専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

かっぱ寿司

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消費者を欺いて同業者を失望させた大手有名銘柄の虚偽表示問題は、一日経ってもまだ私の中では憤懣やるかたない思いが消え去ってくれませんから、今日はお酒を離れて美味しいものの話でもしましょうか(笑)。最近食べてとてもビックリしたお寿司についてです。そう、タイトルにもある、某かっぱ寿司さんのテイクアウトをいただきましたよ。

私の親父(社長)は全然美食家じゃなくって、なんでもかんでも食べる雑食性ですけど、お寿司は好きみたいですね。それも回転寿司に限って(笑)。回転寿司って言っても、今やいろんなお店があるじゃないですか。本当に一皿100円っていうところから、案外いいお値段のするお店までね。そのどっちも、つまり回るのが好きみたい・・・って、子供か?(汗)

孫と一緒に回転寿司を食べに行きたくて、事ある毎に私の娘を誘ってますが、ナント駒ケ根にもかの有名な『かっぱ寿司』さんが出店したもんだから、早いうちにお店に行ってみたいと娘と計画と立てていたようです。週末ともなれば連日駐車場があふれ返っている状態ですから、なるべく込む前の時間に潜入しようと画策してたみたい。

先日、私はもう蔵がありますから一緒には行けなかったんですけど、親父・お袋・女房・娘で初かっぱ寿司にトライして、私にはお土産でひと折り持ち帰ってくれました。なんでも、折り箱は座席に用意してあって、いつでも好きなのを入れられるようになってるみたいです。とにかくお皿の数だけ分かればいいんですから、お土産にっていう需要にも応え易いでしょうね。

で、とにかく安いわけですよ、これが!写真にあるように、ウニやホタテやマグロやエビのいいのを入れて、これで締めて750円くらいだそうです。基本的に2貫で一皿105円みたいですが、ちょっといいのは一皿1貫だったみたい。それでも、これだけ入って750円は安い感じがしますね。味だって美味しかったですよ。

「回らないお寿司が食べたい!」っていうのが最近の娘の希望みたいですが(汗)、一般のお寿司屋さんの敷居を下げて、ここまでお寿司を身近にしてくれたのは回転寿司屋さんの功績でしょう。かつて大学時代に、学校の近所に回転寿司ができて、喜び勇んで食べに行ったはいいんだけど、たらふく食べ過ぎて「かえって高くつくんじゃん?」とか思ったこともありましたけどね(笑)。

こういうお店にも日本酒は置いてあって、全国的な消費動向を観察するためにも、行けば私も飲んでみたりするんですが、一般的にはナショナルブランド(大手酒造メーカー銘柄)が多いんじゃないですかね。虚偽表示の某日本酒だってそういう場所で消費される状況だってあるはずです。それが消費者を欺いていたっていうことになれば、やはりその責任は大きいでしょう。

業界のとある筋からの話では、ニュースで名前の出たブランドばかりじゃなくって、芋づる式に他の銘柄も不正が発覚するんじゃないかなんていう噂も聞こえてきて、また同じような報道がされるんじゃないかと思うと居心地は悪いばかり・・・いやー、スイマセン。結局この話題に戻っちゃいましたね(汗)。


□□□ 回らないお寿司もいいやねぇ □□□
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コメント

回る寿司

いまじゃいろんなお店がしのぎを削っていますよね。
ウチじゃ「がってん寿司」っていう所に行くことが多いですかねぇ。
ここは100円じゃないので、比較的静かに食べられるのが気に入っています(笑)

それはそうと、100円寿司でもネタの偽装やら、死魚をつかっているとかなんとかイロイロと取り沙汰されましたよね。
あんまり安さを追求し過ぎると、どこの業界でも同様の問題が発生するようで…

  • 2013/11/14(木) 08:17:34 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
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回転寿司

北海道の回転寿司事情は、味ではもはや回らないお寿司に並んだ感があります。
と言っても、回らないお寿司の方はかなりご無沙汰ですけど...(^^ゞ
回転寿司は安いだけじゃなくて、自分が好きなのを食べれるのが魅力ですよね。
人気の回転寿司屋さんは、ネタの活きが良くて大きくて美味しいです。
先日の函館旅行でも、地元で人気の回転寿司に行きましたけど、
「回らないお寿司よりも絶対に美味しいから!」と紹介されたもの。(^^)

  • 2013/11/14(木) 12:30:20 |
  • URL |
  • まっちー #-
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他でも偽装 芋づる式?

