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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

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ジビエ

2010113020480000.jpg

この写真に写っている肉が、一体何の動物の肉なのかお分かりでしょうか。隠しても仕方がありませんから言っちゃいますけど、これはシカの肉なんですよ。駒ケ根のある酒販店さんから頂きました。ご主人が猟をなさるようで、前日に獲ったものを、ある程度の大きさに解体してあって、真っ赤な肉の塊っていう感じでしたよ。

今年は、クマによって人間生活が脅かされるような事件がたくさん報道されましたよね。酷暑のせいで山にドングリがならなくて、食べるに困ったクマが里まで下りてきたっていう構図らしいですが、連中がその辺の道歩いていたら怖いわなぁ(汗)。もしも遭遇したら、目をそらさずに、慌てずに、後ずさりしながら逃げろなんて言われますが、そんなことできっこないやねぇ(笑)。

クマほど話題にはなりませんが、駒ケ根でもシカやイノシシやサルなんかによる農作物の被害は相当なものらしいです。毎年そんな話は聞くんですけど、特に今年は状況が状況だっていうことで被害も深刻なのかもしれません。伊那谷では、山に近いところに田んぼや畑がたくさんありますから、彼らにとっては好都合な環境かもしれませんよね。

先日聞いた話では、蕎麦の畑にシカが出て、収穫直前の蕎麦の実をほとんど食い荒らされちゃったなんて聞きました。更に悪いことに、その後にクマがやってきてその畑の中で遊んだ(?)らしくて、メチャクチャの状態になってたんだそうです。丹精込めて、蕎麦を作っていたその方は、「怒る気にもならん」なんて言ってましたが、シカって蕎麦の実なんか食べるんですねぇ。それとも、食べるものがなくて、仕方なくなのかな。

頂いたこのシカの肉は、たぶん害獣駆除の対象になったものだと思うんですが、シカの肉を食べる人なんてこの田舎でもそれほど多くはありませんから、駆除したシカのほとんどは有効利用されずに破棄されてるんじゃないですかね。どういう種類の動物が、どんな時期に、どれくらいの量駆除されるのか私は知りませんが、食べてみてビックリしたのは、その美味しさでした。

こりゃ、こんなに美味しく食べられるんなら、もっとみんなが口にできる機会を増やせばいいのに・・・なんて素人考えに思うんですが、野生の獣の肉ですから衛生的に何か問題があるのかもしれませんね。新鮮なものならシカも生で食べることがありますが、寄生虫がいるかもしれないとか言われると、ちょっと引いちゃいますよね(汗)。

今回は女房が味噌仕立ての鍋にしてくれたんですが、本当に美味しかったですよ。肉の下処理にも手間をかけたみたいですが、肉の味自体もクセがなくってたくさん食べられる感じでした。猟銃で撃たれたってことの証明に、直径2ミリほどの散弾銃の弾がいくつか肉の中から出てきましたけどね(汗)。

難を言えば、中にとても歯で食いちぎるなんてできない程のどえりゃー硬い部分があって、そこはさすがに商品的な価値はなさそうでしたね。写真にあるの奥の肉は全体が軟らかくてとても美味しかったんですけど、手前の肉は半分くらいがスジっぽくてとても食べられませんでした(汗)。

こういった駆除動物の肉の有効利用もさることながら、同じ動物なんだから上手いこと共存していく手立てはないもんなんでしょうかねぇ。別に人間に害がなければ、無用な殺生はしないに越したことはないでしょう。駆除に駆り出される猟友会の人も言ってましたが、シカやイノシシはまだ撃てるけど、サルなんか人間に恰好が似ているもんだから、親子でいたりするととても撃てないんだそうな。美味しかったけど考えさせられた、ジビエ料理でしたね。


□□□ あんまり美味しそうな写真じゃないですが(汗) □□□
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コメント

こちら田舎でも鹿の被害と駆除が多く
その鹿の肉を美味しく加工して
売るための努力~で開発中らしいです
道の駅で鹿肉のコロッケ売ってます

筋よりも散弾銃の玉の方が・・・・怖すぎる~~

  • 2010/12/13(月) 07:36:02 |
  • URL |
  • hisami #-
  • [ 編集 ]

