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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

思い出したこと(その2)

思い出話の2つ目は、今年東北方面を営業して回った時にふと私の脳裏に蘇ってきた、これも私の若かれし大学生時代のことです。20年以上も前の、怖いもの知らずの時の思い出で、時々懐かしく記憶を反芻しています。勉強だけしていればよくって、生活費は親から送ってもらえて、自分で稼いだお金は全て自分のために使えた時代でした。

今年の東北営業は4泊もかけて回る旅でしたから、普段東京なんかで営業に回る装備じゃとても歩けないと思ったんです。東京では、着替え一式を普通の手で持てるくらいのスーツケースに全部入れて、薄めのビジネスバックみたいなのに貴重品なんかを入れて、それを持ち歩くのがパターンです。スーツケースはホテルに置きっ放しにするわけです。

でも、毎日宿泊先が変わる東北ツアーの場合、荷物は常に持ち歩かなくっちゃならなくて、とても手で持って歩けないと思ったもんだから、恥を承知で登山で使うようなバックパックで出かけたんです(汗)。それを背負って、人気の少ない東北の街の中や田んぼ道を歩き回っている時に、大学時代にバックパックひとつで、一人ブラブラと海外に出かけた旅行のことをイヤでも思い出しましたね。基本的には同じような格好でしたからね(笑)。

営業の時にも、駅から相当遠くても歩いてそのお店まで行ってしまうのは、その時に私の中に染みついた癖なのかもしれませんが、一人の海外旅行って誰でもよく歩くんじゃないですかね。海外では言葉が通じにくいから、あれこれ迷って乗り物に乗るのが億劫だっていうのが、お恥ずかしながら私の徒歩好きの一番の理由なんですけどね(汗)。

大学まではとりあえず進学したものの、「自分は何ができるんだろう」というような漠然とした思いが常に私の中にありました。男の子のことですから、何か冒険がしたかったんだと思います。誰にでも気軽にできて、時間がたくさんある大学時代にしかできないことっていうんで、私は一人で海外に行ってみようと思い立ったんです。一人じゃなきゃダメだったんですよね。だって、冒険だもんね(笑)。

資金の調達から一人でやらなくっちゃならないのは、最初から私の中の決め事でした。本当に自分のやりたい事のためにアルバイトに精を出したのは、あの時が初めてでしょう。我ながらコツコツとためて、ついに大学3年の夏休みにアメリカ一人旅を決行しました。出発直前は、こんな事止めれば良かったと結構ビクビクしてましたけどね(笑)。

ロサンゼルス往復の格安航空チケットと、アメリカ国内で1ヶ月乗り放題のバスのチケットを購入した残りの金額14万円を全部ドルに変えて出発しました。それで、アメリカに1ヵ月半も滞在する計画だったんだから、無謀だったなぁ(汗)。なるべく夜行に乗ってホテル代を浮かせたりなんかして、何とか帰って来れましたけどね。アメリカではマックばっかり食べてたから、帰ってきてからしばらくはハンバーガーが食べられませんでしたよ(笑)。

その旅は本当に私を大きくしてくれたと思います。自分で決めたことを、親の庇護の元とは言え、自分ひとりの力で成し遂げたわけですからね。「目つきが変わって帰ってきた」と、お袋も言ってたっけ。珍道中のことを書きだせば、とてもブログには書き切れませんから止めときますが、今でも鮮明に思い起こせるシーンがたくさんありますね。

その後も、中国や南米なんかに長旅を繰り返しましたが、いつでも格好はGパンにバックパックでした。それとほぼ同じ格好で、地図を片手に、少し迷いながら東北の田んぼ道なんかを歩いたもんだから、そんな事を思い出したんですよね。あの時の私は、同じ格好で信濃鶴を売り歩いている今の私を、想像もしていなかったでしょう。それほどあの時とは変わっていない自分は、あと20年後はいったいどこを歩いているんでしょうか。


□□□ 旅行中はお袋は心配で寝込んでたらしい(笑) □□□
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コメント

一人旅

一人旅は自分を大きくするって言うよね。

海外一人旅の経験は自分にはないな~(-_-;

東海地域をバイクの一人旅はあるけどね。

言葉通じないなかガンバってきたんだ(^.^)
今さらながら無事の帰国で良かったね(^^)/


20年後も現役で信濃鶴の営業してると思うけど~(*^^*)

もしかしたら孫を背負って子守して歩いてるんじゃない(^^;

  • 2009/10/24(土) 09:38:41 |
  • URL |
  • バンダナ #-
  • [ 編集 ]

ありがたいですね

旅行中に心配で寝込んだ、お母さん。
親はありがたいですね。

アメリカや中国の旅行話、たまに書いてくださいよ。
面白いエピソードが、たくさんありそう♪

  • 2009/10/24(土) 09:57:30 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

>>一人旅

今考えると、最初の一人旅は、無謀すぎて冷や汗もんです(笑)。
別に海外にこだわらなくても、国内の一人旅っていうのも、言葉の心配がない分、見えるものが違ってくると思うんですけどね。
バイクの一人旅なんて、カッコ良くていいじゃないですか。
何か得るものはあったのかな?
20年後の私には孫がいるんですか(笑)。
そうなりゃ、もう信濃鶴の営業なんかしないで、おもりしてますけどね(笑)。

  • 2009/10/24(土) 19:55:26 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

>>ありがたいですね

まぁ、かなり心配はかけましたね(汗)。
その分、十分に親孝行しているつもりでいるんですが・・・(笑)。
旅行の話は、当時の写真でも見ながら語れば、いくらでも記事になっちゃいますよ。
しかし、そうするとお酒ブログから離れ過ぎちゃうような(汗)。
あんまりネタもなくなってきましたから、とびとびにでもシリーズ化っていうのもいいかもしれませんけどね。
ドタバタの珍道中ばかりですよ。
無事に帰ってこれたのが不思議なくらい(笑)。

  • 2009/10/24(土) 19:59:21 |
  • URL |
  • 岳志 #-
  • [ 編集 ]

旅シリーズもいいんでは

私も学生時代にバックパックで海外いきたかったです。
会社を辞めて30代中盤で初めてヨーロッパをまわったのが初めてでした。
それ以来年1回は軽く海外に行く習慣になってしまいました。
スタイルはキャリーバックでなくバックパックです。

南米のお話聞かせてください

>>旅シリーズもいいんでは

毎年海外旅行に行ってるなんて、いいですねぇ、うらやましー!
私も、そうなれるように、会社の成績を上げなくっちゃ(汗)。
私も、きっとどこへ行くにも、バックパックが性に合ってると思います。
両手が空くし、全部荷物を持って、どこへでも行けますしね。
南米は、ボリビア、ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジルを1ヶ月半くらいかけて回ってきました。
話し始めたら、エンドレスになっちゃいそうで・・・(汗)。

  • 2009/10/26(月) 18:26:18 |
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  • 岳志 #-
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