専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

展示

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昨日記事にした輸出商談会ですが、その商談会だけが独立して企画されたわけじゃなくって、当日長野市のビッグハットで開催されていた『産業フェアin信州』の一部を間借りするような形で開催されたんです。両者に密接な関連はないのかもしれませんが、ジェトロさんがひと部屋会場を借りてくれて、そこにバイヤーさん達が商談室を持つような方式だったんですよね。

商談会の集合時間よりはかなり早くビッグハットに到着した私は、まだ準備段階だった産業フェアの会場の中をブラブラ歩いてみたんですけど、背後から声をかけられて驚いて振り向いてみると、いつもお世話になってる工業技術総合センターのY先生が出展者の首かけを掛けて立っておられて、「センターでもブースを出して展示するんですよ」と説明してくれました。

「そりゃご苦労様」と、そのブースを案内して頂きましたが、どデカい会場の中に『テクノロジー』、『住環境』、『情報』、『産学官関連』、『食』等のビジネス関連のゾーンが設置されていて、その中の机いくつか分程度のスペースでしたから、かなり手狭ではありました。あまり多くの発表ができるっていう場ではなさそうでしたけどね。

センターのブースに行ってみていきなり驚かされたのが、鶴が正面に置いてあるじゃないですか(汗)。今年の展示のメインは、上の写真にも写っているように、長野の食の情報発信のひとつとして企画されている、このブログでも以前ご紹介した蕎麦と日本酒のコラボのポスターだったんです。QRコードを読み込むとユーチューブの鶴の動画に飛ぶっていうアレです。

我が社とすると、自分で何もしないのに宣伝になるようなメディアに載せてもらえて有難い限りだったんですけど、今回のブースのひとつの目的はこの動画へのアクセスを増やすってことのようで、県としてお金をかけていることですから、どこかで何か目に見える成果を得ておきたいっていう思惑もあるんじゃないかと思いますけどね(笑)。

輸出商談が控えてましたから、そんなに会場をゆっくりと見て回れる時間はなかったんですけど、あのNAGANOオリンピックの時に作られた会場であるビッグハットに実は初めて入ったんじゃないかと思ったりもして、維持費だけがかさんでお荷物になりがちな過去のレガシーと、海外進出を目論む信濃鶴のミスマッチが面白かったです(笑)。


□□□ 試飲試食もたくさんあったみたい □□□
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商談

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酒メッセの翌日のこと、同じ長野市で輸出の商談会がありました。本当だったら、メッセが終わった後は市内に宿泊して、翌日の商談会に臨めば良かったんですけど、ホテルが取れなかったのと、蔵からひとり若手を連れて行ったもんだからその日は一緒に帰ってきて、翌日の朝また長野へ出かけるという強行軍となりました(汗)。

過去にも何回か長野の酒メッセに合わせてJETROさんに輸出の商談会を企画していただいたことがありましたが、今回は合わせたっていうわけでもなく、上手いことに日が合っちゃって翌日になったようです(笑)。ですから、日本酒メーカーばかりじゃなくって、他の食品の商談の中での日本酒っていう位置付けだったみたいですね。

輸出の商談については、これまでもいくつかの商社の方々とお話をさせていただいた経験があって、その度にJETROさんには様々なバックアップをしていただいてますし、それほど準備が大変だったってわけでもありませんが、やっぱりいつもと違うことをするわけですからチョットは緊張しましたよ(笑)。

今回は、相手は全て日本の商社さん方だったので日本語でドンドン話ができましたし、こちらのこともよく分かっていただけたようです。すでに海外へは何千アイテムと輸出されてるんでしょうから、その中のひとつになっても大した量にならないかもしれませんけど、信濃鶴のアピールポイントをしっかりと知っていただいて仲間に加えていただければいいんですけどね。

各国の風土、食生活、飲酒の歴史なんかも噛み合わさって日本酒事情は形成されるんでしょうから、その国に精通した業者さんにお願いするっていう方法がベストでしょう。たくさんある銘柄の中から何が伸びてくるのかっていうのは、やっぱり売ってみないと分からないみたいですが、どうやってプロモーションをかけていくかっていうことも重要なんだそうです。

今回は3社の担当者さんとお話させていただきましたが、これから企画書やら見積りやらサンプルやらを送って、そのサンプルは相手国に送られたりして、輸出にこぎつけられるかどうかが決まってきます。これまで、ドイツへのみ輸出が続いているものの量的には少しですから、せっかくやるならもう少し範囲が広がってくるとうれしいんですけどね。


□□□ 写真は酒メッセの様子 □□□
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盛況



最近、このブログの仕事のうちのひとつであるイベントの告知ができてないと思ってはいるんですけど、毎年あるようなイベントについては、告知も毎年やるとなると何となく「あ、また?」的な空気にしちゃうんじゃないかと思って遠慮してる面もありますね(汗)。何度も書くうちに、今年は書いたのかどうかに頓着がなくなっていくのも事実ですが・・・(笑)。

で、告知はしませんでしたけど、毎年恒例の『長野の酒メッセ』が昨日開催されましたよ。今年は梅雨のような雨空の下、このブログでお知らせしなかったにも関わらずたくさんのお客様にご来場頂きました(笑)。常連のお客様も多くて、そろそろあんまり宣伝しないでも集客は見込めるんじゃないかと、手抜き心が首をもたげそうなくらいでしたね。

今年はこれまでと違って、2部制にして、第1部を業界関係者専用の利き酒会、第2部はこれまで通りに一般の方対象の利き酒会として、途中に1時間の休憩を入れてハッキリと区切ったんですよね。会場での滞留時間が短くなった分、お客様には不評になるかもしれないリスクはありましたが、とにかく一回そういう方法でやってみようっていうトライアルだったようです。

結果的には正解だった気がしますね。昨年までは総トータルで5時間半ぶっ通しでの開催だったんですけど、途中に1時間休憩が入ることで、私達がとても楽だったような気がしますね。立ちっぱなし、しゃべりっぱなし、お酌しっぱなしの5時間半は相当にキツイものがありますから、一度座れるだけでも身体が休まりましたよ。