こうなったら終わってしまうよ 日本酒業界は。
残るのは飲兵衛の方々と鶴の愛読者。

  • 2013/11/14(木) 16:16:21 |
  • URL |
  • 泉山 #-
  • [ 編集 ]

Re: 回る寿司

回転寿司は激戦業界かもしれませんね。
比較的静かに食べられる回転寿司は私も好きです(笑)。
女房の実家に行くと『銚子丸』っていうお店に連れて行ってくれますよ。
100円であれだけのお寿司を出すとなると、確かにネタには問題が出る場合もあるかも(汗)。
価格だけで勝負する世界はよっぽど気をつけないとねぇ・・・。

  • 2013/11/14(木) 23:56:26 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: 回転寿司

うーん、北海道の回転寿司は激ウマかもしれませんねぇ。
ネタがいいだろうから、回転寿司だからって問題はないでしょう。
北海道って言うだけで回転寿司がワンランク美味しく思えるのは強みですね(笑)。
ネットとかでその地元のお寿司屋さんの評価を見ても出てくるのは回転寿司だったりします。
今や完全に市民権を得て、回らないお寿司を凌駕しちゃってますね。

  • 2013/11/14(木) 23:59:54 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: 他でも偽装 芋づる式?

私も芋づる式に何も出て来ないことを切に望みます。
業界の人の話なので可能性はあるかもしれませんが・・・(汗)。
日本酒がこんなことで評判を落とすのはやりきれません。
しっかりと頑張って、何とか盛り返さなくっちゃ!
当然、鶴の愛飲者・愛読者には残ってもらわないと困ります(笑)。

  • 2013/11/15(金) 00:02:14 |
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  • 岳志 #-
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Frailty, thy name is human (弱気者、汝の名は人間なり)

又、偽装なんて 日本の製造業とサービス業は一体この先どうなるのでしょうか!
それにこの際だからと言って次から次へと公表するなんて本当に哀れですね。
私は偽装の件も含めもう末恐ろしいと思っています。
丁度、Blind Spots(倫理の死角)という書物を読んでいるところです。書かれている事を幾つか取りあげると
外的な原因により意思決定の倫理的側面が見えなくなる場合もある。目標、報酬、指揮命令システム(組織)、目に見えないプレッシャー等により、問題の倫理的側面が薄らぐ ー つまり倫理の後退が起きる。
倫理の後退が起きると自分が行おうとしている意思決定を倫理上のものではなく、たとえば「ビジネス上の意思決定」と位置付けてしまう。
一旦倫理基準を変えると、その人の道徳的理念は力を失い、越えてはならない一線はなくなってしまう。このプロセスは段階を追ってゆっくり進むので、本人(当事者)も自分の変化に気づきにくい。
ハーバードの教授の書物でまだ読みかけですがなるほどと思うところが沢山あります。曾祖父の教えといい線いっています。
さて私はちょっと掛け算をしてみました。
1742
10人
1965円(税抜き)
12月
10年
全国の市町村の内、一市町村あたり10人が1ヶ月純米酒を一升瓶一本飲むとして10年で金額はどうなるかと仮定して、
¥4,107,636,000
40億円越えています。
その日本酒が好きな人が今回の件でその日本酒を怪訝に思い、別の日本酒か別のお酒を飲むようになったらこんなことになる訳です。仮定の話ですが、企業規模が大きくなればなる程全国各地で飲まれこんな数字では済まされないでしょう。計り知れない損失です。私は更にもう一言付け加えたいです。一体杜氏は何をしていたのかと!
もの造りは努力をしてもしても足りないほど心を込め愛情を注ぎ、精根尽き果たしてできた物には限りない愛着があるはず。
矜持はないのかと!
この世で一番美味しい酒は何かと尋ねられたら、私が譲したこの酒ですと、何故なら毎日毎晩美味しくなれと美味しくなれと心を込めて造っているからと、杜氏さんには皆そう言って貰いたいですね。
タイトルの言葉はシェークスピアのハムレットの台詞のwoman(女)をhuman(人間)にもじったです。

Re: Frailty, thy name is human (弱気者、汝の名は人間なり)

毎度のことですが、ロンリーウルフさんのコメントは奥が深いし大量ですねぇ(笑)。
でも、おっしゃりたいことは全く一緒なんだと思います。
特に杜氏さんに向けてのひと言は、私がブログでは書けなかったことです。
会社全体が歪んでいたのかもしれませんが、杜氏さんは本来なら会社とは別の立場でお酒を愛しているべき存在でしょうからね。
それとも、こんなに大きな会社になると杜氏さんの存在は薄くなっちゃうんでしょうかねぇ・・・。

  • 2013/11/16(土) 03:31:43 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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