専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

金賞!金賞!金賞!

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ま、久しぶりに品評会で金賞を取りましたから、ちょっと舞い上がってタイトルをつけてみました(笑)。先日行われた『長野県清酒品評会』で、信濃鶴は『金賞』、正確に言うと『県知事賞』を受賞しました。最近、どのコンテストでも金賞からは遠ざかってましたけど、たまにはいいだろうって神様が味方してくれたんでしょう。

ただ、信濃鶴が受賞できたのには大きな理由があって、今年から例年通りの『吟醸酒の部』に加えて『純米吟醸酒の部』が設けられて、その純米吟醸の部でいい成績を収められたってことなんです。これまでのように吟醸酒部門の中で戦っても、鶴のような純米吟醸酒っていうのは、なかなか高くは評価されない運命だってことは、縷々このブログでお話ししてきたところですよね。

ただし、やっぱり狭き門であることに変わりはなくって、全体で20蔵に対して金賞が出されるんですけど、そのうちの14蔵が吟醸の部、残りの6蔵が純米吟醸の部でしたから、吟醸の部よりは競争率が高いと言えるかもしれません。加えて吟醸の部での受賞もこれまでよりは数が少ないわけですから、これまでだったら金賞がもらえるレベルでも受賞に至らないお蔵さんもあったっていうことになりますね。

従来とは違った方向へ歩み出すのは、主催する長野県及び長野県酒造組合としては大きな変革であって、ご苦労なさった部分もあると思うんですけど、新たな純米吟醸の部の開設はとても意義があると思いますし、信濃鶴としては有難い方向への進展だと言えるでしょうね。そんなおかげもあっての、今回の金賞受賞なわけです。

成績的には、純米吟醸の部の中ではかなり上の方だったようですよ。詳しくは分からないんですけど、トップの成績なんてことではないものの、えらく上の方にいたようです。純米吟醸の部ができて、鶴とすると「純米だから」っていう逃げが使えなくなったわけですが(笑)、なんとかそれなりの評価がもらえてうれしかったですね。

私のこれまでの挑戦とすれば、出品酒レベルの大吟醸の中に置いても遜色なく評価してもらえるくらいの純米大吟醸を目指していて、そいつはやっぱり至難の業であるってことは身に沁みて分かってるんですけど、純米吟醸の部がこれからもずっとあるっていうことであれば、そこにも焦点を当てるように少し考え方を変えないといけないかもしれません。

それから、もうひとつ言っておかなくっちゃならないことは、今回の20蔵の受賞の中に我が伊那谷のお蔵さんが4つも入っているっていうことです。喜久水さん、仙醸さん、夜明け前さん、それに鶴と、こんなに多くの伊那組が入選を果たすっていうことは、これまでにそうなかったことなんですよ。それも、ほとんどが純米吟醸の部での金賞でしたから、伊那谷の純米酒レベルは相当に上がっているとうぬぼれてるんですけどね(笑)。

何はともあれ、久しぶりの金賞はめでたいじゃないですか。社員みんなが手を出して造ったお酒がいい評価をもらえたんですから、会社としてもこれからの酒造期間に向けて、いい励みになったと思います。今期も、冒険精神を発揮しながらも、もうちょっと造りの精度を上げて、更なる高みを目指したいですね。


□□□ 何とも不自然な写真だこと(笑) □□□
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コメント

ゴールド金賞

おお!とても嬉しいニュース♪  『金賞』おめでとうございます!
こんな賞がもらえて成績も上位と聞けば、この後の造りの励みにも弾みにもなりますよね!

話は変わりますが、吹奏楽コンクールの成績発表では、
「金賞」と「銀賞」が聞き取りにくいので、金賞は『ゴールド金賞』と発表しますよね。(^^)
お祝いは何度言っても良いでしょうから、『ゴールド金賞』おめでとうござます♪

  • 2013/09/22(日) 13:13:56 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

昨日

木曽路の尚子さんにお会いして、ひと足お先にお聞きしてました(笑)
なにはともあれ、おめでとうございます!!
ここしばらく、賞とはご縁がなかったですから嬉しさもひとしおですね。

この調子で、全国の鑑評会も「純米吟醸の部」が作られるといいんですが…
消費者としては、やっぱり区別して欲しい気もするんですよね。

  • 2013/09/22(日) 14:49:06 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

おめでとうございます!