それと、第1部では対象が業界関係者のみになったことで、入場者数としては減ったものの、個々に対応できる時間が増えて、しっかりとした商談話もできたんじゃないですかね。やっぱり、酒販店さんや居酒屋さんとお話する内容と、一般の方々に向けてのお話とは若干内容は変わってきますから、そこを区別して対応できたのも良かったのかもしれません。

ただし、これが来場いただけるお客様にとって面白くない変更だとすればやはり再考すべきでしょう。その結果は来年出るのかもしれませんね。来年の酒メッセの来場者がガクッと減ったなんてことになれば対応策が必要になるでしょう。とは言え、今年も鶴の評判は上々で、皆さんと楽しい時間が過ごせて私としては大満足でしたけどね(笑)。


□□□ 写真の一番奥は長野県の阿部知事 □□□
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保温


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いよいよ寒くなってきた感のある信州ですが、皆さんのお住まいの地域ではいかがでしょうかね。何だか梅雨みたいに雨が続いてますし、気温が上がるような日差しの日が少な過ぎてこうなっているのか、順当な季節の移り変わりとしてこうなっているのかよく分からないような日々ですけどね(汗)。

もう、こうなってくると、岳志の腰にはホッカイロが張られるようになります。これは、暖かさを求めるっていうよりも、腰痛対策的な意味合いの方が大きいんですけど、これから半年間は毎日1つずつホッカイロを使うことになります。肩が痛い時なんかは、肩にも張ったりしますけどね。

寒い蔵の中で体を動かすのは、やっぱりどこかにひずみが来るみたいで、私の場合腰に出やすいような気がします。先日も書いたように肩の調子がおかしいのにはまた別の原因があるんですけど、肩だってそういう働き方を長年やってきたっていうのがひとつの理由になっているとも言えるでしょうね。

で、その腰痛の対策に効果があるのがホッカイロなんです。麹室に入る時なんかは暑くて仕方ありませんから外しますけど、それ以外の時にはアウターで着ているズボンの裏側に貼り付けて、腰回りを暖かくするようにしています。これは、私の友人から教わった方法ですが、私にもよく合うとみえて、この方法を採用するようになってから腰痛にはあまり悩まされなくなりましたね。

女房には、近くのドラッグストアで大きな箱で半年分買ってもらいますが、何やらこういうモノにも当たりハズレがあるらしくて、あまり安いのを買うと暖かさの持続時間がえらく短かったりするみたいですね。今年もホッカイロを手にして、酒造りへの闘志を燃やし始めているところです(笑)。


□□□ 2文字タイトルが苦しいです(笑) □□□
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御託

ここのところ、仕込みの準備が始まって、秋のイベント等々もあって、自分の身体のリハビリもして、その他諸々の事情も重なって、かなり余裕のない日々になってます(汗)。空の写真でも山の写真でも撮ればいいのに、ブログに載せる写真すら満足に手元にないような状況ですね(笑)。

忙しい時に何を書くかってことは、そのブロガーさんの引き出しの多さに依存する部分が大きいかもしれません。毎日ひとつのことを話題にしたとしても、1年間で365個のネタが必要になりますが(笑)、日々起こった出来事がネタにできない時には、基本的には頭の中から代わりのネタを引っ張り出すことになりますからね。

私も、最初のうちはそういうタンス貯金的なネタがたくさんあった・・・ような気がするんですけど(汗)、やっぱり長年書いてると使い尽すっていうか、何回か同じネタを使い回したとしても、もう頭の中が空っぽっていう状況になって、なかなか筆の進まない時ってのが出てくるんですよね。

時間がある時ならそれもまた楽しなんですけど、なかなかそんな余裕は持てませんから、生みの苦しみをちょくちょく経験することになります(汗)。自分の机の上にある物からネタを発想する技もありますが(笑)、それとてもある程度の時間が必要で、自分の中で何かが湧き出て来ないと文章にはなってこないんですよね。

今日なんかも、とにかく何か書き始めなくっちゃいけないっていう意識でキーボードをたたき始めてここまで来てるんですけど、ウジャウジャと御託を並べながらここまでの文章量にしちゃうのは、長年の経験のなせる業としか言いようがありません(笑)。意外と、仕込みが始まっちゃった方が精神的な余裕が出るかもしれませんけどねぇ・・・。


□□□ 御託って何??? □□□
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リハ

実は、この歳にしてリハビリってことを始めました。以前にも書きましたが、私の肩の中には石灰の塊があって、コイツが悪さをするがゆえにかなりの痛みがあります(涙)。今年の春、仕込みが終わった後にはとーってもひどい状態になっちゃって、とある専門病院の先生に診てもらって、そういう治療方針に従うことになったんですけどね。

ま、詳しいことはさて置いて、リハビリなんていうのはお年寄りの専売特許で、そうじゃないとすれば交通事故とか大きなケガの療養をしている方のためのものだと思ってましたけど、一般的に故障した個所の原状回復を狙った治療のことを言うんでしょうし、何もお年寄りのための言葉じゃないですよね(笑)。

常連読者の方々ならご存じのように、これまで私の身体を管理してくれていたのは鍼灸師のE君ですが、今回の症状はどうやら鍼で何とかできるって話じゃないらしくって、彼とも話し合って西洋医学の力を借りることにしたんです。レントゲンは何枚撮ったか分かりませんし、エコーに、CTに、MRIに、造影剤撮影にとありとあらゆる検査をしましたよ(汗)。

そこで得られた情報を元に専門の先生がリハビリをしてくれることになって、仕込みが始まるまでの短い期間ですが、集中的に診てもらうことになったんです。ハッキリ言って、広いリハビリ室の中はほとんどがお年寄りで、気分的には若干メゲますが(笑)、治療の効果は確かに感じられて明るい気分ですね。

どういうことをしているのか私には分かりませんけど、鍼の様に身体の中に直接アクセスすることはできませんから、体表から押したり揉んだり伸ばしたりっていうことをしてくれて、そんなに痛いことをするわけでもありませんが、ある程度の痛みが出るような格好をさせておいてマッサージをするっていうような感じです。

