専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

キテる?



どうやら、日本酒はキテる・・・らしい・・・ですぜ(笑)。なんとも唐突な書き出しですけど、今回の営業回りで私がいろんな方とお話しして感じた印象なんです。東京を中心に何軒かご挨拶してみましたが、どの酒販店さんでもご主人がそんなことをおっしゃるんですよね。日本酒の売り上げがなんとなく伸びてきているようで、皆さん実際の現場でそれなりの手応えを感じておられるようです。

現実的に考えれば、一時の焼酎ブームが去って、焼酎から離れたお客さんが、同じ和酒である日本酒に流れたっていう構造なんだろうとは容易に想像できますが、少しでもいい傾向があるんであれば、大いに歓迎すべきだと思うんですよね。本当に本当に、全体としてその傾向なのかどうかは、私としてそんなに実感があるわけじゃないんですけどね(汗)。

焼酎の減少と引き換えだとすれば、ちょっと気の引ける部分もあるんですけど、今では消費量としても完全に追い越されちゃってるわけですから、少しくらいこちらに取り戻したとしても怒られることはないでしょう(笑)。もしも、日本酒の消費量全体として改善の傾向が見られるようになれば、私達にとっては久し振りの朗報になるんですけど・・・。

ただし、これは東京っていう特殊な市場での話であって、即座に全国に通用するはずはないし、実際に信濃鶴の売り上げが伸びてるなんてことは、全く全く全くありません(涙)。一過性のものかもしれないし、本当はそんな状況じゃないのかもしれませんけど、ちょっとでもいい風が吹いているんなら、前向きに受け取った方がいいに決まってます(笑)。

確かに、例えば埼玉の酒販店さんなんかにうかがうと、それ程の事はないっていう話っぷりですから、もろ手を上げて喜べないとは思うんですけど、東京を皮切りにして、何年か後に影響が広がっていくことは十分に考えられる流れですから、5年後くらいに長野県でもそんな風向きになってくれるのを期待しましょう(笑)。

とは言え、俗に言うブームみたいになっちゃうと、ある一瞬だけウナギ上りに人気が出て、少し経ったらあっという間に見向きもされなくなっちゃうなんていう、ありがちな盛衰の悲劇に遭遇する羽目に陥りそうですから、じっくりと売り上げが伸びるような息の長い動きになってくれたらいいと思うんですけど・・・ま、今日の話は『とらぬ狸の皮算用』ってことで・・・(笑)。


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コメント

何にせよ、売り上げアップの明るい兆しが見えるのは良いことです。
蔵元にしても、酒販店にしても、ひと頑張りしてみようと元気も出ますから。(^^)
火曜日夜のテレビ番組で、国民のほとんどが日本酒を知らないリトアニアで
販売先を開拓しようとする蔵元が紹介されていました。
世界に日本酒を広げていくのも一手ですが、国内でもっと売れないとね。
そのためには若者に支持されないとダメでしょうから、
オシャレに酔えるようなイメージ作りが必要かも。
レベルはどんどん上がってますから、その日は近いと思います。

  • 2013/06/21(金) 12:30:17 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

前から

日本酒はキてると思っていたんですが…(笑)

これまでも「次のブームこそは日本酒が…」という期待を、裏切られ続けてきた業界だけに、なかなか信用されないのかもしれませんけど(笑)

そういえば最近、職場の「酒ならウィスキー」という人に日本酒を飲ませたところ、一発でハマってました。
それだけ説得力のある日本酒が増えてきたってことでもありますよね。

  • 2013/06/21(金) 12:41:41 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

日本酒が美味しくなったから

<<日本酒の売り上げがなんとなく伸びてきているようで、皆さん実際の現場でそれなりの手応えを感じておられるようです。>>
僕は今年になって、先日の日本酒フェアーをはじめ、熟成古酒や純米酒のイベントなどに参加していますが、お客様の反応は明らかによくなっています。
それは、参加者の数が非常に多くなっていることもありますが、従来の試飲会などでは、いつもの顔ぶれのおなじみさんが多くて、なんとなく馴れ合いみたいな雰囲気がありましたが、今年になってからは新しい人たち、とくに若い女性の姿が多くなったからです。
先日もJR有楽町駅前の広場で、熟成古酒の試飲販売の手伝いをしました。
従来は街頭で試飲をするとき、「日本酒の試飲です」と呼びかけるのになんとなく引け目を感じることがありましたが、今回は、当然ではありますが、「日本酒です」ということを、自信を持ってアピールしましたし、通行の人たちもそれに反応して、積極的に試飲をされる方が多く、特に女性の姿が目立ちました。

この流れが変わった最大の原因は、「日本酒、とくに純米酒が非常に美味しくなった」ことにあると思っています。
それは武志さんのようにしっかりしたポリシーをもって、自ら酒を造り、それを自ら販売努力をされる経営者が、各地に現れてきたせいだと思います。
味や情報に敏感な若い女性たちが、いち早く日本酒の変化を感じ取っているのではないでしょうか?
このよい流れの変化をブームに終わらせないためには、もっともっと日本酒を美味しくして、それを広く伝える努力が必要だと思います。
純米酒はまだまだ美味しく、個性的な酒の開発が可能性であり、全国各地に「ご当地の銘酒」が現れるのが楽しみです。
益々のご努力を期待します。

Re: タイトルなし

少しでもいい兆しが見えてくれると、私たちもやりがいが出るってもんです。
リトアニアで日本酒を売っている蔵元がおられるんですか・・・超ビックリです(汗)。
その努力はきっといつか報われるんでしょうねぇ。

  • 2013/06/24(月) 00:24:45 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: 前から

まぁ、極一部の人にとっては既にキテいたのかもしれませんが・・・(笑)。
ブームほどにならないにしても、徐々に復権できてくると嬉しいんですけどね。
鶴で日本酒にはまりましたなんて言われると酒屋冥利に尽きるんですけどねぇ。

  • 2013/06/24(月) 00:27:20 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 日本酒が美味しくなったから

イベントの現場にお立ちになっていると、日本酒への風向きを感じられることが多いかもしれませんね。
特に、若い女性は消費のけん引役だなんて言われますから、彼女たちに飲まれることは重要でしょう。
いいお酒を造るのは当たり前で、それをいかにして伝えていくかっていうことがこれから御課題なのかもしれませんね。

  • 2013/06/24(月) 00:30:19 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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