
最近、蔵のことを書いてませんでしたね(汗)。っていうわけで、蔵開放シリーズいってみましょう。
前回、洗米機で米を洗うところまできてました。その洗米機から水と一緒に出てきた米を受けるのがこのザルです。ある一定量をこのザルに受けたら、そのまま水を張ったたらいにドブンと浸して米に水を吸わせます。「浸漬(しんせき)」と呼ばれる作業です。
このザルは全然自慢できないんですよ、ホント(笑)。こんなの使ってちゃぁイカンのです。何がイカンかと言うと
『水切れが悪い』
という一点においてのみです。しかし、それが最大のポイントなんだな、これが。
開口率って言うんですかねぇ。どの位の割合で穴が開いているかなんですけど、それが低いんですよ。だから、「浸漬」作業の後で、水から上げて水を切る時に、サッと水が抜けないんですね。その結果、
底の方に抜け切らない水が滞留する
それが米に付いたままになる
それ以上米に水を吸わせたくないのに余分に水を吸う
ザルの上面と下面の米で吸水にバラツキが出る
ってなことになっちまうわけです。
性能的に優れているのはステンレス製のザルです。ステンレスの網で出来ているので、開口率が高く、錆びずに清潔です。ところが高っけぇんだ。1個1万円は下らないんじゃないでしょうかね。ちなみに写真のプラスチック製のザルは、カインズホームで千円しません(笑)。
昔ながらの竹ザルが一番いいんだとおっしゃる杜氏さんもおられますね。うちの蔵にもまだたくさん残っています。ザルを編んである竹ひごの太さにもよるでしょうが、網目に起伏があるからでしょうか、確かに水切れはいいんです。
問題は、メンテナンスが大変なんですよね。網目が大きいので米がそこへ入り込みやすく、掃除が大変なんです。また、きれいに洗わないで置いておくと、カビが付きやすいかもしれませんね。
更に大きな問題は、竹ならではの特性なんですが、浸漬中に竹自体が水を吸ってしまいます。特に吟醸用の米を「洗米」して「浸漬」した後には、必ず米がどのくらい水を吸ったか重さを量って吸水率を計算しなくてはなりません。その際にザル自体が水を吸ってしまっていると、洗米浸漬前後の重量の増加分が、米が吸水した分なのか、ザルが吸った分なのかわかんなくなっちゃうんですよね。
だから、吸水率を求めようと思うと、竹製のザルはチト扱いにくくなっちゃうわけです。その点、プラスチックやステンレスは水を吸うことはありませんから、吸水率をひとザル毎に計算するならば、こちらの方が良いっていう事になりますよね。
まあ、プラスチック製のザルも、その特性をよく把握していれば何とか使い物になると思います。うちの蔵では毎日活躍しています。こんな安物なんですけど、このザルが担っている役割はとてつもなく大きいんです。
その辺、もうちょっとしゃべらなくてはなりません。しゃべりだすと長くなってしまうので、続きはまた明日にしましょう・・・。
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今日も風邪で一人休み。しかし社員1名と、バイト1名が無理を押して出てきてくれた。ありがとうございました。何とか1日無事終了できました。
以外に午後は時間に余裕があったので、蔵の2階の床を掃除してもらう。掃除機をかけておいてから雑巾がけ。それなりに広いので大変だ。手早くやってくれて床がピッカピカになった。気持ちがいい。
やっぱり麹がプチスランプ状態だ。いや、こうなったらスランプ状態に格上げだな(笑)。ぶつぶつ独り言をつぶやきながら仕事する。傍で見たらちょっとヤバイ。
特別純米どんどん上槽。あと残り3本。
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