仕込みが始まってもリハビリは続けることになるでしょうし、診療所が伊那市だもんだから通うのが大変なのが困りもんですけど、ちょっと今年の蔵での生活リズムは例年と違ってくるかもしれません・・・ということで、タイトルにある『リハ』っていうのはリハビリテーションの略であって、リハーサルの意味じゃありませんので悪しからず(笑)。


□□□ 片道40分かかります(汗) □□□
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着物



艶やかな着物姿でしょう。お酒とは全く関係ありませんが、こんな写真がスマホに入ってたら使わざるを得ません(笑)。とは言え、この写真を撮った現場は長生社の構内ですから、全く仕事と関係ない話ってわけでもないんですが、誤解の無いように言っておくと、これは私の娘じゃありませんけど私の親類縁者の中のワンオブではあります。

ちょっと説明しづらい状況ではありますから、これ以上は詳しく書きませんが、とにかくこんな振袖を着て私を訪ねて来てくれた姪っ子に感謝感謝です。殺伐として世知辛い世の中を生きている大人にとっては(笑)、こんなフレッシュの塊のような若い子の姿は、明日に希望を与え、一服の清涼感を振り撒き、そう言えば女房も昔はこんなだったという記憶を呼び起こしてくれます(涙)。

クールジャパン戦略ってことで、日本文化の海外へ向けての情報発信には政府も力を入れているところですが、正直を言えば日本人が日本を知らない面も多いわけで、御多分に洩れず彼女だって自分じゃ着物は着られないでしょうし、日本酒の造り方や味わい方を知っている人も多くはありませんし、古いモノばかりがいいんじゃありませんけど、まず自分が勉強しなくっちゃって思いがありますね(汗)。

外国の方々の中には、日本では当たり前に武士が歩いていて、忍者っていう職業も現存していると本気で思っている皆さんもおられるそうです(笑)。それは錯誤が甚だしい例だとしても、海外に誇れる文化ってのが日本人本人にとってどれだけ当たり前になっているかが、どれだけそれをクールに海外に輸出できるかの裏付けになってくるんじゃないですかね。

歴史があり、季節があり、人情がある日本っていう国を、自分があの世に行くまでにどれくらい理解できるのか、意外とこれは自分に対する宿題なんじゃないかと思ってたりします。自分達だけファーストみたいな風潮が世界中を闊歩している感もありますが、自分達だけじゃ生きられないのも真理でしょうから、自国の文化をひとつの武器にするためにも、ぜひ日本酒を飲んでもらわなくっちゃとこじつけに思った、着物姿でした(笑)。


□□□ 若いってイイなぁ □□□
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納期

昨日のブログの続きになりますが、実は昨日はあんなこと書きたかったんじゃなくって、地元産の美山錦が納期通りに入ってくる嬉しさを書きたかったわけで、いつも思うことですけど、ちょっとした筆の運びでその文章の流れって変わっちゃって、書き終わった時に「アレッ?」ってことにことは結構多くて、文章力の無さを痛感する瞬間です(笑)。

原料米が予定通りに入荷しないってどういうことなんだと思われるでしょうけど、これも毎年書いてる様な話で恐縮ですが、9月の中旬に刈り取りが始まる美山錦が、たとえ精米っていう工程が間に入るにしても、10月の末の仕込み始めに間に合わないなんてちょっと考えづらいかもしれません。でも、いろんな壁があって思うようにいかない部分があるんです。

一番大きな理由は、ここ伊那谷が美山錦の最大の産地だっていうなんとも逆説的な理由なんですけど、ひとつの品種は一旦全てを収穫してひとつのサイロに格納してから、乾燥して籾摺りをするっていう流れじゃなくっちゃいけなくて、量が多いゆえに集めるのにも期間がかかるし、いろんな処理をするのも簡単にいかないそうなんですよね。

県内のもうひとつの産地である安曇野からはひと月くらい早く美山錦が出てきますが、これは集荷施設の性格も大きく関係していて『カントリーエレベーター』っていう規格と『ライスセンター』いうのがあって、規模の小さなライスセンターからはすぐにお米が出しやすいんだそうで、 上伊那のカントリーエレベーターは大きいがゆえに融通の利かない面があるんだそうです。

そんなこんなの状況下で、最初の酒母立てのほんの少しとはいえ地元産が間に合わないことがこれまで多かったんですけど、ここ数年JA上伊那さんの努力のおかげで、本当にギリギリですけど長生社の仕込みに間に合わせてもらえるようになってきました。来年は、少量早出しのための設備も改修してもらえるかもしれません。これまで長い間要望し続けてきた甲斐もあって、JAさんにも良き理解者が増えてきました(笑)。


□□□ 本当に有難いことです! □□□
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地米

先日、JAの担当のMさんとお話しさせてもらったところ、どうやら今年の地元産美山錦はこちらの指定した納期通りに入荷しそうな気配で、私とするととーってもうれしいんです。この伊那谷で採れた酒米を100%使って今期の仕込みもできるってことで、安心して造りに入れそうです。

このブログでも縷々書いてきたように、長生社の位置する伊那谷は長野県一の美山錦の産地ですが、それはすなわち全国一と言ってもいいはずで、地元でいい酒米を作っているのであれば、それを使わない手はないってことで、25年ほど前から蔵で使うお米を徐々に美山錦に転換して今日に至っています。

純米化した時には既にほぼ全量が美山錦でしたから、私はほとんど美山錦しか使ってないっていうエラク特別な杜氏さんなわけです(笑)。ほぼ全量っていう意味は、出品酒だけは山田錦を使ったことがありましたから、その辺は詳しく見てみないと思い出せませんけど、とにかく信濃鶴の純米酒は美山錦で醸すっていうのが今のところ鉄則になってますね。

別に、美山錦にこだわってるわけじゃなくって、地元で採れた酒米にこだわっているわけで、一時ひとごこちの作付けを増やす方針の時期があって、ひとごこちを使ってほしいっていうJAさんからのご要望もあって、それならそれで良かったんですけど、結局今では作付けは美山錦に戻ってきている状況で、結果的に美山錦一本でここまで来ているんですよね。