県知事賞の受賞おめでとうございます!
僕は「純米吟醸」の部での受賞だから、余計に値打ちがあると思っています。

<<出品酒レベルの大吟醸の中に置いても遜色なく評価してもらえるくらいの純米大吟醸を目指していて>>
という岳史さんの認識は間違っていると思いますよ。

全国新酒鑑評会の金賞受賞酒のほとんどがアル添の大吟醸酒だから、どうしても大吟醸酒のほうが上のランクのように思われ勝ちですが、最近の全国の出荷量を見ると、吟醸酒の60%は純米吟醸酒です。
消費者の方はすでに、吟醸酒よりも純米吟醸酒を支持しているということですから、鑑評会の審査の仕方が、すでに時代感覚からずれているといえるのではないでしょうか。

アル添をしない美味しい大吟醸酒こそ、本当に美味しい大吟醸酒だと思います。
したがって、長野県方式のほうが時代を先取りしているということで、全国新酒鑑評会のほうも、数年を経ずして何らかの変化をせざるを得ないというより、変化するべきだと思っています。

おめでとうございます

金賞おめでとうございます。
明日は伊那谷、鶴が楽しみです。

  • 2013/09/22(日) 22:52:39 |
  • URL |
  • 酔庵 #-
  • [ 編集 ]

金賞 受賞おめでとうございます!!

自分が好きなものを評価されるのは 嬉しいもんですd=(^o^)=b




純米酒 バンザイ♪

  • 2013/09/23(月) 08:33:34 |
  • URL |
  • 大五郎SP #-
  • [ 編集 ]

Re: ゴールド金賞

まっちーさん、ありがとうございます!
これを励みにまた頑張れると思います。
ゴールド金賞っていうのはなんか凄い響きですね(笑)。
金賞二つ分っていう感じがしますよ。
今回の場合は、私にとってはその位の価値があるかもしれませんけどね。

  • 2013/09/23(月) 08:35:46 |
  • URL |
  • 岳志 #sSHoJftA
  • [ 編集 ]

Re: 昨日

木曽路にお会いになってましたか(笑)。
木曽路のお酒もいい成績だったんですけどね。
数が限られてますから、ちょっとの差でも涙を飲むことになります。
全国も純米の部が欲しいですよねぇ・・・。
確かに、その方が消費者にも分かり易いと思います。

  • 2013/09/23(月) 08:41:20 |
  • URL |
  • 岳志 #sSHoJftA
  • [ 編集 ]

Re: おめでとうございます!

酒ひろしさんからはそう言われると思ってましたよ(笑)。
私も酒ひろしさんと全く同意見ですからご心配なく。
純米の部を作った長野県は、やっぱり一歩先んじることができたと思います。
消費者の動向から見ても、品評会は変化していかなくっちゃならないと思います。
これを機会にいい風向きになってくれると嬉しいんですけどね。

  • 2013/09/23(月) 08:48:11 |
  • URL |
  • 岳志 #sSHoJftA
  • [ 編集 ]

Re: おめでとうございます

酔庵さん、ありがとうございます!
酔庵さんはいつもいいお酒をお飲みですから、舌が肥えてるはずです。
また、鶴も飲んでみて下さい。
伊那谷にお越しなんですか?
まだ、チョット紅葉には早いですかね。

  • 2013/09/23(月) 08:51:56 |
  • URL |
  • 岳志 #sSHoJftA
  • [ 編集 ]

Re:

大五郎さん、ありがとうございます!
好きなお酒って言われると、本当に嬉しいもんです。
皆さんに喜んでもらえると、この賞の価値も倍増ですからね。
そっちの方が価値があると言ってもいいでしょう。
これからも純米酒をよろしくお願いします!

  • 2013/09/23(月) 08:56:31 |
  • URL |
  • 岳志 #sSHoJftA
  • [ 編集 ]

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