専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

夏川草介さん

20130519_090126.jpg

『神様のカルテ』はこのブログにも何度か登場している、医師であり作家である夏川草介さんのヒット小説です。既に第3巻までがリリースされていて、その2巻、3巻に信濃鶴が登場しているっていうことで、舞い上がって記事にさせてもらいましたよね(笑)。映画も第1作に引き続き、続編が来年公開予定になっているようです。

その夏川さんが信濃毎日新聞にエッセイをお書きになってるんですけど、先日女房がその紙面を読んでいてビックリしたって私に持って来たんです。内容的には、読書とは体験であって、速読やあらすじ読みのように情報収集のような読み方はしない方がよいっていう、読書に対する夏川さんの考え方を書いたものだったんですけどね。

「ひとは、物語に没入することで、自分の人生と異なる生を体験できる」っていう書き出しは、ほとんど読書なんてしなくなった私でも納得できる一文でしたが、読書家の女房にどうして本を読まないのかとけしかけられている身としては、またその手のお説教を、この文章を教材にして食らうのかと最初は思ったんですけど、読み進めていくと・・・

------ ○ ------ ○ ------ ○ ------
ショウペンハウエルは、著書「読書論」において、乱読を諭し、名著を繰り返し読み返すことを勧めている。誘惑の多い現代においてはなかなか実行困難な提言であるし、なにより名著と評される作品だけでも無数にある。
「信濃鶴」を飲みに出かけておきながら、「夜明け前」「佐久の花」と無節操に卓上を放浪しているのが私だから、あまり勝手なことも言えないが、しかし一冊を繰り返し読む理屈については同感である。名酒と同じで名著とは、反復して飽きぬものである。最初の一口がいささか当たりが強くとも、投げ出さずじっくりと味わってみることが肝要だ。
------ ○ ------ ○ ------ ○ ------

・・・っていう文章が出てきたんですよね(汗)。まぁ、この流れから考えればいいお酒のうちのひとつとして登場させてもらってるわけで、なんとも有難い内容でした。こんな風に多くの人の目に付くところで起用してもらえるなんて、毎度のことですが、こっ恥ずかしいというか、嬉しいというか、自慢したくなるというかで、本当に感謝感謝です。

こんなにタイミングのいい話になるとは思ってなかったんですけど、実は、先日の長野の酒メッセin東京に来てくれた、これも神様のカルテに名前をちょっとだけ変えて登場する松本の居酒屋『十兵衛』のマスターが、「今度、夏川さんを囲む会をするから来てください」って誘ってくれてたんですよね。

蔵元に会ってみたいとおっしゃってくれているらしくて、他のお蔵のみなさんと一緒に夏川さんとお会いできるのが、ますます楽しみになってきましたね。なにせ、登場する地酒の銘柄だけは実名だっていうのが神様のカルテの特徴ですから、夏川さんご自身もかなりのお酒好きであることは間違いなさそうです(笑)。

そんな話を家でしたら、娘にも「絶対にサインもらってきてよ!」なんて言われましたから、親父の威厳を保つためにも、もし日程が決まったら、こりゃどんなことをしてでも予定に組み込まなくっちゃなりません(笑)。夏川さん、今回も鶴をご起用いただきまして、本当にありがとうございました!


□□□ これでも私もちょっとした物書き?(笑) □□□
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コメント

ご対面

よほど鶴を気に入ってくれてる様子が嬉しいですね♪
で、ついについに、その夏川さんとのご対面のチャンスが巡ってくるんですね。
これは、ここで必ずレポートしてもらわないと!
夏川さんも岳志さんと会いたがってるようだから、話が盛り上がって、
蔵見学&駒ヶ根の夜の街探訪なんてことになったら...。
とりあえずは、お嬢さんのお願いを聞いて、サインをもらってくださいね!(^^)

  • 2013/05/28(火) 12:29:36 |
  • URL |
  • まっちー #-
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認知度アップ

お陰で認知度アップしてそうですね(笑)

以前、速読法を習ったことがあるんですが、ビジネス書なんかでしか使えないので、あんまり意味は無いなぁ、と思ったりします。
小説とかなら、時間をかけて楽しみたいですしね(笑)

個人的には、味わえる温度帯も広く、冷やしてもお燗でも美味しくて飲み飽きないお酒こそ、銘酒と呼べるんじゃないかと思います。
巷で銘酒といわれるものにも、最初の一口二口だけで、飲み疲れるようなものが多いので、あくまで個人的な意見ですけど(笑)

  • 2013/05/28(火) 19:13:58 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
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Re: ご対面

どうやら夏川さんの奥様が鶴を気に入ってくれているようなんです。
いずれにしてもこんなに可愛がっていただいて光栄です(笑)。
ついにお会いできると思うと、かなり興奮しますね。
一緒に駒ケ根の夜を探訪なんかしたらいい思い出になりそうです。
もしかしたら、次回作に越百が出てきたりして(笑)。

  • 2013/05/28(火) 19:40:44 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 認知度アップ

いろんなところに鶴の名前を使っていただいてうれしいですね(笑)。
速読法ってどうやるのか分かりませんが、すげー早く読めるみたいじゃないですか。
私もたまに斜めにサーっと読むことがありますが、中身はほとんど分かりません(汗)。
銘酒の定義は人それぞれでしょうけど、飲み飽きないっていうのはひとつのポイントでしょうね。
杯を重ねる毎に美味しくなるようなお酒を造ってみたいもんです。

  • 2013/05/28(火) 19:44:08 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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信毎ですね

職場には信毎があるので 遡って読んでみます!