中央アルプスの伏流水とその伏流水で育った美山錦の組み合わせがミスマッチになるわけはなくって、その2つを原料としている純米酒としてはこれ以上ない相性のはずです。そんなこと科学的には証明できないんでしょうけど、理屈じゃない部分で納得してもらうしかないこだわりと言えましょう(笑)。なにはともあれ、幸先のいい報告でしたよ。


□□□ ヨカッタヨカッタ!!! □□□
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聴牌

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やっぱり毎日書き続けるってことは難儀なことです(汗)。今日はどうやら時間があまり取れそうもなくって、最初から泣き言チックになってますが、こういう時って物理的に時間が取れないって状況もさることながら、精神的にも追い詰められてるもんだから(笑)、気持ちばかり先走って何を書いていいか定まらないもんです。

写真だけは、ちょっとどんな風にアップされるのか知りたいもんだから、実験画像を貼り付けておきますね。これは一昨日アップした写真と同じ時に撮ったものですけど、縦横が逆になっていて、ブログ画面上では大きく映っちゃうのかな?それとも、小さく映っちゃうのかもしれませんが、やっときます。

仕込み準備が忙しいってわけでもないんですよ(笑)。どっちかって言うと、若造達が日々やってますから順調にいっている方です。細かい部分でちょっと見なくっちゃならない所がありますから、逆に私がやらなくっちゃならない作業が遅れていて彼らに迷惑をかけているくらいのもんです(汗)。

ですから、蔵の仕事に関しては安心材料が多くて助かってますね(笑)。準備が遅れ遅れになっていると、初めて米を洗う日を指折り数えて計算したりしますが、たぶん今年はそんな状況には陥らないでも済むと思います。上手いことテイクオフして、早いところ酒造りのいい流れを作りたいもんです。

ま、今日テンパってるのはそんなことじゃなくって、会社の仕事とはちょっと離れた案件ですし、加えて別の私事も重なって何ともバタバタしちゃってるわけで、腰を据えて働かなくっちゃならないような日に限って朝から腰がふらついてますな(汗)。こんな書きなぐりブログをアップするなんてお恥ずかしい限りですが、ぜひ読者の皆さんも少し浮ついた気分になっていただければ、今日の記事も意味があったかなと(笑)。


□□□ 『聴牌』はテンパイと読みます □□□
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時計

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いつもは小ぶりなカバンを持ち歩いていて、その中に財布や携帯等々を入れてるんですけど、造りが始まると四六時中蔵にいるような生活になりますから、持ち歩く物は最小限にして、作業着の右のポケットに財布、左に携帯を常に入れて、手ぶらで家と会社を往復するようになるんです。

更に軽量化を図ろうと、一体何が必要なのかよくよく分別して考えてみると、持ってないと困るモノとしては、電話、運転免許、お金ってことになるでしょうか。これらさえ常に持っているようにすれば、誰かと連絡を取れて、車が運転できて、コンビニで買い物できるってことになるじゃないですか。

もうひとつ必要なモノとして、毎日ブロガーとしてはカメラも必需品なわけですけど、まぁ、生活するのに必要最小限っていう意味で除いておきます(汗)。あと、お金もチョットだけ持っていればいいわけで、ちゃんと買い物に行くんだったらその時にはシッカリと有り金全部持っていきますから大丈夫です(笑)。

で、これらを最小構成で持ち歩きたいってずっと思ってたんですけど、先日アップルさんから来たメールを見たら、新しいアップルウォッチっていうヤツはそれ単体で電話もできるんだそうで、スイカカード機能も入れれば現金も持ち歩かなくていいし、免許は仕方ないとしても、ちょっと惹かれるものがありましたね(笑)。

腕にはめた時計に向けてしゃべるなんて、かつてのウルトラ警備隊がやっていたことそのものですから、往年の男の子としては夢が現実になったような気分ではあります(笑)。私は腕時計はしない派ですから、ポケットに入れておくか首から下げるかしたらいいんじゃないかなんて妄想するんですけど、どーなんでしょうねぇ・・・。

あれでカメラが付いてたら即ゲットしたかもしれませんが、今一歩のところで買おうっていう気にはなれないでいますね。オジサンには画面が小さ過ぎて見えないかもしれませんし、いろいろと不安要素もありますしね。あれこれ苦労するなら、これまで通りスマホ持ってりゃいいじゃんって結論でしょう(笑)。


□□□ 結局買わねーのかよー □□□
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分解

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お酒の仕込み始めを目前に控えて、蔵の中では掃除、片付け、洗浄、消毒等々が進んでいますが、いったん造りが動き出しちゃうと細かい部分の掃除はとてもできなくなりますから、そんな所まで手を入れるのには今がいいチャンスではあります。分解できるものは分解して、中まで消毒したりするんですけどね。

ところが、なかなか分解までして中にアクセスするってことが難しい機械も当然あるわけで、直接麹やもろみが触れるような部分じゃないものの、例えば空気の通り道だったりして結露しているはずなのに手が入らないような場所なんかは、内部がどうなっているかずっと気にはなっていても、何ともしようがなかったりします。

麹を造る機械の一部にはそういう目に触れないで長い間きている場所があって、常に消毒はしてますから大丈夫なんだろうと思いつつ、それが10年20年っていう長さになると、いつか中を見てみたいと切なる希望を持ち続けてたんですけど、今年は本気で分解してみようってことになって、先日開けてみたんですよね。

恐ろしいほどに汚れてたらどうしようとビクビクもんで分解していきましたが、思ったよりもずっと綺麗でホッとしましたね。この機械のメーカーさんからは「あまり派手に壊さないで下さいね」と言われてましたけど、やり始めたならできるとことまではバラしちゃおうって感じでドンドンいっときましたよ(笑)。

こうやって見てみると、これまでやってきた洗浄や消毒のやり方は間違ってなかったんだって思えましたし、心配したほどに汚れは付かないもんだってことも分かりました。ただ、予想通りに汚れていた部分もあって、そこを何とかするためには毎回ここまで分解しないとならないのかと考えちゃいましたけどね(汗)。

ある程度分解しても、更にその中の細部までは見られない部分もあって、スマホが差し込める部分であればカメラで撮って確認したりもしました。これまでの不安はかなり払しょくされましたから、今年も思い切ってお酒造りに挑むことができそうです。気分も徐々に乗ってきて、エンジン全開も間近ですね。


