専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

修理の鬼

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なんだかおどろおどろしい写真になっちゃいましたが、長生社の蔵で使われている現役の機械の一部です(汗)。映画に出てくる、廃工場で朽ち果てているようなヤツじゃなくって、本当に毎日のように使われている機械なんですけど、光の加減もあって、CGなんじゃないかと思っちゃうほどに妙なインパクトがありますな(笑)。

今日は、このブログお得意の、修理モノ記事です。そうです、今ご覧いただいている部分の内側が修理個所だったんですけど、そこは写真に撮っても面白くなかったもんだから、あえてちょっとメカニカルな方向からにしてみました。それにしても、どえりゃーレトロな機構じゃないですか(笑)。

左側の円盤を回すと、中央部分にあるらせん状のギヤが回転の向きを変換して、その下にあるこちら向きの歯車を回すっていう構造です。そんなんだったら、直接その最終歯車を回すようなハンドルでも付ければ良さそうなもんですが、きっと回転角を微調節したいがためにこんな風になってるんだと思います。

これが何をする機械かっていうと、蒸されたお米を冷やすための放冷機の一部で、お米に当てる風を作っている風車の内部で、風車から送り出される風の量を調整するためのパーツなんです。詳しくは説明しませんが、中で大きな弁を開閉させて、風をさえぎったり、逆にスルーでそのまま通したりできるようになっているんです。

しばらく前から調子が悪かったみたいなんですけど、そこはソレ、さすがに長生社さんなもんだから、完全に壊れるまではだましだまし使い続けていたわけです(笑)。しかし、先日ニッチもサッチもいかなくなったみたいで、遂にこの機械をいつも使っている蔵人が音を上げて、どこかに修理を頼もうって言い出しました。

完全に動かなくなってましたし、風を操作する部分で密閉状態になっていて、簡単に中にアクセスできないもんだから私も半分あきらめかけたんですけど、そこはソレ、修理の鬼と呼ばれたこの私が(ウソ)、左様ですかと看過するわけにゃぁいきません(笑)。20個くらいあるボルトを全部はずして、中を見てみたんです。

写真の上部に並んだボルトが、半分緩んでいるのがお分かりですか?その部分をパカッと開けると、構造はシンプルそのもので、やってやれないことはないんです。半分応急処置をして、とりあえずは動くようになりました。とりあえずって言うか、あれ以上にはやりようもないって感じでしたけどね(笑)。

修理の鬼の面目躍如ってところでしたが、鉄板の穴あけとか溶接みたいなプロっぽいことができると、もっともっと完璧に直せるんですけどね。もしかしたら、私は酒造りよりもこういう仕事の方が向いていたりなんかして?でも、数日使ったらまたおかしくなっちゃったみたいですから、やっぱりうちの蔵の中だけで修理の鬼になってるくらいがお似合いですかね(笑)。


□□□ ブログの鬼っていうのとも違うなぁ □□□
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コメント

なになに

溶接に穴あけ?
いいぞ~~~やってやるぞ~~。呼んでくれれば(笑

ちょっと部品を外して持っていってやってやるぜ~~(^^)

お酒一升で充分だよ(笑

  • 2013/02/12(火) 00:37:11 |
  • URL |
  • バンダナ #-
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こりゃ

年季の入った機械ですねぇ~
お酒造りは水を使うから、機械の劣化も激しいのかもしれませんね。

さらなる修理の鬼になるために、以前にアルミ溶接をしてもらったところに弟子入りするとかどうでしょう?(笑)

  • 2013/02/12(火) 06:59:10 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

長持ち

レトロ、レトロ!(笑)
これで良く動くなぁ~って装置ですね!
動きが精密でも構造が単純で頑丈な造りになってるから長持ちするんでしょうね。
手入れさえ怠らなければ何年でも使えそうです。
腐食と磨耗にやられて本体の鉄板に穴が開いたりすると、
穴あけとか溶接の技術が必要になりますね。
ボクはこれでも、大学の機械科を出てるんだけど、
溶接、穴あけはおろか、面倒がりやなので細かな作業もできません。(^^ゞ

  • 2013/02/12(火) 12:29:32 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

酒造り 機械修理 続きますね

そんな中の三連休 家でラジオを聞きながら テレビを見ながらのんびり。
近所なら何か手伝えるかもしれませんが駒ヶ根は遠くて。邪魔しないだけでも助かっているかも。
駒ヶ根からのど自慢の中継 FM世田谷からは沢田聖子とバンダナさん。休みは駒ヶ根に毒されている感じでした。

  • 2013/02/12(火) 13:44:46 |
  • URL |
  • 泉山 #-
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はぐるま

鳥居工業にも似たような機械敵構造物いっぱいあります。基本動かなくなったらCRCで滑りをよくするかパーツクリーナーで汚れ埃を除去すれば解決しますね。ただしピッチがインチだとネジ穴が浅く細かいので相当苦労します。

Re: なになに

バンダナさんのお得意分野でしたか(笑)。
仕事でやってるんなら、きっとお手のものでしょうね。
道具とか揃ってれば、私ももっとやりたいことがあるんですけど。
でも、やっぱり使い方をマスターしなくっちゃ駄目かな(汗)。

  • 2013/02/12(火) 23:35:49 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: こりゃ

何とも年季を感じさせる写真になっちゃいました(笑)。
いや、実際に何十年も使ってる機械なんですけどね。
劣化が激しかったら、これほど長くは持たないかもしれません。
とにかく酒屋の機械は長持ちなんですよねぇ(笑)。

  • 2013/02/12(火) 23:37:46 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: 長持ち

レトロって言えば聞こえはいいんですけど、そんなにカッコいいもんじゃありません(汗)。
本当にこれでよく動いてくれてると思いますもんね(笑)。
単純な構造っていうことが、長持ちと修理の容易性を保証していてくれるのかも。
機械科ご出身ならもっともっと複雑な修理ができるはずだって思っちゃいますけど(笑)。

  • 2013/02/12(火) 23:40:38 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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Re: 酒造り 機械修理 続きますね

蔵にお越しいただいても、なかなか手伝っていただけるようなことはないかなぁ。
やっぱりかなりの重労働だから、なるべくならやらない方がいいと思いますよ(笑)。
そういえばのど自慢は駒ヶ根からだったみたいですね。
ラジオからはバンダナさんの声でも聞こえたのか、駒ケ根三昧ってところかな(笑)。

  • 2013/02/12(火) 23:43:05 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: はぐるま

今回の故障は滑りが悪いといったレベルのものじゃありませんでした(汗)。
中で完全にパーツがはずれちゃってましたね。
食品に使う機械は簡単に油がさせないので、摩耗するのが早いかもしれません。
もっともっとこまめにメンテナンスしてやればいいんでしょうけどねぇ・・・。

  • 2013/02/12(火) 23:45:50 |
  • URL |
  • 岳志 #-
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