乱読を公言してはばからない私ですが 名著には縁が遠いんです
でも繰り返し読みたくなる本はあって 季節がくるたびに手に取る本があります そんなだから埋もれてますけど・・・(笑)

『・・・囲む会』も楽しそうですね~
きっと『はじめて会うけど馴染みの名前』もあるんでしょう
松本の営業もがんばってください!!



 

  • 2013/05/28(火) 20:51:38 |
  • URL |
  • ありの実 #-
  • [ 編集 ]

新聞記事、読んでみたいですね~。(*^_^*)

  • 2013/05/28(火) 21:14:19 |
  • URL |
  • ひろせ #Y4AZfx52
  • [ 編集 ]

えぇ~~~

そんなところにまで信濃鶴!
かなり本格的に好きなんですね。

ぜひぜひ・・・親交を深めてきてください!

  • 2013/05/29(水) 00:08:04 |
  • URL |
  • バンダナ #-
  • [ 編集 ]

Re: 信毎ですね

そうです、新毎の記事です。
今から1週間くらいまえになるかな?
乱読かもしれないけど、ありの実さんは読書家なんですね。
繰り返し読みたくなる本ってどんなのだか気になりますが、読書家ならではの感覚なんじゃないですかね。
私なんかネットに時間を取られちゃって、読書量はゼロに近いです・・・(汗)。

  • 2013/05/29(水) 07:38:08 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ちょっと、そっちじゃ売ってない新聞なんです(笑)。
信濃毎日新聞っていいます。
記事の内容はかなり真面目ですよ。
あぁ、物書きの人ってそういうこと考えてるだっていう感じ(笑)。

  • 2013/05/29(水) 07:40:23 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: えぇ~~~

きっと、バンダナさんの家にもある新聞なんじゃないかな。
夏川さんは信州のお酒を愛してくれてるんでしょう。
いろいろとお酒好きになったいきさつなんて聞けたら楽しそうですよね。
文章の書き方も聞けたらいいかも。
ちょっとブログの文体が変わったりなんかしてね(笑)。

  • 2013/05/29(水) 07:43:26 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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おお、信毎ですか!

いいですねぇ、ウチもそのエッセイ、読んでみたいです。
さすがに信毎の購読はしてない(と言うか、久しく新聞を読んでいません)ので、どっか図書館にでも行くってもんですかねぇ(^^;)

ウチも近年はめっきり本を読まなくなってしまったのですが、最近は飛騨高山を舞台にした「氷菓」とか、アニメで知ったライトノベルなんかを通勤の合間に読んで、地味に没入/反芻しています(^_^)v

  • 2013/05/31(金) 03:18:26 |
  • URL |
  • kuni@92の扉 #MAcqijD.
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Re: おお、信毎ですか!

このエッセイお読みになれたでしょうか。
図書館で新聞を読んだことはありませんが、どのくらい以前のものまで読めるんでしょうか?
ここまでネットで何でも読めるようになると、新聞もこれまでと役目が変わってくるかも。
ちゃんとした文学って読まなくなっちゃったんですよねぇ(汗)。
それが老化につながっちゃわないように、少しは努力しなくっちゃ(笑)。

  • 2013/05/31(金) 07:48:05 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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それが

まだ読めてないんですよね。

図書館は信州大学付属( http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/ )を考えており、昨日の雑用の合間に寄ったのですが、そもそもウチの時間的な余裕が15分くらいしかなく、かつ(月別に綴じられている)5月分の束は残念ながら他の来館者が調べ物の途中で、さすがに割って入るのも申し訳なかったので、またの機会に再訪することにしたのでした…

ちなみに上述の信大付属図書館では信毎だと永久保存とのこと。
当日分は入口で立ち読みでき、過去1年分も比較的簡易な受付で読むことが出来ます。
それより古いものは追加の受付をした上で専用のライブラリー室へ入って閲覧できるみたいですよ。

ちなみにウチは在学中から、個人で新聞を取ったのはほんの数ヶ月だけで、後はいつも図書館で立ち読みでした(^^;)

  • 2013/06/02(日) 14:09:34 |
  • URL |
  • kuni@92の扉 #MAcqijD.
  • [ 編集 ]

Re: それが

きっと図書館に行けば読めるんでしょうね。
私はこれまで図書館で新聞を読んだことはないんですけどね(笑)。
でも、永久保存だなんてことになればマイクロファイルに撮っておくとかするのかな。
そうなったら文字列で検索することなんてできそうですけどね。
ずっとそうだったっておっしゃいますが、新聞の立ち読みなんてちょっと考えられません(笑)。

  • 2013/06/03(月) 00:32:57 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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