□□□ 2文字タイトルは続く(笑) □□□
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計画

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ついにバレましたね、この壮大な計画が・・・読者の皆さんの知らない間に着々と進攻し、気が付いた時には「あー、そうだったのかー!」と驚きの声を上げて称賛されるはずだったこの計画。大変に困難な任務でしたから、どこまでやれるか自分でも疑問でしたけど・・・その計画とは、名付けて『ブログタイトル2文字計画』(笑笑笑)。

最初は、当然そんな気はなくって毎日記事を書き連ねていたんですけど、今月の初めがブログ開設記念日で、どういうわけだかそれ以降の日々のブログのタイトルが2文字ってことが続いたんですよね。それだったら、2文字タイトルがどこまで続くかやってみて、そのうち誰かがそれに気が付くだろうと、半分謎かけみたいにしてやり始めたんです(笑)。

そうしたら、昨日のコメントにまっちーさんが・・・『今月に入って二文字タイトルの記事が続いてますが、意味は伝わっても「秋刀」はちょっと無理があったような』・・・と書き込んでくれて、「やっぱり毎日読んでりゃ分かるわな」と、この計画を皆さんの前に詳らかにしようと心に決めて、今日のブログは書いてます(笑)。

自分で気にしているわけでもないのに、何かが偶然にも続くことってあるじゃないですか。人間は同じものが並ぶとなんだかうれしくなる性質なのか、2文字のタイトルが何日も並んだら、別にそれに意味はなくってもうれしいって言うか、何がしかの達成感があるって言うか、とにかく自分の中で「おっ!」って気分になりました(笑)。

ちなみに、偶然にも今日は10月10日の体育の日じゃないですか(笑)。3月3日とか5月5日とかいう奇数のゾロ目の日には『○○の節句』みたいな設定がされてますが、その拡張版じゃないですけど、やっぱり同じ数が並んだ日は体育の日ってことで、期せずしてゾロ目の記念日となってますね。同じように2文字のタイトルがズラっと並ぶと、何かいいことがありそうな気がします。

やっぱり2文字っていうのは表現できる内容が少なくなるし抽象化されますから、岳志のブログらしくない雰囲気も漂いますが、挑戦をしている姿っていうのは美しいものですから、皆さんもこれが一体いつまで続くのか楽しみにご覧下さいね(笑)。


□□□ つまらないところにこだわるのがいいんです □□□
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掃除




岳志家の栗もいろんな方に食べていただいてますが、2年前に大きな栗の木を何本か切ってからはお配りできる量も少なくなっちゃって、限られた知人友人だけに細々と差し上げる程度になってます。食べるまでに手がかかりますから、あんまり今の人達は喜ばないのかもしれないし、越百のえっちゃんなんかは「栗ご飯にして持ってきてね」とのたまう始末(笑)。

その言に背いて、先日、栗をそのまま届けたんですけど(汗)、「こんなんできましたー!」って感じの写真が送られてきました。美味しそうな栗ご飯になってますが、炊き込みご飯でも、渋皮煮でも、キントンでも、とにかく皮をむいて実を取り出すまでが大変な作業で、そんな面倒臭いことするんなら出来合いを買ってきた方が楽だってことになりがちです。

そんな栗ももう収穫時期は終盤で、岳志家の10本ほどの栗の木も全て落ち尽くした感があります。8月の終わりに落ち始めて、10月の初めまで木ごとに時期を変えながら落ちますね。1本の木が1週間かけて落ちるって感じでしょうか。今じゃ数日に1回くらいしか拾いませんが、かつては毎朝毎晩の栗拾いが相当に苦痛だった記憶があります(汗)。

でも、今から考えれば、この仕事もそれなりに楽しいですし、何よりも自然の中で体を動かすってことは気持ちがリフレッシュされていいもんです。ま、お酒造りも、蔵の中の仕事ではありますが同じ様な感覚は強いですけどね。拾う量が少なくなってきたから、そんなこと悠長に感じている余裕があるってことなのかもしれませんが・・・(笑)。

今週末の連休は栗の畑の総仕上げってことで、イガをかき集めて燃やして掃除しておきました。イガの処理はそれなりに大変で、埋めるか焼くかしなくっちゃなりませんけど、焼く方が後に何も残らなくて気分がいいです。そろそろ家のこともやってられなくなってきますから、この時期に片付けが完了したのはラッキーでした。仕込み開始も秒読み段階で、徐々にアドレナリンが放出され始めてきましたよ(笑)。


□□□ 写真2枚はちょっとした実験です □□□
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秋刀



やっぱりねぇ、毎日ブログなんて書いてるとねぇ、毎年同じ様な時期に同じ様な内容の記事が出てきちゃうのはしかたないよねぇ(笑)。けど、これだけは書いときたいって思うことは多くて、そうなると読者の皆さんの不評を承知の上で、きっと去年も同じ様なこと言ってんだろうなぁとか考えつつ同じ様なこと書いちゃいますんでスイマセン(汗)。

サンマは今年は不良だって聞いてました。なかなか我が家の食卓にも並ばなかったんですけど、今年も気仙沼のOさんから送っていただいて、社員一同で感謝しながら頂戴しました。獲れたて新鮮なサンマは脂の乗りといい、身の締まりといい、腹わたの状態といい、とにかくどれを取っても好ましい気がして、本当に美味しく頂くんですけどね。

先月、東北営業回りをした時にもOさんが不良だって嘆いておられましたが、地球環境の変化の影響なのか、どこか別の国が大量に獲っちゃうからなのか諸説あるみたいですね。日本の漁船が漁場にしている場所までサンマが回ってくる前に捕獲されちゃえば、こっちまで回ってこなくなるのは道理ですから、ひとこと文句も言いたくなるってもんですけどね(汗)。

日本文化の輸出ってことで美味しい食べ物とお酒が海外に紹介されるのは大変に嬉しいことですけど、そのおかげで私達が必要としている分までの大切な食材がどこかに獲られちゃうってことになれば本末転倒で、そんなことなら教えなきゃ良かったみたいな気分にもなりかねません(笑)。サンマしかり、カツオしかりで、海洋資源をみんなで分かち合うのも限度があるってことなんでしょうね。

