専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

無濾過生原酒(つづき)

20130213_153537.jpg

昨日のブログの続きを書くつもりはなかったんですが、あまりに驚いたというか、感心したというか、感動したので、ちょっと続けますね。昨日アップした写真の1日後の姿が上の写真です。これ以上やり様がないっていうくらい、完璧な出来栄えだと言っていいと思います。さすがにプロのやるこたぁ違いますなぁ・・・。

和紙タイプのA4の用紙に、全て同じ『無濾過生原酒』の文字列が12個書かれていて、周囲にカットラインのマークがちょこっと印刷されていたんです。それを200枚作って、例の印刷屋さんに持ち込みました。翌日の朝取りに行くと、こんな風にきれいに小分けになったパーッケージにして渡してくれたんだそうです。

裏話をすれば、その印刷屋さんの社長さんが長生社の事務のおじさんの同級生なんだそうで、仲がいいもんだから、無理やりにやってもらったっていう経緯みたい(笑)。印刷屋さんなら、確かにたくさんの紙を一度にカットする機械くらいはあるでしょうけど、ここまで完璧だとさすがとしか言いようがありません。

100枚毎に帯を巻いてまとめてくれてあって、使い易さも抜群でしょう。切り口なんかピッタリと揃っていて、いくら専用の機械だとはいえ、一体どんな風にして切るのか不思議なくらいです。正直を言えば、こんなに小さなものまでも切り分けられるのかどうか、ちょっとばっかし疑ってたんですけどね(笑)。

私が市役所の印刷室で見たことがあるのは、1メートル以上もある大きな鉈のような刃を、重そうな分銅の反動を使って一気に落すことで、分厚い紙の束を切り落とすような機械でした。確かにすごい切れ味でしたが、せいぜいA4だったら4分の1くらいの大きさまでしか対応できない感じの構造だったんですよね。

たぶん、駒ケ根市内で一番大きな印刷屋さんですから、新しい道具もあるんだろうし、いろんなニーズに応えられるように投資もなさってるんでしょう。きっと、私の想像以上の精緻な仕事だって可能なんでしょうね。プロの仕事を見せつけられたっていう感じで、思わず写真を撮っちゃいましたよ(笑)。

しかし、「これまでの私の努力は一体何だったのか?」という、非常に根源的、かつ哀愁に満ちたフレーズが頭の中をよぎるにつれ、「いや、こんなに本数の売れなかった時にはこれしか方法がなかったんだ」とか、「自分の気持ちを伝えられたじゃないか」とか、いろいろと自身を慰める言い訳を考えてはみますが、この仕上がりを見ちゃうと何も口にする気にはなりませんでしたね(笑)。

200枚カットしてもらって、しめて2000円也。これまで、あれだけ眠い思いをして時間を作った見返りはそんなもんだったのかと、時給の低い専務さんの実態が改めて浮き彫りになったわけですが(汗)、それでも、それはそれで楽しい時間だったと、きっと、今だから思えるんでしょうね。もし将来的に無濾過の誕生秘話を残すようなことがあったら、絶対に苦労話として書いときますけどね(笑)。


□□□ 2位になると1位になりたい(笑) □□□
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コメント

200枚カットって事は、1.8Lは200本だけの出荷って事なの?

  • 2013/02/14(木) 11:18:04 |
  • URL |
  • サンセール #MMIYU.WA
  • [ 編集 ]

プロの技

200枚×12カットで、2400本と見た!(笑)

商売とは言え、そこまで綺麗に揃えて切るのは、
どんな装置でやってるのか、興味が沸きますね。
電動のこぎりみたいので切るのか、大きな刃でギロチンみたいに裁断するのか...。
駒ヶ根一の大きな印刷屋さんに、裁断だけの二千円仕事じゃ可愛そうな気がします。(^^ゞ
次回は用紙と印刷も含めてお願いしちゃえば良いのに!
その費用の分は、出荷数量を増やせば回収できるのでは?(^^)

  • 2013/02/14(木) 12:35:53 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

川嶋さん 呆けた!!!

まっちーさんの数字くらいは出荷してもらわないと。これは四合瓶にも使えるものなのでしょうか。小山商店さんには来襲の土曜日行きますが残っているか心配です。
機械に頼らず造るのが魅力なんですが、ラベルは品質と関係無いからどうってことないですよ。

  • 2013/02/14(木) 13:38:56 |
  • URL |
  • 泉山 #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

うーん、久しぶりにコメントいただけたと思ったら、変なこと言ってますね(笑)。
1枚の用紙から12枚の肩貼りが取れるわけです。
ですから2400枚の肩貼りが作れたってことになるんですよ!
まぁ、それを全部使うわけじゃありませんけどね(汗)。
今回の無濾過は、仙台は酒のかわしまにしか行ってませんからドンドン売っちゃってくださいね!

  • 2013/02/14(木) 19:14:29 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: プロの技

そうですそうです、2400枚で正解です(笑)。
小さい紙切れをあんなにきれいに揃えて切るなんて、どうやるのか見てみたいもんです。
のこぎりみたいじゃなくて、ギロチンタイプみたいですよ。
確かに裁断だけの2000円じゃ申し訳ない仕事なんですけど、そこは同級生のよしみで(笑)。
もっと数が増えてきたら、もう少し考えなくっちゃなりませんけどねぇ・・・。

  • 2013/02/14(木) 19:16:49 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 川嶋さん 呆けた!!!

この肩貼りレッテルは一升瓶のみに使います。
4合瓶にはこの手のレッテルは別張りしません。
小山さんにお出かけでしたら、たぶん残っているとは思うんですけどね。
それなりの本数が行ってますから、そう簡単には売り切れないでしょう。
あのお店にはいいお酒が並んでますから、鶴が飛ぶように売れることはありません(笑)。

  • 2013/02/14(木) 19:19:45 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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