専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

値上

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一般消費者っていう立場から皆さんも感じることが多いんじゃないでしょうか。この10月からいろんなものが値上げされていて、私も普段だったらそのテのことは記事にしないんですけど、今回は宅配便の送料の値上げが断行されましたから、長生社としても非常に影響が大きくて、各酒販店さんへの連絡に追われてました(汗)。

長生社ではお酒の発送はクロネコヤマトさんをお願いしているんですが、これまでのニュース報道をご覧になった通り、人手不足やら労働環境の整備やらで値上げもやむ無しっていう世間のコンセンサスは十分に得られてましたから、クロネコさんが値上げに踏み切ることは納得してはいましたけどね。

とは言え、運賃を物流の川下である酒販店さんに持っていただいている、つまりはそれは最終消費者であるお客様に持っていただいていることになる立場とすれば、なんとか値上げ分を最小限に抑えようと思うわけで、クロネコさんとも交渉はしてましたけど、最終的にはそれほど成果は上がらずに、ほぼ言われたままの結果で決着せざるを得ませんでしたね(汗)。

信濃鶴は基本的にあのスペックとすれば激安みたいな価格設定ですから(笑)、全てのコストは酒質にかけさせていただいているってことで、荷送り送料等は全てかかった分をいただく形をとらせていただいてます。ですから、東京と北海道では送料分程度の売り値が違っていることになっていたりするんです。

他のお蔵さんでは、ある程度の注文量になったら送料は蔵元で持つっていうやり方も多いですから、そういった状況だと今回の値上げをもろにかぶることになるのか、注文量の下限を引き上げたりするのか、クロネコさんの値上げの幅がかなり大きいですから、対応に苦慮なさるんじゃないですかね。

いずれにしても、他の運送業者さんでも値上げが検討されているみたいですし、最終的なしわ寄せがどこかに出るのは確実でしょうね。再来年には消費増税も予定されていますから、お酒の小売りの現場はなかなかに苦しいものがあると思います(汗)。そういう流れに左右されないお酒を造らなくっちゃならないってことなんでしょうけど、なかなかねぇ・・・。


□□□ 2位になることもあり? □□□
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