なんだか、最近のスーパーでは頭と腹わたを取ったサンマを売ってるみたいですけど、そんなのサンマじゃないと思っちゃうのは私だけでしょうか?丸ごと焼いたサンマを食べて、その後には頭と背骨しか残っていないっていう食べ方が私の美学ですが(笑)、腹わたまで食べるのは酒飲みの肴的な要素を求める場合だけなんでしょうかねぇ・・・(汗)。


□□□ Oさん、ありがとーありがとーありがとー!!! □□□
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決行

ヒドイ雨でした(涙)。こんなに楽しいイベントなのに1枚も写真が撮ってないのは、自分で楽しんじゃったからとか、お客さんの対応に忙しかったとか、働いてるふりをして実は別のことやってた(笑)とかいうことじゃなくって、ザンザン降りのテントの下でお酒を提供するのはあれやこれや落ち着かなくって、そんなこと考えてられなかったっていう理由です(汗)。

天気が悪そうだってことは前日から分かってましたけど、当日になって予報を見てみても、準備が始まる午後3時からイベント終了の8時頃までが一番雨が多いような予報になっていて、基本的には雨天決行ではあるものの、今日のイベントは開催されるのかと知り合いから問い合わせが来るくらいの、目に見えてヤバい状態だったんですよね(汗)。

準備のために駒ケ根の銀座通りに行ってみると、こういう時に限って予報通りの大雨で(涙)、完全防備のカッパ姿でもどこからか湿ってくるような気がするくらいでしたね。テントは立てられても、屋根にたまって溢れてくる雨水の対応とか、いつもは地面に置いていた荷物をどう管理するのかとか、鶴ブースの周りに集まるいつもの飲兵衛面々をどこに屯させるのかとか、例年と違ったことを考えなくっちゃなりませんでした。

そんなこんなで、今年の『中央アルプス山麓美酒フェスタ』は過去最悪のお天気の下で開催されましたが、ビックリしたのはその集客力と言えばいいか、認知度の高さと言えばいいか、飲兵衛パワーの凄さと言えばいいか、あんなに天気が悪かったのに昨年同様にお客さんが集まったんだそうですから、アルコール業界の未来も明るいと言わざるを得ません(笑)。

主催側でも急きょ大きなテントをたくさん用意したりして対応しましたから、なんとかお客さん達の滞留するスペースが確保できたのも良かったですね。寒かったですから、鶴ブースではお燗酒が出るわ出るわ、その数11升!!!温めたお酒の美味しさを実感していただくには絶好のチャンスだったかもしれません(笑)。

最後にはクジ引き抽選会を行いますが、メインテントの中にみんな押し寄せますから、番号を読み上げる私の周りには「次は私!」と意気込むお客さんが押し寄せてエライ熱気で、皆さんのガッカリ加減が直に伝わってくるようで、こんなに疲れた抽選会は初めてでした(笑)。終了後のテントの片付けがこれまた大変でしたが、「こんなに大変な状況でもやりゃできんじゃん」っていう妙な自信が付いたりしてね(汗)。


□□□ カッパの下までビショビショになりました □□□
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山恵

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今年も届きました!秋の味覚を代表するキノコです!!!手前の一番大きい一枚が『クロカワ』、その他が『コウタケ』です。私のワイン師匠であるK君は、いろんな意味で山男でもあって、アルプスへの登山もするし、里山でキノコ採りもするし、もしかしたらどこかの山奥でワイン会なんかも開催しているかもしれません(笑)。

で、毎年この時期にはキノコの王様マツタケを始めとして、玄人っぽいキノコを探して山に分け入っているそうで、ある程度収穫があるとおすそ分けを持って来てくれるんです。私は山に入ってキノコ採りをするほどの知識はありませんし、食べるのは好きでも、わざわざ採りに行くなんてことは滅多にありません(汗)。

この時期、地元のお店にはいろんなキノコが並びますが、例えばこんなに立派で虫にも食われていないようなクロカワなんて、田舎でもなかなか手に入りませんね。もっとたくさん採れるキノコならいざ知らず、元々がレアものキノコで、かつ状態もいい物なんて、自分で採らない限り手に入らないかもしれません。

調理の仕方は一択です。クロカワは焼いて大根おろしといただきます。もうこれしか私の中に選択肢はありません。少し苦みがあってお酒のつまみ以外には考えられなくて、例えば純米の無濾過生原酒みたいに香りの高い鶴と合わせると、そのマッチングはマジで最高です。マツタケとクロカワとどっちか選べと言われれば、私はクロカワを選ぶと思いますね(笑)。

コウタケはきっと漢字で書けば『香茸』ってことで、香りの高いキノコです。いろいろと調理法はあるみたいですが、我が家では炊き込みご飯にするのが常ですね。一度干してから調理した方が味が出るんだそうで、女房も少し天日にさらしてから炊いていたみたい。煮付けても美味しいらしいですけどね。

正に山の恵みで略して『山恵』ですけど、話が飛んで恐縮ですが、長野県が開発した新しい酒米は『山恵錦(さんけいにしき)』っていう名前が付いて、そろそろ今年からそのお米で醸された商品も登場してくるはずです。山の恵みに合うようなお酒になるのかどうか、そのうちに長生社でも使うことになるかもしれませんから要注目・・・蛇足話でスイマセン(汗)。


□□□ K君に感謝感謝感謝!!! □□□
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納豆

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ついに今年もこの日がやって来てしまいました。常連読者ならお分かりの様に、それ以降は納豆を口にしないという『断納豆の日』です(涙)。これから、お酒を造り終わる春までは、麹菌の大敵である納豆菌を蔵に持ち込まないために、大好きな納豆を食べないようにするっていうのが毎年の方針になってます。

女房もしっかりと認識していて、9月の末には納豆購入量を制限し始めるようですが、10月の初め頃には食卓から姿を消して、私の目に触れることはありません。もしかしたら、女房はたまには私に隠れて食しているのかもしれませんけど、それを言うと私がうらやましがるから決して口には出しません(笑)。

