専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

巡回指導

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今日は「関東信越国税局鑑定官室」による「伊那地区巡回清酒製造技術指導」が行われました。漢字ばっかで目がクラクラしちゃいそうですね(笑)。

こりゃ何かというと、「国税庁」の下に全国で11の「国税局」があって、その各国税局がいくつかの県を管轄して、その県の中に各地区の「税務署」があるっていう構図になっています。

まあ、私たちの身近にある税務署を数県分をまとめている親玉みたいなもんでしょうかね。私の暮らしている長野県は「関東信越国税局」の管轄になっているわけです。管轄されているその他の県は、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、新潟県になります。

関東信越国税局はさいたま新都心の、あの立派な合同庁舎の中にあります。年に数回は出向く機会があるのですが、いつもどのビルなんだか分からなくなって、おのぼりさんの迷子状態です(涙)。

この関東信越国税局の中に「鑑定官室」と呼ばれる部門があるんです。ここでは主として酒税の適正な保全ために、酒類業の健全な発達を図る目的で、酒類製造者に対する技術指導や、酒造に関する研究開発、様々な分析鑑定を行っています。

鑑定官室に行くと、税務署の親玉のくせに、試験管やら分析機器がずらりと並んでいて、他とは全く違う雰囲気ですね。鑑定官の方々も、税務署員というより研究者といった風体ですな。

はい、ようやくここで話が振り出しに戻ります(笑)。そんでもって今日はその鑑定官の方が会社にお見えになって、様々な技術指導をしてくれる日だったわけです。毎年この時期に指導をいただいています。

1時間半ほどかけて、蔵の中の様子を見たり、もろみの経過表を見たり、実際にもろみの味を見たりして、気が付いたことを指導していきます。これもやはり相性みたいなのがあって、来てくれた鑑定官の先生の着眼点と、私の意識の中で話を聞きたい部分がシンクロしないと、あまり実のある指導になりません。

今日はH鑑定官室長がお見えになりましたが、今私が気になっている点をズバズバ突いてくれて、大変にためになりました。以前にさいたまで一緒に飲んだこともあったので、多少は気心が知れていたのかもしれませんけどね。

ひとつ私が決定的に思い違いをしているようなこともあって、「本当かよ?」と今まだ思っていますが、これが私の間違いであれば、信濃鶴は今よりちょっとは美味しくなるでしょうね。楽しみにしていてくださいね。

写真は鑑定官の先生がもろみの味を見るときに使う道具で「ハキ」と言います。もろみや酒を口に含んでおいて味を見てから、この「ハキ」に「吐き出す」のです。当然私たちも酒の味をたくさん見る時なんかには使いますよ。

鑑定官室以外に特別な部門というと、映画にもなった通称「マルサ」と呼ばれる「国税局査察部」なんてぇのもあります。聞いた話じゃぁ、昼間は張り込みで、査察部のフロアにはほとんど職員がいないんだとか・・・(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
巡回指導のために、いつもといろいろと手順が違って、午前中はあたふたした。
麹の引き込みも、鑑定官の先生の指導の合間に、慌てまくってやった。蒸し上がりが良くて助かった。
酒母担当のMさんも先生からいろいろと指導を受ける。明日から実践できるかな。
もろみの味の足りないところは、やはり麹の造り方によるものだと指摘された。何とか改善して見せましょう。


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