専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

そば処こやぶ

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先週、駒ヶ根の蕎麦屋『丸富』のことを書いたら、「あの記事にあったもう一軒の蕎麦屋はどこなの?」というご質問をいただきました。

・・・しょーがねーなー、行ってきましたよ、今日の昼に。やらなくっちゃいけない仕事たくさん抱えてんのになぁ。このブログのために突撃レポートだぁ!。

・・・って言っても、この質問をしてきたのはたった2人なんですけどね(笑)。本当は、質問に答えていたら食べたくて仕方なくなっちまっただけのことです(笑)。

私が『丸富』と同じ様に愛している蕎麦屋。それが、伊那市にある『こやぶ』です。前回の記事にも書きましたが、この店は私がひいじいさんに連れられてやってきて、幼くして(?)蕎麦に開眼した店なんです。

あの時の私には、ここの蕎麦はそれまでに食べたこともない、全く初体験の美味しい食べ物だったのです。もちろんそれまでに蕎麦は口にしていたでしょうが、そんなのとは全然別の食べ物だと思ったほどのインパクトがあったのを、今でもよく憶えています。

実は、私の女房もそうなんです。作り話じゃぁないんですよ。彼女と結婚することが決まって、結婚式の準備の為にこちらに来たことがあったんです。その時に私は行かなかったんですが、私の母が女房たちを『こやぶ』に連れて行ったらしい。

それまで蕎麦はキライだった女房は、初めて蕎麦を美味しいと感じたそうです。もう今では大の蕎麦好きですよ。私としては、蕎麦なんか好きにならんでもいいから、あの時の初々しい優しさを忘れないでほし・・・イカンイカン現実逃避だ(笑)。

とにかく、ここの蕎麦には素直に美味しいと感じさせる力があるんでしょうね。麺は少し固めの歯ごたえを感じさせるゆで方で、蕎麦の味もしっかりとします。今の大将はたぶん2代目で、先代の息子さんだと思います。先代は、同じ伊那市内ですが、かなり山奥に別の店を作って、そこでまだそば打ちをされています。

遠いこともありますが、私はそちらの店にはあまり行かず、もっぱらこの『こやぶ』を贔屓にしています。しっかりと味は継承されていると思いますし、この店で一緒に食べたひいじいさんとの思い出というのも、ここの蕎麦を美味しく感じさせてくれるような気がします。

でも、味がきっちりと親から継承されているっていうことは『丸富』にも言える事だよねぇ。蕎麦っていうのは、一子相伝で味を伝えやすいのかなぁ。造り酒屋なんか杜氏が変わると、味が結構変わっちゃうもんですけどね。ひとりで全工程を管理できるってぇところは酒造りと違うところだぁね。

蕎麦は職人の手のぬくもりが感じられる、日本人に合ったいい食べ物だと思います。その手を手タレで写真に撮りたかったのですが、ここの大将とは面識はありませんし、信濃鶴も置いてもらっているわけではないので、お願いはできませんでした(笑)。奥が普通のもり蕎麦、手前が大もりです。大もりでも足りませんでしたね。

女房の作ってくれる弁当以外の昼飯を、半年振りに食べた記念すべき第1回が先週の『丸富』。第2回が今日の『こやぶ』かぁ。蕎麦万歳だよなぁ。

それから、誤解のないように言っておきますが、今日はたまたま会社も休みだったし、伊那方面に用事があったので、昼飯を食べに出られたんですからね。まだまだ蔵は忙しいんですよ。でも、音を立てて気が抜けてるってぇのは見え見えですかねぇ(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
何が何でも4月提出の税務書類をやってしまおうと固く心に誓って出社したが、昼に蕎麦食べに出たりなんかして、ちょっとふぬけ状態に(汗)。やっぱり休みの日にひとりでいると気が抜けちまうなぁ。何とか夕方までに終わり、ようやく肩の荷が降りる。
今や税務署に提出する書類は、ほとんど全てインターネットを使ったe−Tax(イータックス)というシステムで提出できる。実際に書類を作るという手間は省けるが、初めての書類の提出なんかは気を使う。それに加えて、国税庁で作ったe−Taxのソフトが使い勝手が悪い。もうちょっとスマートでスムーズになるといいんだがなぁ。
今週末は運良く粕抜き作業がなかったから良かったが、あったらひとりでえらいこっちゃ。来週はどうなることやら・・・。


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コメント

蕎麦といえば

蕎麦と日本酒、池波正太郎さんをはじめ多くの人に書かれてきたマリアージュですよね。
 ところで、伊那谷にも「薄焼き」ってありますか?
 たまたま今日の私のブログに書いたのですが、信州新町の辺りでは「そば粉のクレープ」にネギ味噌を塗った郷土食があり、「薄焼き」と呼ばれているようです。
 そのネギ味噌を「ふき味噌に」かえて食べると、、、。春の香り、信州の香り、信濃鶴にピッタリ!
 私のブログの写真では「鶴」の字しか写っていなくて申し訳ないのですが。

  • 2007/04/23(月) 21:35:09 |
  • URL |
  • Shinji #SJMMuUIM
  • [ 編集 ]

蕎麦は旨い

駒ヶ根でのお土産は、伊那醤油の行者ニンニク醤油、ブルーベリーのジャム、そして駅前の盛屋さんの蕎麦です。乾麺ですが案外美味しいです(信濃鶴は宅配で取り寄せています)。後は季節の野菜や果物です。いい蕎麦も美味しいですが、立ち蕎麦も案外捨てがたいです。あの麺が伸びたのに慣れるとそれはそれで美味しく感じます。味覚が鈍るかも知れませんが。

  • 2007/04/24(火) 11:06:47 |
  • URL |
  • ヨコハマ #-
  • [ 編集 ]

Re:蕎麦といえば

伊那谷に「薄焼き」っていうものは、ない・・・と思います。
ちょっと前に情報ブログのほうに、ふき味噌が載っていましたが、そいつを塗って食べるんですね。
どんな食感なんでしょうか?
いずれにしても、春の香りですよね。
日本酒と蕎麦とのマリアージュは最高です。
蕎麦には日本酒以上に他に合う酒がないんじゃないかなぁ。
これからどんどん食べに行きますよ。

  • 2007/04/24(火) 23:37:44 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re:蕎麦は旨い

私も立ち食い蕎麦を否定するものではありません。
そういう店に行けば、私は必ず蕎麦を食べます(笑)。
ぜんぜんまずいなんて思わないですよ。
ただし、ここで話題にした蕎麦とは別の食べ物だと思って食べます(笑)。
おつゆさえちゃんと作ってあるといいんですけどね・・・。
駒ヶ根にお見えになったら、またご一緒しましょう。

  • 2007/04/24(火) 23:43:24 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

薄焼きは

小麦粉と比べてそば粉の方がずっとモチモチした食感です。オリジナルの薄焼きはネギ味噌を塗って食べるようですが、ふき味噌の方が肴としてはよりいいような気がしました。
 個人のBlogの方からトラックバックを送らさせて頂いちゃいました。

  • 2007/04/25(水) 17:23:56 |
  • URL |
  • Shinji #SJMMuUIM
  • [ 編集 ]

Re:薄焼きは

そば粉の方がモチモチっていうのは以外ですね。
女房にやらせてみようかなぁ。
私も今日の記事にShinjiさんのブログのリンク貼り付けさせてもらいました。
あの記事にコメント入れようかどうか迷ったんですが、あっちのブログは弟「やし」の領分だしなぁ・・・と引いてしまいました(笑)。

  • 2007/04/26(木) 19:01:34 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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