とかく目の敵になっている納豆ですが、やっぱり実際に汚染された事例がありますし、一度そんな状況に陥ると麹室の殺菌も大変なことのようですから、とにかく触らぬ神に祟りなしを貫いて半年を過ごす方が無難です。あまり気になさらない杜氏さん方もおられますから、しっかりと手洗い消毒をすれば大丈夫なんでしょうけどね。

聞いた話ですが、納豆菌に汚染された麹は糸を引いて粘るんだそうで、そんなことを想像しただけでゾッとしますが、麹造りに命をかけている私達とすれば夢にも見たくない光景ではありますね。造りの間は、テレビで納豆の映像を見るだけでもちょっとのけぞり気味になりますもんね(笑)。

蔵の若手とも話し合って、今週からは麹室の掃除を始めるから、先週で納豆を食べ納めにしておくように打ち合わせておきました。掃除した後に菌が着いちゃったんじゃ、元も子もありませんからね。毎日食べるくらいに納豆好きなヤツもいるんですけど、この職業を選んだからには我慢してもらうしかありません(笑)。

今年は、切りが良く10月の頭から仕込みに向けての準備を始めることができました。先行して手を付けてある部分もありますから、それなりに余裕をもって進められそうです。私の身体も思うようにいかない部分も出てきてますから(涙)、なるべく大変な仕事は若いもんにまかせて冬を乗り切りたいと思ってます(笑)。


□□□ 低レベルの2位です(笑) □□□
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値上

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一般消費者っていう立場から皆さんも感じることが多いんじゃないでしょうか。この10月からいろんなものが値上げされていて、私も普段だったらそのテのことは記事にしないんですけど、今回は宅配便の送料の値上げが断行されましたから、長生社としても非常に影響が大きくて、各酒販店さんへの連絡に追われてました(汗)。

長生社ではお酒の発送はクロネコヤマトさんをお願いしているんですが、これまでのニュース報道をご覧になった通り、人手不足やら労働環境の整備やらで値上げもやむ無しっていう世間のコンセンサスは十分に得られてましたから、クロネコさんが値上げに踏み切ることは納得してはいましたけどね。

とは言え、運賃を物流の川下である酒販店さんに持っていただいている、つまりはそれは最終消費者であるお客様に持っていただいていることになる立場とすれば、なんとか値上げ分を最小限に抑えようと思うわけで、クロネコさんとも交渉はしてましたけど、最終的にはそれほど成果は上がらずに、ほぼ言われたままの結果で決着せざるを得ませんでしたね(汗)。

信濃鶴は基本的にあのスペックとすれば激安みたいな価格設定ですから(笑)、全てのコストは酒質にかけさせていただいているってことで、荷送り送料等は全てかかった分をいただく形をとらせていただいてます。ですから、東京と北海道では送料分程度の売り値が違っていることになっていたりするんです。

他のお蔵さんでは、ある程度の注文量になったら送料は蔵元で持つっていうやり方も多いですから、そういった状況だと今回の値上げをもろにかぶることになるのか、注文量の下限を引き上げたりするのか、クロネコさんの値上げの幅がかなり大きいですから、対応に苦慮なさるんじゃないですかね。

いずれにしても、他の運送業者さんでも値上げが検討されているみたいですし、最終的なしわ寄せがどこかに出るのは確実でしょうね。再来年には消費増税も予定されていますから、お酒の小売りの現場はなかなかに苦しいものがあると思います(汗)。そういう流れに左右されないお酒を造らなくっちゃならないってことなんでしょうけど、なかなかねぇ・・・。


□□□ 2位になることもあり? □□□
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満点

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日本のような学歴社会に育った私達は、100点とか満点とかいった高得点に知らず知らずのうちに憧れる部分を植え付けられてきているのかもしれません。天才級の人じゃない限り、どんなテストでも100点を取るのは簡単なことじゃありませんし、当然私も満点なんてこれまで何回取ったのか数えるくらいです。小テストなんかを含めてもね(汗)。

ある程度歳を取ってくると、テストは受ける側じゃなくって採点する側になることもあって、逆の立場になればなるべくみんなにいい点を取ってもらいたいっていう親心が出てきて、応援しながら丸付けをする気分になってきます(笑)。あるいは、採点側じゃなくっても、点数が付く現場に居合わせたりすると、声援を送る側になるじゃないですか。

BOSSが来駒したあの夜、みんなで黄身ちゃんの店『しゅせん』に行って大カラオケ大会になったわけですが、私もあまりカラオケのお店には通ってなくて分かってないんですけど、とにかく歌った後に点数が出るのは当たり前らしくて、しゅせんではその得点によって何かもらえたりします。88点だったらカップ焼きそばとかね(笑)。

そして、滅多に出ないような高得点だとボトルキープ券がもらえるんですけど、95点以上はほとんど出ないそうで、満点は不可能(?)みたいですね。このお店のタイトルホルダーはミキちゃんで97点が過去最高だったようですが、写真を見ていただければお分かりの様に、この夜みんなにいいところを見せようと、その彼女が頑張ったら記録更新で98点が出たんです!!!何だかゾクッとしちゃいましたね(笑)。

そう言えば、これと同じ感覚を、もうかなり前になりますが、全国の利き酒選手権の採点をやった時に感じたのを思い出しました。全国レベルになると11点のお酒のマッチングになるんですが、11点のお酒を飲んでおいて、別に並んでいる11点とマッチングさせるなんて常人にはほとんど不可能です(笑)。

私が採点したのは20人程度だったと思うんですけど、舌に相当な自信のある皆さんもそれほど高得点な方は少なくて、4点か5点正解すれば平均的だったように思います。ところが、その中に超人はいたんです。1番から丸をつけていって、ドンドンと丸が並ぶとオーって感じになってきて、11個丸が並んだ時には本当に背筋がゾクゾクしたもんです(笑)。

その時のことを思い出したってだけのことで、みんなは他のお客さんとも大盛り上がりになるし、ミキちゃんは得意満面だし、隣でBOSSは寝てるし(笑)、まぁあれだけうるさい中でそんなこと考えてたのは私だけに決まってるってお話。


