専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

経験年数

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先日、いただいたコメントに返事を書いていて気になったことがあったので、少しご説明しておきますね。私が会社に入って酒造りに携わるようになったのが平成2年の6月でした。酒造年度で言うと『平成2BY』からってことになりますが、今年の6月までが『平成24BY』ってことになりますから、今のところ23回の造りを経験したことになります。

ちなみに、『BY』っていうのは『ブリューワリー・イヤー』の略で、『醸造年度』っていう意味です。一般的に『年度』というと4月から3月の1年間を指しますが、醸造年度は7月から6月のことを言ってるんです。酒造りが行われることがまずない7月あたりで句切れを付けておくのが、業界としてはやり易いってことなんでしょう。カレンダーから半年遅れで年度が進むのも、かなりズレズレ感があるんですけどね(笑)。

で、その23回のうちの最初の8年間は完全に走り使い、つまりは何でもやらされてたわけで、仕込の櫂入れとか、タンク洗いとか、床掃除とか、蔵の若手は私ひとりだったこともあって、重労働ばかりやってましたね(涙)。その後杜氏役をやるようになって、ですから、杜氏歴とすれば15回の経験ができたところなわけです。

そして、ここでウソ言っちゃいけないと思ったのは、その15回全てが純米酒造りじゃなかったっていうことなんです。もうここまで来ると、岳志は純米ばっかり造っているっていうことにはなってますが(笑)、最初のうちはアル添酒も少しだけ造ってたんですよね。だから、これでも普通のアル添大吟醸で全国新酒鑑評会の金賞を2回受賞してるんでっせ!

長生社が純米蔵宣言をしたのが平成14年の春でしたから、先ほどの醸造年度で言うと13BYから完全に純米しか造らない方針になったってことで、そこから数えると12回分は純米杜氏でいいんですけど、その前の3回はアルコールの添加もやったわけで、私の杜氏歴全てが純米ばかりじゃないんです。

読者の中に、その辺を少し勘違いなさっておられる方がいるようだったので、今日はちょっとその辺の流れを説明してみようと思ったような次第です。でも、こういう記事を書いてて感じるのは、「もう23年も酒造りやってんだなぁ」っていうことですね・・・何だか感慨深くなっちゃいましたから、もしかしたら明日続けるかもしれません(笑)。


□□□ ブログの経験年数は6年半かぁ □□□
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コメント

へぇ~

こうやって、これまでの過程を振り返ってもらうのは必要ですね!
岳志さんの酒造り経験履歴を聞いて、
改めて、へぇ~、そうだったのかと思いましたよ。
アル添の大吟醸で2回の金賞受賞歴があるなんて初めて知った気がします。
で、今さらって質問で申し訳ないですけど、
純米に切り替えてからは何回の受賞になるんですか?

こんなふうに、長生社の歴史や岳志さんの生い立ちを聞くのも、
なかなか楽しいです!(^^)

  • 2013/05/02(木) 17:35:37 |
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  • まっちー #-
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Re: へぇ~

今回はお手軽に振り返っちゃいましたね。
ちゃんと話せばそれなりにシリーズになるかもしれません。
でも、そのシリーズは書いてる私が疲れそうだなぁ(笑)。
そのうちにもうちょっと詳しくお話しする機会をとりましょうかね。
全国の受賞は、アル添大吟醸で2回、純米大吟醸で2回あります。
15年やって4回なんだから、あんまり成績がいいとは言えませんなぁ(汗)。

  • 2013/05/02(木) 19:08:58 |
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  • 岳志 #-
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