共存

札幌には鹿肉料理がメインの店もできて、鹿肉を使った料理もいろいろと考えられています。
ボクも食べたことがありますけど、普通に美味しくいただきました。
猟をしてすぐの血抜きなどの処理が肝心なようですね。

同じ地球の生物として共存できることが一番なのでしょうけど、農作物に被害を与えられては見過ごすこともできないでしょう。
捨てられるよりは、美味しく食べられて役に立つた方が、成仏できるってものです。
人間に都合の良い考えでしょうけどね。

先月の旅行最終日に行った奈良には、ご存知の通り、たくさんの鹿が公園や通路にうろうろしてました。
ヘタにエサを持っていようものなら、群がってきて大変な目にあってる姿も見ましたよ。
増えすぎちゃうと困りものって面もありますよね。

  • 2010/12/13(月) 08:44:41 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

北海道では

鹿肉バーガーなるものが売られていましたよ(笑)

コンスタントに取れるようになれば、流通ルートも確立して
もっと消費量も上がると思うんですが、やはりそのあたりが
一番のネックになってるんじゃないかと…

あと、豚とか牛なら食べ慣れていますが、鹿とかイノシシと言われると
普通の人は、二の足を踏んでしまうのかもしれませんねぇ…
私は全然気にしないんですけど(笑)

  • 2010/12/13(月) 12:31:56 |
  • URL |
  • ZEN #USldnCAg
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

やっぱり、どこでも考えることは同じなんですねぇ(笑)。
元の肉はそれなりに美味しいんだから、うまく加工さえすれば売れそうな気がしますけどね。
鹿肉のコロッケっていうのも野趣あふれる感じ(笑)。
こちらでは鹿肉の入ったカレーっていうのを聞いたことがありますよ。
駆除された動物は、肉の中に散弾銃の弾が入っているから加工が難しいとか・・・(汗)。

  • 2010/12/13(月) 19:17:39 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 共存

鹿肉料理がメインのお店なんてあるんですか!
たぶん原価は安いでしょうから、うまく当たれば儲かるのかもしれませんね。
鹿の肉は私も美味しいと思います。
心配がなければ鹿肉の刺身は美味しいんですけど、ちょっと怖いものもあります(汗)。
増え過ぎちゃった鹿が、食糧不足で里に下りてくるんですから、こりゃぁ被害としては甚大になるっていうことでしょうね。
共存は難しそうですねぇ・・・。

  • 2010/12/13(月) 19:20:48 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

Re: 北海道では

このコメントは、感じとするとZENさんでいいのかな(笑)。
鹿肉バーガーって、聞いた感じは変ですが、味付けによっては美味しいと思うんですけどね。
駆除された鹿なら安価で手に入るだろうし、その量がコンスタントになれば軌道に乗るかもしれません。
牛は食べられるのに鹿は食べられないっていうのもおかしな話ですが、慣れなんですかね。
小鹿のバンビみたいな印象があって、可哀そうだとか・・・(汗)。

  • 2010/12/13(月) 19:24:55 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

先月ラーメン屋で鹿の話をしたばかり(^^;

鹿は捕獲したあと処理すれば美味しく食べれるらしい。ただ処理するまでの時間が厳しいのと、処理工場が北海道にしかないのでこちらではムリだとか(-_-;

さらに猟師さんの高齢化で鹿を捕獲しても重くて動かせないとか。

鹿が増えた原因の一つに雪が少なくなった事もあるらしい(>_<)

小鹿は雪にハマるとそのまま動けなくなる事があったけど今は雪が少ないから小鹿でも冬を越すものが多いから鹿が増えた…等々の話を聞いたよ。


人間や鹿や地球にとって何が一番幸せなのかね~。って考えたよ。

  • 2010/12/13(月) 22:43:39 |
  • URL |
  • バンダナ #-
  • [ 編集 ]

Re: ュ

そういえば、バンダナさんのブログにそんな話が書いてありましたね。
例のお気に入りのラーメン屋さんのマスターとのお話じゃなかったでしたっけ。
駆除した動物を運び出して、処理をして、食に供するっていう一連の流れが困難なのかな。
今の地球環境の大きな動きが伊那谷にも影響を及ぼしているんですね。
雪が少なくなると鹿が増えるなんていう関係があるとは知りませんでした(汗)。

  • 2010/12/14(火) 01:08:05 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

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