□□□ コリャしばらくは3位定着でしょう □□□
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解体

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ちょっと何の写真か分からないかな(汗)。綺麗な連続写真には見えないかもしれませんが、れっきとした続きモノになってるんですよ。写したい物は真ん中に写っています。位置関係上、逆光にならざるを得なくて、余計に意図の見えない状況に陥ってますけど、家の写真なんですよ、家丸ごとの解体写真。

長生社の敷地は真四角な形をしてますが、2辺は道路に、1辺は畑に、もうひとつが住宅地に面しています。その宅地側には3軒のお宅があるんですけど、そのうちの1軒が先日解体を始めました。会社としてもお付き合いがありましたし、これまでの景色が変わるのもそれなりにエポックメーキングな出来事ですから、その過程を記録しておいたってわけです(笑)。

まだまだ、壊すにはもったいないくらいな築年数で、どうして潰しちゃうんだろうと思うんですけど、跡地の利用などいろいろお考えになっての判断なんでしょう。解体途中の柱なんか見れば、まだ新しいって感じの色でしたね。そのまま移動できれば、十分に売り物になるレベルです。このお宅は別に母屋がありますから、新たな家が建つってことにはならないのかな。

何に驚いたかって、デッカイ重機を持ち込んで、本当にぶっ壊すようにして、あっという間に更地になっちゃいましたよ。建てる時には手間暇かけて細やかに作った物も、壊す段になれば何ともあっけないもんですね(汗)。写真1枚目の、瓦を下ろしている時には丁寧さも感じましたけど、後は破壊って言葉がぴったりの傍若無人振りでしたね(笑)。

土地まで誰かに売っちゃうような話じゃないようですから、お隣さんであることには変わりなく、これからも仲良くお願いしたいと思います。駐車場にするのか、畑にするのか、はたまた新しい家が建つのか、いずれにしても会社からの景色がちょっとは変わることになりそうです。


□□□ 3位の定位置も悪くないかな □□□
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晩夏

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なんだかチョット文学的なタイトルになっちゃいましたけど、もう『夏』っていう感じはありませんよね(汗)。信州は朝晩は既に寒いですし、中央アルプスの山頂付近は紅葉が始まってますから、完全に『秋』と言った方がしっくりくるでしょう。それに加えて、この2枚の写真は文学とは全くかけ離れたものであるのは一目瞭然で、さすが岳志ブログってところだすな(笑)。

まぁ、秋と言っちゃうともう自分の中に余裕がなくなってるような気分になるもんだから、どこかで夏を引きずっていたいという願望も多いにありますが、私の中ではこれらの料理を食べるとそろそろ夏が終わった的なイメージになるもんだから、そんな自分の気持ちを表現すると、まだどこかに夏がいるっていうタイトルになるんだと思います(笑)。

これらのメニューは、きっと今までもこのブログでご紹介したことがあるはずで、岳志家の定番メニューのうちの2つです。『つるつる』と『ミートカレー』っていう名前ですが、私が大学時代に根城にしていた喫茶店の人気メニューをマスターに教えてもらって今に至っている、女房も私も30年以上食べ続けている料理だと言ってもいいでしょう(笑)。

つるつるはソウメンと言うには太いし、ウドンと言うには細い感じの麺を出汁つゆに付けて食べる付けウドンみたいなもんですが、錦糸卵と茹でた豚肉と細切りのキュウリを薬味(?)にして食べます。この3つと出汁つゆの相性が絶妙で、これ以外の組み合わせじゃダメなんですよ。夏の定番料理ですが、きっとこの日が今年最後になると思います。

ミートカレーは頻繁に記事になっていると思いますが、これは私が自分で作るからネタにしたいだけで(笑)、彼の喫茶店で私も学生時代に一体何杯食べたか分からない名物料理です。結構に手間がかかっていて、自分で言うのもなんですが実に美味です。チト辛いのが一般向けではないかもしれませんが、女房用には香辛料を控えて作らされます(汗)。

こんなのを作れるのは余裕のある夏しかありません。ですから、イメージ的にはこれらを食べられるのは夏ってことになって、先日はお昼につるつる、夜にミートカレーを食べるという夏の食べ収めみたいなことをやって、気分的にはキッパリと夏とお別れできたかもしれません。暑い夏が終わって、熱い冬がやって来るんですねぇ・・・。


□□□ つるつるもミートカレーも手がかかります □□□
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11周年

10月1日は日本酒の日であって、それと同時に拙ブログの開設記念日でもあります。この日にもう何回記念日ブログを書いたのか分からなくなりつつありますが、今日から12年目に突入ってことで、めでたく11年を過ごしたことになります。これも毎度のことですが、読者の皆様には心よりの感謝を申し上げます。読者無くしてブログは存在しませんからね。

期せずして、ブログを書き始めた頃からの友人であるBOSSが駒ケ根に来てくれた直後でもありますが、長かったような短かったような11年間でしたね。日々こうして日記的に書き続けてきて、一定数の読者の皆さんと毎日を過ごせてきたことは、大変ではあったものの充実感と喜びが感じられる毎日だったような気がします。

書き始めた頃は、内容が日記的にならないようにしようと思ってたんですけど、毎日書いていくうちにそんなこと無理に決まってるって分かってきて(笑)、かつ、お酒造りに関する内容だけを書き続けることも不可能だって分かってきて、今じゃネタ探しの容易さもあって、ほぼ日記化しているような部分もありますね(汗)。

私の中での大問題は、一体いつまで書き続けるんだってことですが、このブログでは信濃鶴の販売促進にはほとんど寄与しないと分かったものの(笑)、11年間と言えばひと昔ですから、続けることに意義を見出すなら止めるのはもったいない気はします。干支がひと巡りしたってことになれば、来年がひと区切りの気もしますけどね。

最初のうちはひとつ記事を仕上げるのにかなりの時間を要したものの、文章量が減っているせいもありますが、今では実質30分くらいを割く程度です。日々の生活にはあまり負担感のある時間じゃありませんけど、やっぱり毎日ってことは大変なことです(汗)。それでも、毎日の歯磨きと同じ程度の感覚にまで縮まってきてますから、この習慣を止めちゃうのもやっぱりもったいない・・・かなぁ(笑)。


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