専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

床磨き

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仕込蔵全体を掃除するっていうことは、実に大変なことです。仕込蔵以外っていうと麹室や酒母室やなんかもありますが、そういう小部屋的なエリアと違って、とにかくサイズがでっかいんですから手がかかるのも当然ではあります。でも、仕込が始まる前には、いくら大変だとは言え、そこをきれいにしなくっちゃなりません(汗)。

長生社の仕込蔵は20メートル×10メートルくらいありますから、その敷地面積だけ考えたってイヤになっちゃいそうですが、それに加えてタンクが置けるように天井は高くなってますから、全体の容積的にはとてつもなく大きくて、隅々まできれいにするのがいかに大仕事か想像に難くないと思います。

まず天井から始めて、柱や壁を拭いて、足場やハシゴが終わったらタンクも全部拭き上げてと、言葉で書くと何となく簡単にできそうな気がするかもしれませんが、前述のようにとにかく広い範囲になりますから身体も大いに使いますし、掃除って言うよりも何かの作業って感覚に近いですね。

今でこそそういう仕事はしなくなりましたが、私もかつては蔵の天井拭きでとても肩がこっちゃってエライ目にあったこともありました(汗)。仕込が始まるまでには、社員がヒマさえあれば掃除してるっていうくらいの状況になりましたが、みんなのおかげで滞りなく準備ができましたから、今年も気苦労をせずに済みましたね。

蔵掃除の最後にするのが床磨きってことになります。上の方から降りてきて、最後に地べたを洗って準備完了ってわけです。蔵の床はコンクリート張りですから、雑巾で拭くなんていうことじゃなくって、水を流しながらデッキブラシでゴシゴシと磨きます。排水のための溝もちゃんとありますから、どんどんと水をぶっかけて磨くんです。

写真でもお分かりのように、長生社の蔵の床はコンクリの打ちっぱなしじゃなくって、その上に特殊な樹脂でコーティングしてあります。汚れにくく清潔だっていうものらしいんですけど、やっぱりだんだんとシミなんかがこびりついて落ちなくなりますね。まぁ、もう15年も前の仕事ですからしょうがないっちゃしょうがないんですけどね(汗)。

デッキブラシでゴシゴシするのも広い場所なら簡単ですが、タンクの裏とかの狭くて直立もできないような所を磨くのは苦労します。タンクの下にはブラシも入らないような狭い個所もありますから、そんな所は水を流すだけになりますけど、とにかくできる限りの手を尽くして磨き上げて、最後に全体に消毒を噴霧して掃除は完了です。

でも、苦労して洗った仕込蔵は、とっても清々しい空気が充満してるんですよね。これならいいお酒ができそうだって気分にさせてくれます。せっかく掃除しても、どこか気に食わない匂いがするとか、汚れが落ちてない個所があるなんてことになれば面白くないことこの上もありませんが、長生社の社員の仕事に抜かりはありません(笑)。


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コメント

清々しさが

床だけじゃなく、天井や壁まで拭くんじゃ大仕事ですよね。
なんと、ハシゴまでですか~!
この写真からも綺麗になった床の清々しさが伝わってきますよ。
これなら気持ち良く仕込みができますね♪

  • 2013/11/08(金) 12:31:06 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: 清々しさが

蔵の中を全部拭きあげるのは容易なことじゃありません。
とにかく拭けるところは全部拭くっていう感じです。
そういうことをすると、蔵の中の空気まできれいになる気がしますね。
深呼吸したくなるような感じって言えばいいかな。
ずーっときれいにしておくことは容易じゃありませんけどね(汗)。

  • 2013/11/08(金) 23:05:12 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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