物忘れが人一倍激しい。すぐに忘れる。忘れたら絶対に思い出さない。
仕事が終わって家に帰った。家で寝られるのもあと少しだ。娘とお風呂に入って、ゆっくりご飯を食べよう。
その前に用事がある。
私「ただいま。でも、ちょっと母屋に行ってくるよ。じいちゃんと話がある。」
娘「私もいくー!」
妻「あんたは宿題早くやっちゃいなさい。おとうちゃんとお風呂入るんでしょ。」
娘「はーいぃ(渋々)」
妻「おじいちゃんのところ行ったら、○○○のこと聞いてきてくれる?どこにあるか分からないのよ。」
私「いいよ。」
娘「やっぱり行くー!」
妻「だめよ。」
娘「・・・」
じいちゃんとの用件を済ます。
この間に完全に女房に言われたことは忘れた・・・。
忘却の遥か彼方・・・。
あっという間に忘れる・・・。
いつものこと・・・。
私「ただいま。お風呂入ろうか。」
妻「ねぇ、どうだった?」
私「何が?」
妻「○○○のことよ!聞いてきてくれたの?」
私「あっ、忘れたっっ!」
「まったくこの人はどういう人なの。いつも忘れてばっかりじゃないの。頭の中見てみたいわ。こんなことだからいいけど、もっと大事なことだったらどうするのよ!」
と、一瞬洗濯物をたたむ手を止め、薄笑いを浮かべた女房の顔に、太い字で書いてあった。
妻「いいのよ。100%忘れると思ってたから。明日にでも聞いとくわ。」
100%かよ。せめて90%くらいに・・・
娘「だから私も行くって言ったじゃないの!おとうちゃん一人で行ったら、忘れるに決まってるもん。」
笑った、笑った。