専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

吟仕込(その1)

20130119_063527.jpg

10日ほど前に、今年の純米吟醸の酒母を造り始めたなんていう記事を書きましたが、いよいよその本仕込が始まります。これから数日、私もこれまで以上に睡眠時間が短くなりそうですから、タイトルは吟醸に関するシリーズってことにして、多少手抜きをさせていただきましょう。内容については、全てが吟醸に関することになるかどうか、今のところ定かではありませんけどね(笑)。

今年の吟醸にかける意気込みとしては、これまでと大して違った部分はありません。最高の原料と(美山錦ですが)、最高の手間と(蔵人だけですが)、最高の技術と(ヘッポコ杜氏ですが)を使ってお酒を醸したらどうなるのか。毎年書くことですけど、信濃鶴にとっては壮大な試験醸造っていう位置付けですね。

こんなに手間暇と時間とお金をかけて吟醸を造っても、そこで得られた知見が一般の純米酒の製造に生かされないんじゃ、私にとって全く意味がないわけです。一般の純米酒を造る中で得られる知識っていうのも当然ありますが、異なった立ち位置から見える景色っていうのが、また新たな気付きを与えてくれる可能性は高いです。

今年挑戦したいポイントはいくつかありますが、例年のごとく、失敗を恐れずに果敢に攻めたいと思ってます。どんな結果になるのか、今から楽しみなものが多いですね。製品にならないくらいの失敗はできませんが、これまでも人に言えないような逸話はいくつも作ってきましたから、怖い物はありませんぜぇ(笑)。

欲に目がくらんだことを言わせてもらえば、全国新酒鑑評会はちょっと狙いにいきたいですね。美山錦を使った純米規格での金賞は無理だなんて、過去2回受賞しちまった経緯から、もう言い訳には使えません。これまでは3年に1度の受賞率ですから、ちょうど今年がその年番にあたります。越百の面々は今年は『銀の鶴T』を作りたいそうですから、金賞じゃなくって入賞にしてほしいみたいですけどね(笑)。

これは、金賞を目的にしたいんじゃなくって、先ほども書いた今年のポイントの中に、コンテストでの高評価と方向性が同じ内容があるもんだから、それが上手くいけば金賞も近くなるんじゃないかと期待しているっていうことなんですけどね。ま、とらぬ狸の皮算用でもしながら、粛々と仕込みを始めることにしましょうかねぇ(笑)。


□□□ とらぬポイントの皮算用 □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

コメント

プラチナ鶴T

いよいよ今期の吟醸造りの仕込が始まって、夜中作業もピークに入るんですね。
体力勝負の毎日が続いて大変でしょうから、ブログの方は息抜き程度にして、
徹底的に手を抜いて構わないですから!(^^ゞ

信濃鶴応援団の一員としては、これが全国鑑評会の結果につながるワクワク感があります。
もちろん毎年のことで良い結果を期待していますよ!
金賞なら「プラチナ鶴T」と銘打って、銀色の鶴マークのTシャツを作ってもいいんじゃないですか!(^^)

  • 2013/01/20(日) 17:10:12 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

年々

純米で鑑評会に出品するお蔵さんも増えて来ましたよね。
世の中でも純米酒が伸びているみたいですし、鑑評会の基準自体も純米酒寄りになってくれれば、信濃鶴にとっては追い風になりますね。

今年の挑戦している内容…気になるなぁ~(笑)

  • 2013/01/21(月) 00:06:54 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

Re: プラチナ鶴T

割り切って夜寝ちゃうっていう手もあるんですけどね(笑)。
そんな訳にもいきませんから、結局例年どおりに寝不足です(汗)。
ブログの方は手を抜いてるっていうか、何とか惰性で書いてます。
全国鑑評会は今年も一生懸命に頑張るつもりです。
プラチナ鶴Tが作れるといいんですけどねぇ(笑)。

  • 2013/01/21(月) 01:02:59 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 年々

確率は低くても純米での金賞も夢じゃないって分かってきたんでしょうね。
純米での出品が多くなればなるほど、鶴にとっては追い風になるかもしれません。
純米でなくっちゃ金賞が取れないってなるのが夢なんですけどね(笑)。
今年挑戦している内容は別に秘密じゃありませんけど、ここでは書ききれませんね(汗)。
書こうとすると技術的な内容が多くなり過ぎます(笑)。

  • 2013/01/21(月) 01:06:39 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sinanoturu.blog77.fc2.com/tb.php/2396-e40003e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad